ファスティング中の運動について~ゴロゴロはストレスの原因に

できれば身体を動かしましょう。ゴロゴロして過ごすなんて絶対にダメ、要注意です。
そこで、今回はファスティング中に効果的な運動についてご紹介しましょう。
ファスティング中の運動とは?
ファスティング中は適度に運動をすることで、筋肉が落ちないようにしたり血流が滞って身体のだるさを感じないようにすることも大切です。
特に、ダイエットを目的にしているなら、なおさら運動をして基礎代謝量を落とさないように心がけましょう。
適度に運動して筋肉量をキープする
ファスティング中は、水ばかり飲みますのでたんぱく質をほとんど摂ることができません。そのために、筋肉量が落ちてしまう心配があります。
筋肉は、私たちが摂った脂肪や糖質をエネルギーに変える時になくてはならないものです。筋肉量を落とすと、せっかくファスティングで体重が落ちても、基礎代謝量が落ちてしまい、その後に影響が出てきます。
筋肉量の多さは、基礎代謝量の高さになります。基礎代謝量が低いと、食べたものをエネルギーに変えずらいだけでなく体温の低下で病気になりやすくなり、疲労の回復も遅れます。
筋肉は私たちにとって、とても大切なものです。食事で摂取できない分、運動でしっかりとキープすることが必要になります。
筋肉量をキープするためにも、お腹が空いたとゴロゴロしているばかりでなく、適度な運動をして身体を動かしましょう。
運動と合わせることでダイエット効果も上がる
ファスティングをするほとんどの目的は、ダイエットですね。ダイエットをする時に、食べないだけでなく運動をすることはとても重要になります。
よく、ダイエットサプリメントのサイトに、「運動をしなくても痩せた」などというキャッチフレーズがありますが、成功した人はほとんど運動と併用しています。運動をしなければ、どんなダイエットも難しいということです。
全身に血流が行き届き、血行促進となる
運動をすると、全身に血流が行き届きます。良い血流は、肌の老化防止効果や、毛髪の健康、病気の免疫力向上など、様々な働きに影響します。
ジーッと動かなと、血流も悪くなり、肩こりや筋肉痛の原因にもなります。血流が悪いと認知症を起こしやすくなります。
ファスティング中でも、運動をして、全身に血流が行き届くことで血行促進をしましょう。
ファスティング中におすすめの運動
ファスティング中に気を紛らわせるために運動をするのは大切ですが、かといって激しい運動は逆効果になります。
それでは、どんな運動が最適なのでしょうか。
軽めの有酸素運動がおすすめ
有酸素運動というと、マラソンランナーの高地トレーニングなどを想像しますが、ハードなものはファスティング中は避けて下さい。貧血などを起こしてしまい危険です。
あくまでも軽めなヨガやストレッチ、散歩など軽めの有酸素運動をしてみましょう。普段、立ち仕事をしている人は、それだけで十分です。
プチ断食の場合は通常(軽め)の運動でOK
完全な断食は、仕事と併用するのは難しい人も多いです。そのため、1日1食を抜くプチ断食や、食事の内容を酵素ドリンクなど決めたものに置き換えるプチ断食では、通常の運動を続けて下さい。接客などの仕事をしている人は、それ以外にわざわざやる必要はありません。
・ウォーキング
ファスティング中に一番気軽に取り組めるのが、ウォーキングです。家の周囲を散歩しても良いですが、気分転換に近くの公園などに行ってみてもいいですね。
ここで注意してほしいのは、同じウォーキングでも山登りはやめて下さい。ただでさえハードな登山で、さらに標高が高くなるとそれだけ身体への負担が重くなります。
あくまでもウォーキングは、平坦な地元の周辺や、広い公園などで行いましょう。
・水中ウォーキング
スイミングは普通の運動以上にカロリーを消費します。そこで、ダイエットと健康を兼ねてスイミングをやっている人もいます。
この時も、ファスティング中はいつも通りのスイミングでもできればクロールやバタフライといったハードなものではなく、水中ウォーキング程度にしましょう。
趣味でスイミングをやっている人は、スクールのお休みにやる必要はありませんが、内容を少し軽めのものにして下さい。
普段スイミングをやっていない人は、近くのプールで水中ウォーキングを楽しんでもいいですね。平坦な道のウォーキングよりも、消費カロリーは高いです。
・ゴルフ
趣味のゴルフは高齢者でもできるスポーツです。趣味として行うスポーツの中では比較的軽めの運動ということになります。仲間と楽しくブラブラと歩きながらやるゴルフは、軽い運動に最適です。
ただし、ゴルフの場合は普段からやったことがない、道具を持っていない、お金をかけたくないという人には、逆にストレスになります。好きな人にはおすすめです、ということで考えてみましょう。
しっかりとした断食の場合は、ヨガやストレッチなどリラックスを心がける
ファスティングでも、水分以外は全く摂らないしっかりとした断食は、気分が悪くなることもあります。そのため、あまり無理な外出は避けて下さい。
家の周囲の散歩くらいなら良いですが、あまり遠出をしたりスイミングに行ってしまうと、周囲に迷惑をかけてしまうこともあります。仕事も同じです。
そんな時は、家の中で読書をしながらヨガをやったり、ストレスをしましょう。ずっと手芸をやっていて肩がこったら軽くストレッチをする、パズルゲームを解いていて頭が痛くなったら、立ち上がって体操をする、といったことで良いです。
ヨガといっても何をやったらいいのかわからない、という人はラジオ体操などもおすすめです。ラジオ体操は全体の身体を伸ばしたら曲げる、基本的なストレッチがたくさん入っています。
気分転換にもなりますので、ぜひやってみましょう。
ファスティング中にNGな運動
ファスティング中にやってしまうと、必要以上のエネルギーを使ってしまったり、興奮状態が続く運動はNGになります。お腹が空きすぎてめまいを起こしたり、空腹を我慢できずに食べてしまう原因となります。
それでは、どんな運動はおすすめできないのでしょうか。
アドレナリンが分泌される運動
アドレナリンが分泌されると、人は食欲が増します。食欲が増すと、ファスティングが我慢できず、ストレスになってしまいます。
この理由から向かない運動は、興奮したり、息切れするほどの激しい運動です。
・興奮状態
仲間と勝ち負けを競うような運動は避けましょう。審判のジャッジなどに不服が出るものもNGです。興奮状態になるとアドレナリンが分泌されて、血圧が上がります。ただでさえ、ファスティング中は糖質が不足しますので、頭がくらくらしてしまいます。
運動だけでなく、大きな声で怒鳴るといった行為も危険です。貧血やめまいの原因となりますので、気を付けて下さい。
さらに、アドレナリンが分泌されると、色々なストレスが溜まり食欲が我慢できず亡くなる人もいます。どうしても食べてしまう原因となりますので、落ち着いた生活ができるような環境を整えましょう。
・息切れするもの
ファスティング中に息切れするほどの激しい運動は、大変危険です。マラソンや全力で走る競技などは避けるようにして下さい。もちろん、モータースポーツなどは事故の原因となりますので、気を付けましょう。
全力疾走、重量上げ、ボクシング、バスケット、サッカーなど
ファスティング中にやってはいけない運動は、全力疾走、重量上げ、ボクシング、バスケット、サッカーなどになります。いずれも、瞬間的にアドレナリンが分泌されて、急激に血圧や血糖値が上がるものや、息切れするほど激しい運動です。
血圧が急激に上昇し、めまいや貧血だけでなく心臓への負担がかかります。さらに、ファスティングによってたんぱく質が不足していますので、筋肉量の低下を招くこともあります。
こちらに上げたスポーツだけでなく、テニスや野球なども危険です。
ファスティング中は、長時間にわたって行う運動や、急激に力を入れる運動、息切れするほどの激しい運動は、避けるようにしましょう。
体を動かすときの注意点
ファスティング中に体を動かすときに注意したい点もあります。
しっかりと水分補給をする
まずは、しっかりと水分補給をして下さい。ファスティング中は水分はたくさん摂りますが、それでも食事から摂る分が不足しますので、多めに摂る必要があります。
特に、屋外で体を動かすときは、水分を持って歩くようにしましょう。
激しい運動は貧血の原因になるので注意
急激な激しい運動は、貧血やめまいを起こします。誰かとの競技中なら周囲に迷惑をかけてしまいます。だからといって、1人で走っていて、いざという時に誰にも助けてもらえないのも危険です。
激しい運動は、貧血の原因だけでなく心臓にも負担がかかりますので、注意しましょう。
普段の運動量を考慮する
普段運動をしていない人が、いきなり水中ウォーキングやゴルフをするのは、少しハードルが高いです。
・運動不足なひとがいきなり運動しない
普段から運動不足の人は、普通の人よりも心臓などの負担が大きくなります。いきなり運動をせずに、まずはストレッチやラジオ体操から始めてみましょう。
ファスティング中の運動について~ゴロゴロはストレスの原因にのまとめ
ファスティング中はどうしても、ゴロゴロだらだらしたくなります。
しかし、何もせずにゴロゴロしているのは、ファスティング中のストレスの原因にもなります。何かに夢中になっていた後、肩が凝った、首が凝った、頭がいたくなった時は無理をせずに、身体を伸ばすストレッチがおすすめです。
また、深呼吸をしてヨガをしてみましょう。
自分ができる最適な身体を動かす運動をして、辛い1日を乗り切ってみましょう。
美容・健康・セラピーの資格
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ピラティスセラピスト
ピラティスセラピストとして、ピラティスに関する知識を有していることを認定されます。心と体を同時に使って行うピラティスについて、基本原則を理解し、集中力、創造力について、体の動かし方、呼吸法、心のコントロール方法などを理解しているということの証明になります。
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リフレクソロジーjp
リフレクソロジーjpとして、東洋医学の歴史や基本、各国の健康法やリフレクソロジーの効果・種類・行い方の知識を有していることが証明されます。リフレクソロジーの行い方などに関する知識を有していることが証明されます。
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快眠セラピスト
理想的な睡眠は私生活のコンディション・健康・美容にも繋がります。快眠セラピストとは、睡眠の原理、現代社会における様々な睡眠障害を理解し、その治療及び快適な睡眠への導入が可能である人へ与えられる資格です。
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ヨガライフセラピスト
ヨガの基礎となっているヨーガスートラやアシュターンガなどについて学び、内なる自分、さらには人間とは、という哲学的なところまで考えを深めていくことができます。自分自身の心や体に意識を向けることで、ヨガの効果をさらに高め、心から美しくなることができるよう、セラピストとして活動することができる方へ認定される資格です。
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ファスティングソムリエ
ファスティングダイエットとは一定期間断食を行うというダイエット方法です。ファスティングソムリエの資格はファスティングダイエットに関する正しいやり方や食事方法、好転反応についての知識をしっかり身に着け正しくファスティングダイエットについてアドバイスが出来る方に認定される資格です。
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タイ古式整体セラピスト
タイ古式整体セラピストとして、タイの古式ボディセラピーに関する知識を有していることを認定されます。タイ古式整体ボディセラピーについて、その歴史や仏教徒の関わり、仏教やタイの伝統などを絡めたタイ古式ボディセラピーに関する知識を有していることの証明になります。ケアに必要な解剖生理の知識、食事について、体内をめぐる流れについてなどの知識を有していることも証明されます。
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整体セラピスト
整体セラピストとして、整体に必要である基礎的な知識を有していることが証明されます。
例えば、整体の歴史、開業方法、料金設定、体表構造・脳のつくりと働き・神経系や骨格系のつくりと働き・脳の記憶のメカニズムといった人体の構成、脊髄・感覚神経・自律神経・中枢神経系・末梢神経系・感覚器系・感覚神経・視覚器・聴覚器・平衡器・腕神経叢・腰神経叢・循環器といった神経の構成、血流や血液の成分といった血液の構成、骨格や関節といった骨格の構成に関する知識を有していることが証明されます。 -
リンパケアセラピスト
リンパケアセラピストとして、効果的なリンパケアのやり方、症状別のリンパケア、リンパの流れをよくする食材などに関する知識を十分に身に付けている方に認定される資格です。例えば、症状別のリンパケアとしてダイエット、肩こり、小顔、腰痛、肌荒れなどに効果のあるリンパケアのやり方、リンパの流れをよくする食材であるバナナ、アボカド、ショウガなどの知識を有することが証明されます。資格取得後は、リンパケアセラピストとして活躍することができます。
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