ファスティングをする時、水分は摂って良いというルールがあります。水分と言っても、水ばかりでは飽きてしまいますし、栄養も不足します。そこで、酵素ドリンクなどを飲む人もいます。

しかし、日本にはもっと身近に体にいい栄養素を摂れる飲み物があります。それが味噌汁です。

それでは、味噌汁ファスティングのやり方と効果についてご紹介しましょう。

味噌汁ファスティングとは?

味噌汁ファスティングとは、具なしの味噌汁だけを飲む置き換え方法です。味噌は発酵食品です。塩分が含まれると言いますが、最近は高血圧の人でも1日2杯までは飲んでも問題ないと言われています。

味噌汁ファスティングは、普段からの見慣れている味噌汁のため、マズくて続けられないということはありません。作り方もスムージーなどと比べて野菜を切ったりミキサーにかける必要もなく、とても簡単です。

体を温めることもできるため普通の冷たい酵素ドリンクよりも、基礎代謝を上げる効果も高くなります。そのため、よりファスティング効果が高いのが、この味噌汁ファスティングになります。

具なしの味噌汁だけを飲む置き換え方法

せっかくファスティングをしても、具沢山の味噌汁を飲んではせっかくの胃腸も休めません。確かに美味しいですが、それはファスティング以外の日の楽しみに取っておいてください。

ファスティング中は、少し我慢して具なしの味噌汁にしましょう。

1日3食か1日1食を置き換える方法

味噌汁ファスティングには、1日3食を具なしの味噌汁にする方法と、1日1食だけを味噌汁に置き換える方法があります。
1日中我慢するのは辛い、という人は1日1食だけを味噌汁に置き換えるファスティングにしても良いですね。

自分のスタイルに合わせて挑戦

仕事をしながらのファスティング、休日を利用してのファスティングと人によってファスティングの方法は様々です。味噌汁に置き換えるファスティングは、とても手軽にできるので自分のスタイルに合わせるのもとても簡単です。

自分のスタイルに合わせてできるのが味噌汁ファスティングの良いところです。身近にあるものでできる味噌汁ファスティングを、自分のスタイルに合わせて挑戦してみましょう。

味噌汁ファスティングの効果とメリット

味噌汁ファスティングの効果についてもっと詳しくみていきましょう。簡単にできる上にメリットがたくさんありますよ。

おいしく続けられる

酵素ドリンクやサプリメントによるファスティングやダイエットは、美味しくない、味気ないものです。

しかし、味噌汁ファスティングは、私たちが日ごろ食べ慣れている味噌の味になっていますので、美味しく続けることができます。

発酵食品から得られる効果

味噌は発酵食品です。味噌は、人によって有益な微生物(酵母・乳酸菌・麹菌)や大豆の必須アミノ酸などで生成された発酵食品です。発酵を促す微生物には、酵母、乳酸菌、麹菌の3種類があります。

ヨーグルトは乳酸菌だけ、ビールやワインは酵母、甘酒や鰹節は麹菌だけです。微生物を3つ含む発酵食品は、清酒や醤油、味噌だけになります。

塩分が醤油よりも少なく、アルコールを含まない食品で、この3つを備えた発酵食品は味噌だけになります。

発酵食品は味を整えて、腸内環境を良くする働きがあります。

・発酵食品に含まれる乳酸菌
発酵食品に含まれる乳酸菌は、便秘予防や免疫力の改善、花粉症やがん予防の効果があると期待されています。

・発酵食品の麹菌
発酵食品の麹菌は、疲労回復、ダイエット効果、肌荒れ防止、シミ予防の効果があると注目されています。

・発酵食品の酵母菌
発酵食品の酵母菌は、便秘改善、血糖値の上昇を抑える効果があると考えられています。

味噌は、この3種類の発酵成分を兼ね備えた、食品になりますので、毎日摂ることで、発酵食品のすべての効果を得ることができるということになります。

・便秘の改善
味噌に含まれる乳酸菌と酵母菌は、便秘予防効果があります。腸内環境を整える働きがありますので、味噌は、便秘の改善にも効果がある食品です。水分と塩分を摂るとさらに便秘を改善する働きがアップします。

・デトックス作用
味噌の麹菌は、代謝機能を上げる働きがあります。便秘予防の効果もありますので、古いものを出すデトックス作用につながります。味噌汁にするとさらに温かいものを身体に取り入れることができるので、身体を温めて基礎代謝を上げる効果もあります。

なじみ深く、日常の中にあるメニューで続けやすい

酵素ドリンクやスムージーにも様々なファスティング効果がありますが、なんと言っても手軽に飲めるのが味噌汁です。

日常の中にあるメニューで、手軽な食事になるため、馴染み深く続けやすいのが特徴です。酵素ドリンクやスムージーのように、わざわざ高額なものを購入したり野菜や果物をたくさん購入する必要もありません。

家庭にある味噌と昆布だし、そしてお湯だけです。作るのも簡単で簡単に続けられるのが良いですね。

味噌汁ファスティングのやり方

それでは味噌汁ファスティングのやり方をご紹介しましょう。

それでは、具なし味噌汁の作り方です。

①まず、水700mlに出汁用の昆布を入れて、昆布だしを作ります。
かつお節は、動物性たんぱく質のため消化に負担をかけてしまいます。

②出汁を鍋に入れて煮たてて、そこに大さじ2の味噌を入れます。
この時に使う味噌は、赤味噌か豆味噌にします。白味噌や甘味噌は糖質が高いため、できるだけ使わないでください。

赤味噌か豆味噌を使う

味噌には、赤味噌・白味噌・甘味噌・豆味噌があります。豆味噌は、大豆を麹とした味噌でいわゆる八丁味噌になります。

・白味噌や甘味噌などは糖質が多め
味噌は、種類によって塩分、糖分の量が違ってきます。高血圧の人は、塩分を気にして味噌を購入していますが、白味噌だから塩分が低いとは限りません。白味噌でも塩分が高いものもあります。

しかし、甘味噌は糖質が高く、白味噌も赤味噌や豆味噌と比較すると糖質が高くなりますので注意しましょう。

昆布だしを使用

出汁には、かつお節、煮干し、昆布、干ししいたけがありますが、味噌汁に使われるのは、かつお節、煮干し、昆布になります。干ししいたけは、少し出汁に独特の風味があるため、味噌汁にはあまり使いません。

そこで、ファスティング中は、昆布だしを使いましょう。

・動物性たんぱく質はファスティング中は消化器官の負担となる(かつおだしなど)
かつお節と煮干しは、動物性たんぱく質になります。ファスティング中の消化器官には少し負担があります。そのため、昆布だしを使うのがおすすめです。

味噌汁ファスティングの注意点

味噌汁ファスティングをする時に注意するのは、簡単なインスタント味噌汁を使う方法です、

インスタントの味噌汁はNG

味噌汁ファスティングは、簡単にできます。手軽に思いますがコストが高いので、わざわざインスタントの味噌汁を使う必要はありません。むしろ、普通の味噌を使った方が、価格も安く安全になります。

・添加物などが含まれるため
インスタントの味噌汁は、顆粒の出汁を使っています。中には、かつおだしなどを使っているものも多くあります。添加物などを含むこともあります。できるだけ自然の味噌を使うようにしましょう。

味噌も、だし入り味噌ではなく、添加物を使っていない自然な味噌を使いましょう。

通常のファスティング同様、準備期間と回復期間をもうける

味噌汁ファスティングをする時も、通常のファスティングと同じように、準備期間と回復期間を設けるようにしましょう。しっかり準備をすることで、味噌汁ファスティングも、成功につながります。

それでは、回復期間の3日目以降にオススメの味噌汁をご紹介しましょう。

かぼちゃとすりごまの味噌汁です。

【材料(1人分)】

・昆布のだし汁 200ml
・かぼちゃ 30g
・すりごま 小さじ1
・味噌 大さじ1

【作り方】
①だし汁に薄く切ったかぼちゃを入れて煮ます。

②柔らかくなったら、味噌を加えます。

③お椀に注ぎ、すりごまをかけます。

かぼちゃはβカロテンや食物繊維、ミネラルが豊富な野菜です。すりごまを加えて、美味しく召し上がって下さい。

このほかにも、かぼちゃときのこ、鮭缶と豆乳を加えた味噌汁、豆腐と大根などの味噌汁がお勧めです。

体調が安定している時におこなう

味噌汁ファスティングも、普通のファスティングと同じで鉄分やカルシウムが不足することはあります。普通の水だけのファスティングと違って、味噌から栄養が摂れるとは言っても、それはほんの少しです。

また、前後で準備期間と回復期間がありますので、しっかりとした体調管理も必要です。必ず、薬を服用している場合や生理中などに重ならないようにしましょう。

味噌汁ファスティングのやり方と効果~身近なお味噌はお財布にも優しいのまとめ

味噌汁を利用したファスティングは、身体を温めて基礎代謝を上げながら消化器官を休ませることができる、数少ないファスティング法です。

身近にある味噌を利用するため、お財布にも優しく、身体にも良い味噌汁ファスティングです。

酵素ドリンクやスムージーのファスティングで失敗してしまった、という人もあきらめずに、ぜひ一度味噌汁ファスティングに挑戦してみましょう。