ヨガと一言で言っても、様々な流派があることをご存知でしょうか。ヨガは運動だけではなく、インド哲学や宗教、医療など様々な要素を持っています。フィットネス部分だけでみてもハタヨガ、アシュタンガヨガ、アイアンガーヨガ、ヴィンヤーサヨガと様々な流派があります。陰ヨガはそのうちの1つの流派にすぎません。

特に、リラックス効果、そして柔軟性を高めることができる陰ヨガは、幅広い年代の方にも愛されています。

今回はこの陰ヨガについてご説明します。

陰ヨガとは?

陰ヨガは、他のヨガとはどのような違いがあるのでしょうか。

ポーズを数分間キープしてほぐすヨガ

皆さんの思い浮かべるヨガは、様々なポーズをとるというイメージがあるかと思います。陰ヨガでは、さらにそのポーズを3分から5分キープし、ゆっくりと深い呼吸をします。ポーズを数分キープすることによって、最大の効果を発揮することが可能になります。

内観的なヨガ

陰ヨガは内側を見つめるヨガです。自分の内側に話しかけることによって、内面からの声を聞くことができるようになります。つまり自分で自分のケアができるようになります。

運動不足のひとや高齢者でも始めやすい

陰ヨガでは素早い動きや難しいポーズなどはないため、運動が苦手な方や全くしたことがない方、また高齢の方や初めての方でも始めやすくなっています。陽ヨガを始める前の準備として陰ヨガを始めてみる方もいらっしゃいます。

陽ヨガとの違いは?

では、陽ヨガとの違いについてみていきましょう。

陽ヨガは運動量が多い

陽ヨガは、陰ヨガと比較すると筋肉を鍛えることを大事にしています。運動量ともに発汗量も多いです。体内エネルギーを上昇させ、アクティブな状態に導きます。主に、ヴィンヤーサヨガ、アシュタンガヨガなどを上げることができます。

陰ヨガは筋肉より深い結合組織に働きかける

陰ヨガは、陽ヨガと比べて筋肉より体の奥深くまでに働きかけることで、柔軟性をアップしていきます。緊張ではなく脱力のイメージです。ポーズの形はシンプルなものが多いので、初心者や高齢の方でも始めやすいヨガといえます。

陰ヨガの効果

陰ヨガを行うことで様々な効果が得られますが、特に次の3点が大きな効果でしょう。

リラックス

ゆっくりと深い呼吸を繰り返しながら体を動かすため、日頃の忙しさを忘れ、心と体の対話をすることが可能になります。

・緊張をときほぐす
仕事、家事、育児、付き合い等、色々なことに追われている生活をしている方には、リラックス効果もあります。

・瞑想に近い
リラックス効果は、深い呼吸により緊張を解きほぐされるためです。同時に、呼吸に集中していることで頭がクリアになり瞑想に近い状況が生み出され、リラックス効果が生まれるといえます。

柔軟性を高める

陰ヨガでは、筋肉の表面を緩め、筋肉を包んでいる筋膜をゆっくり伸ばしていきます。体が固いからヨガはちょっと、と躊躇されている方でも、ゆっくりほぐしていくので、少しずつ柔軟性が上がっていきます。

ダイエット効果

女性の悩みといえば、下半身痩せがあげられますが、なかなか痩せないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

・下半身痩せに効果的
陰ヨガでは、筋肉の緊張を緩めたり、骨盤周りの関節や筋膜をほぐしていくことによって、リンパ節の働きを高めていきます。そのため下半身がすっきりしたり、むくみ解消に繋がったりします。骨盤に歪みがある方も、陰ヨガはとてもおすすめです。

陰ヨガがおすすめなひと

陽ヨガ、陰ヨガとお話ししましたが、陰ヨガがおすすめな方は以下のような方です。

心身の緊張をほぐしたいひと

普段から忙しく、またはストレスが溜まっている人に、リラックス目的に行うことができる陰ヨガがおすすめです。深い呼吸とともに体を動かすことによって、少しずつ筋肉の緊張、そして心の緊張をほぐすことができます。

ゆっくりとしたヨガをしたいひと

ジムのパワーヨガや動きが止まらないヴィンヤーサヨガではなく、ゆっくりとヨガを始めたい人に陰ヨガはおすすめです。早い動きについていくというより、自分のペースでヨガをしてリラックスしたい人にも良いです。

運動不足のひと

運動が苦手な方や、ここ数年全く運動したことがない運動不足の人は、陰ヨガからヨガを始めてみることをおすすめします。特に、早いポーズや難しいポーズはありませんので、運動不足、体か固い人もまずは始めてみることをおすすめいたします。

疲れがたまっているひと

リラックス目的と同じですが、常に疲れが溜まっている人には陰ヨガでリラックス、深い呼吸によって疲れを取りたいという方におすすめです。何も動かないのだからどうやって疲れを取るのか、と思われるかもしれません。そこが自分で疲れ具合を知る、セルフケアの醍醐味です。

陰ヨガの代表ポーズ

最後に陰ヨガの代表ポーズをお伝えします。

バタフライポーズ

曲げた足がバタフライ(蝶)の羽のように見えることから名付けられたバタフライポーズは、股関節や太ももの柔軟性を高めます。身体に血を巡らせるための心を休めるポーズです。

ストレスによりエネルギーを消耗してしまっている方や、疲れているのに眠れないという方におすすめです。

ヨガマットの上に座り、左右の足の裏側をつけて、両膝を開いて座ります。息を吐きながら前にゆっくり前屈し、3分から5分ほどポーズをキープします。

動画:https://www.youtube.com/watch?v=U4JeLsh4REk
(引用元:「ヨガジェネーション」日本最大のヨガ情報サイト)

ドラゴンポーズ

ドラゴンポーズは、胃、脾臓、肝臓、腎臓と多くの経路に働きかけるポーズです。血行を促進するため、朝にやることで気分が晴れると言われます。

正座から左足を前に出して、右足を後ろに伸ばします。右の膝は床につけます。左足は無理せず、膝が足首より前に出ないようにしましょう。上体を起こして骨盤を下ろします。ポーズは3分から5分キープします。

もし、バランスが取りにくいようであれば、両手を床についても大丈夫です。

また、右膝に痛みを感じるようであれば、タオルなどを引いてクッションを入れても良いでしょう。

動画:https://www.youtube.com/watch?v=BtP5-XAMu68
(引用元:Lily【Title:ゆだねるヨガ!陰ヨガで美脚 ドラゴンのポーズ】 )

クレイドルスターラップ

クレイドルスターラップでは、ゆっくりと股関節を広げていくポーズになります。英語ではハッピーベイビーのポーズと呼ばれています。

太ももから股関節へのストレッチなので、下半身やせの効果もあります。こちらもドラゴンポーズと同じく、肝臓、腎臓、脾臓を刺激します。初めて行う方は見た目がちょっと、と思うかもしれませんが、一度やってみるとすごく気持ちよく、クセになるポーズです。

ヨガマットに仰向けになり、両膝を抱えます。膝を開いて足の両側を両手で持ちます。両膝を90 度に曲げて足の裏を天井に向けます。そのままのポーズで3分から5分キープしましょう。

動画:https://www.youtube.com/watch?v=gnp8iQNPP8s
(引用元:「ヨガジェネーション」日本最大のヨガ情報サイト)

陰ヨガとは?陽ヨガとの違いと効果について詳しく解説!のまとめ

ここ10年ほどで人気度が一気に高まったヨガブームです。多くの人がすでに始めており、さらに日本人のヨガインストラクターもどんどん増えています。

ヨガは難しいポーズや柔軟性が高くないとできないというイメージがありますが、陰ヨガは、初心者の方でも運動が苦手な方でも、高齢の方でも産後の方でも、誰でも行うことができてとても始めやすいヨガの一種です。

運動量の多い陽ヨガと比べ、深い呼吸とともに数分ポーズをキープすることによって、ゆっくり筋肉も心もほぐしていくのが陰ヨガの特徴です。

難しいポーズはないため、ジムやフィットネススタジオ、ヨガスタジオに通わずに家でバタフライポーズやドラゴンポーズを行うこともできますよ。