皆さんはよく「メンタル」という言葉を使うと思います。「私はメンタルに強い」「私はメンタルに弱い」など、言葉にして使ったことがあると思います。メンタル(Mental)という言葉を何気なく使っていますが、メンタルの意味は精神面の気持ちの事を意味します。

・メンタルが「弱い」「強い」などの気持ちを表象する。
・メンタルを鍛えるなど気持ちのコントロールを強化する。 

などです。つまり、メンタルという形容詞を使って自分の精神状態を示す言葉です。

では、メンタルに影響を受けないようにするには、どのような思考・行動をとればよいのか。共に考えていきましょう。

人間関係がメンタルに与える影響とは?

現代では、私たちは、社会生活や仕事の上でいろんな悩みを抱えています。その中でも仕事上での人間関係に悩む方も多いのではないでしょうか。

仕事が嫌になる要因のひとつが人間関係

毎日、私たちは24時間の1日の約1/3を仕事に費やしています。毎日同じ人と、顔を合わせ、仕事がスムーズに終わるよう自分なりのコミュニケート(対話)をしています。

仕事自体がストレスと感じていることには、自分なりの解決法を身につければよいのですが、ストレスを感じている状態が人との関わりとなると、仕事自体にも影響してきます。

仕事でミスをした翌朝は、なんとなく憂鬱な気分になり「仕事に行く気分じゃない」と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

・無理にでも付き合わなければいけないのが現実

仕事をしている以上、人間関係の悩みは少なからずとも誰しもが持っています。我が国は、未だに会社の人事構造は縦社会が多いのが現実です。

それが上司や同僚、部下などあらゆる対象者であっても、無理にお付き合いをしなければ仕事がうまく進まないことは、すでにお解りだと思います。

顔を合わせたくなくてもお辞儀をしなければ、「あの新人は挨拶ができない」「横柄な人」などと評価されてしまうと、余計にストレスが重なりますよね

・部下、同期、上司との関係
仕事をする上で、大切なのは、自分がいかにその人それぞれの個性や性格に合った話をうまく使い分けできるか、自分の表現や会話がその人の、望んでいる対応であれば、うまくできると思います。

上司であれば、敬語を使い尊敬の意を表すことがまず重要です。

昨今の若者はゆとり世代に育ち、目上の人への言葉使いや示す態度・姿勢などを教えられていないため、平気で上司の愚痴を言ったり、「あの上司にこう言われたんだけど、どう思う?」などと共感してくれる人が信頼できる、と勘違いしている場合もあります。

信頼と信用という言葉は意味に違いがあります。銀行で信用金庫というものはあっても、信頼銀行という名称を示す銀行はありません。そう考えると、信頼は信用させるための実績や業績を見据えた後に、生じる感情です。

成果を出したなら、上司は「「次のプランはこの人に任せよう!」と考えます。そう、これが「信用」であり、その人の心理を覗いてみると、その成果が自分に優位な効果を示すことで「信頼」が生じるのです。

メンタル面にストレスを与える

メンタル面にストレスを与える要因として次の2つを紹介します。

・環境の変化
自分に心地の良い環境ということを考えたことがありますか?人混みが苦手だったり、騒音が多い場所に住んでいたり、隣人がいつも大声で怒鳴っていたら、自分に不快な感情が生じます。

人は自分のパーソナルスペースというものを持っています。そのスペースに合った環境を作ることでストレスは軽減されます。

近年、日本の各地で地震などが相次ぎ、体育館に集団で生活しなければならない!その環境に耐えなければ、生活を維持していけない!という環境や、食料が限られている、お風呂に入れない、ペットと車中で過ごすことなど、大きなストレスになったことと考えられます。

・人間関係
仕事や社会生活では、少なからずとも人との関わりが必要ですが、前述したように、毎日、顔を合わせる人(仕事仲間)と、「いつまでたってもあの人とは波長が合わない」「あの人と仕事をしてもうまく自分を表現できない」と感じている方も多いと思います。

そんなときは、無理に相手のペースに合わせる必要はありません。

自分の考えが相手の意見と異なっていても、それはその人の考え方で自分はこう思う!と自分軸を持っていれば、嫌な言葉に惑わされることなく、淡々とあなたの仕事のやり方で進めればストレスという感情が軽減されることでしょう。

隣人、友人、SNSなどの付き合いなども

皆さん、覚えていらっしゃるでしょうか。奈良県の主婦が約2年にわたり大音量の音楽を鳴らしたり、布団を叩いて隣人の愚痴を言い続けていました。これは聞いてるだけでもストレスを感じますよね。

また、信頼していた友人から、

「このまつげ育毛剤すごくいいのよ、使ってみて!」

と高い美容品を進められて、実際まつげは伸びないと友人に告げると、

「もう少し使ってみたら伸びるに決まってるから」

などと、言葉巧みに商品を買わされたことなどありませんか。これも相手の意見に拒めず、「ここで買わなかったら、あの人に嫌われてしまう」などと思うでしょう。これもストレスになりますよね。

現代では言葉を発しなくても、動画やSNS、ツイッターなどで行動や自分と面識のない人からメールが来たりします。LINEやFacebookなど自分の個人情報を他人が知っていたら憤慨ですよね。

人間関係でストレスを感じやすい人

誰しも、人間関係で悩んだという経験をお持ちの方もいるでしょう。その悩みの「度合い」でそれをストレスと認識して悩む人もいれば、別になんとも思わないと冷静に物事を考える方もいるでしょう。次のような人はストレスを感じやす人と考えられています。

思い込みや理想が強い

この傾向にある方は、間違った情報を自分の解釈で考えてしまう思い込みの強い人です。なんでも「○○しなければ気が済まない」「△△しないと納得しない」と自分の理想を高く持っている方に多いと言われています。

明後日までに提出すればいいレポートを、今日書かなければと、「こうあるべき」「こうしなくてはならない」と自分を追い込める。このような方の頭の中の地図は、「しなくてもいい」と「しなければならない」という文字が半分ずつ存在しているのかもしれませんね。

・思い通りにならない、ギャップにストレスを感じる
自分の思い通りに事が進まないと、「なんで私にはできないんだろう」と人との違い(ギャップ)を感じ、自分を責めて、しまいには「怒り」となってストレスを増加させる結果となります。

人との違いを気にするよりもまずは、自分がどんな性格で、危機感を生じたらどう対処するか、自己理解、自己解決能力を養うことが大切だといえます。

周りの目が気になりすぎる

「自分が人にどう見られているか」「人によく見られたい」といつも考えている方は、自分の行動もまばらになります。

「この人の前では気の利いた話をすれば認めてもらえる」「この人の行動に賛同すれば味方になる」など人の行動に左右されて、本当の自分はこんなはずじゃないのに、と周りの人の目ばかりを気にしていると、多数の人格を創りださなければならない状況に陥るでしょう。

なにかしら自分のコンプレックスを持っている人も、ストレスを感じているといってもいいでしょう。

自分ではなく相手を変えようとする

ある上司の話で

「あの人は、何で私の言ってるようにしないのかしら!」

と怒鳴っていることを、聞いたことがあります。ここでいう「あの人は」上司にとっていわば「ストレッサー」なのです。第三者から見れば、そこで怒りを出さなくてもと思う場面でも、上司は口癖になり、またその上司は「怒りで人を動かそう」と考えているように思います。

ある著書に、ブレてる出来ない上司は部下を「怒り」で動かし、ブレない自分軸を持っている上司は「部下を動かすには何をすべきか」を考えると書いてありました。さて、あなたの上司はどうでしょうか?

メンタルを強化する方法

「メンタルを強くしよう」と思っても、人はこれまで育ってきた環境や成長発達過程で、そう簡単に変わるものではありません。考え方はこれからでも変えられるのではなでしょうか。

客観的に自分を見る、第三者として考える

自分の取った行動が間違いだったと後悔する自分を責めることは、ストレスをさらに悪化
させてしまいます。その時は、もう1人の自分を隣に創って見ると思ってみてください。

その隣にいるもう1人の自分がこう言っていますよ!

「失敗は必ずフィードバックする」
「失敗したからこそ、間違わない経験をしたんだよ」

と。笑顔のもう1人の自分が囁いています。

規則正しい生活(適度な運動、栄養補給)

毎日、同じ体内時計で自分が行動しているわけではありません。仕事の量や質によっても身体のバランスは変わり、常に一定を維持するのは難しいことです。

昨日、遅くまで仕事を頑張ったから今日は体を休めてあげる、などバランスのとれた規則正しい生活を送ることも大切です。

そのためには、適度な運動、散歩など心が落ち着ける機会を持つことや、バランスの取れた栄養を摂ることも必要ですね。

人間関係がメンタルに与える影響と対策をわかりやすく解説!のまとめ

これまで、ストレスについてお話してきましたが、人は生活している以上何らかのストレスがかかるのは当然です。

逆に、ストレスを感じない人は、良い意味で自分が基準だと考えている人、嫌われることを恐れない人、周りの人に振り回されない人とも言えます。ストレスなんてドンと来い!と構えている人の方が、これから起こりうる人間関係のストレスに対処できる能力をすでに、持っているといえます。

皆さんも、人間関係などでストレスを感じたときのために、自分なりの解消方法を発見しておくことをおすすめします。