現代社会において私たちはストレスが溜まりやすい環境にあります。ほとんどの人が精神的に疲れを感じています。

その症状が具体的にどのような症状なのか、ストレスサインを考えながら詳しくみていきましょう。

心にあらわれるストレスサイン

心理的に不安定な状態が続くと多くの場合、日常生活における様々な行動に支障をきたし、心の調子を崩している状態となります。

では、なぜ心身のバランスが崩れるのでしょうか。ストレスとは、自分以外の外側からの刺激に対する本能的な防御反応とその原因となる刺激のことです。

不安になる

心理的にストレスを受けると、その症状は内部又は外部に表れます。つまり、感情の変化や身体に影響を及ぼします。

これには、次の2つがあります。

・外部的要因(周りの環境、人間関係)
・内部的原因(性格)

この2つのストレス要因が複雑に合わさり、自分が受け止められる許容範囲を超えた場合に、心身のバランスを崩して心理的な症状が起こります。

人間は生活し生きていく上で、ほどほどの不安を感じることは、誰しもが持っています。

例えば、仕事で大きなミスをしたとします。次にまたその仕事をすることに、不安を生じるのは
当たり前のことです。私たちは「不安」があるからこそ、緊張したり、失敗をしない為の心の準備をするのです。

しかし、この「不安」を過剰に感じるような状態は、ストレスを溜めそのストレスを初期の段階で消去しなければ「不安障害」という病状に移行してしまいます。

イライラする

「なんだかイライラする」と感じたことはありますか。それは自分の中にイライラの原因が分からず困惑している状態です。不安の次に現われるものです。

ストレスの原因が分かっていても口に出して人に言わなかったり、自分の感情を抑制してしまうと、イライラ感を自分の内部対話で処理しようとし、対処法を導きだせなくなってしまうためイライラ感は増します。

このイライラ感は、「怒り」の感情に似ています。この怒りを抑えることでその時感じたイライラは少なからずとも軽減するでしょう。「イライラしない」ようにするのではなく、自分の怒りの感情と上手に付き合い、またはコントロールする思考や行動をとることです。

詳しく知りたい方は「アンガーマネージメント」の実践などネットなどで調べてみることをおすすめします。

落ち込みやすくなる

落ち込むという感情は、性格や行動に関係なく、慢性的な自分が感じるストレスや、人生の転機が訪れた時に受ける大きなストレスにより、誰しもが感じる感情です。

ただ単に、落ち込んでも次の日は忘れてしまう人はよいかもしれませんが、落ち込んだ自分が続くと、「仕事に行きたくない」ことの思考に対し、休むための理由をも考えなければならず、休んだ翌日は余計にその感情は重なるばかりです。

その状態が憂鬱状態で、このようなタイプの人は病的なうつ状態になる傾向が強いと考えていいでしょう。

孤独に感じる

心理的ストレスが溜まると、人との関わりが煩わしくなり、1人で過ごしていたら何のストレスもなくなるのでは、と思っているとだんだん無口になる傾向に陥ります。

周囲との話の話題や会話に違和感を生じ、「自分の周りには誰もいないことが多い」「自分の居場所がなくなった」などと孤独を感じる感情が生じます。

孤独を感じている状態が長く続くと、心理学的には、身体的精神的に自分が人から切り離されたようなに感じる「現実感消失」や、自分の生活を外から観察しているように感じること(離人感)を起こします。同じような感情が再発を繰り返すと、精神障害とみなされることもあります。

怒りや悲しみの感情が大きくなる

怒りや悲しみ、孤独などの感情が大きくなると、物事の捉え方や行動にマイナスの変化を生じてします。

マイナスな自分が存在してると思うだけで、ネガティブ志向(思考)になり何をするにも、怒りを言葉に出したり、かと思うと悲しみの感情が溢れだし急に泣きだしたりすることが多くなります。

おわかりのように怒りも悲しみも自分が創り出しているものです。今、このような志向にある方は、自分で感情をコントロールできるよう心の訓練をすることをおすすめします。

体にあらわれるストレスサイン

皆さんもすでに経験されていると思います。ストレスを感じると、身体に何らかの症状が起きることがありますよね。このストレスサインについて詳しく見ていきましょう。

体がだるいと感じる

これが皆さんよく耳にする倦怠感です。体の疲れはもちろん、心の中で何もしたくないといった症状です。この症状の背景には、私生活のストレスだけではなく、仕事のプレッシャーや睡眠不足といった原因がある場合が多いので、まずその原因に気づくことが大切です。

仕事が負担と思えば、仕事の量や質を調整する、睡眠不足であれば、十分な睡眠をとる工夫や環境を整えることが重要です。

胃腸の不調

胃腸が疲れてるなと感じたことありませんか?皆さん経験されたことがあるでしょう。ストレスを感じると胃が痛くなったり、お腹の調子が悪くなったりすることがあります。

私たちはある一種のストレッサー(ストレスの原因)を経験すると、そのストレッサーによる悪影響、つまりストレス反応を和らげるために様々な行動をとります。

そのストレス解消の方法にも、身体的にあまりよくない影響をあたえる場合もあります。
例えば、むしゃくしゃしたから大酒を飲む・イライラ解消に甘い物をたくさん食べるなど、この行動は一時的にストレス解消できたとしても、根本的なストレスの除去にはなりません。

働く人の中に多いのが「生活習慣病です。これも、ストレスが生じたがゆえ、タバコを1日40本吸うことやストレス解消にと頻繁にお酒を飲んだり、食事を過剰摂取してしまうなど様々な病気を引き起こしたりします。

また、胃腸が悪くなったことで、それがさらにストレスを増すことにもつながります。

生理不順

心理的な症状が起こる男女比率は、圧倒的に女性が多いと言われています。それは女性ホルモンが深く関係しているからです。

ホルモンの分泌は、脳にある視床下部がコントロールしており、自律神経(副交感神経)も同時にコントロールしているため、女性ホルモンの分泌が乱れると、心身のバランスに影響し、心理的なストレスを起こしやすいということです。

女性は、毎月一定の間隔で女性ホルモンの分泌を繰り返していますが、妊娠、出産、授乳
閉経などにより、女性ホルモンの分泌は何度も変化します。

特に、思春期や妊娠の時期、更年期は心身共にストレスを受けるためいろいろなストレスで悩む方が多いわけです。妊娠している人が出産前になる「マタニティーブルー」や、閉経した方が「更年期うつ」を発症しているのもホルモンバランスが影響しているといえますね。

寝つきが悪い

皆さんは毎日一定の時間で睡眠がとれていますか?寝つきが悪いと、「寝ようとしても眠れない」状況になり、起きている時間が長くなります。眠たくなる前にスマホでゲームをするなどしていませんか。

眠りにも私たちの交感神経・副交感神経が大いに関係してきます。人は朝起きたら明るい日の光を見る(浴びる)ことで、脳内にあるセロトニンの分泌を促すと考えられています。このセロトニンは、抑うつの治療薬にも使われています。

昼間は交感神経が優位に働き、夜になると副交感神経が優位になります。その副交感神経の働きを妨げるような行動が先ほどお伝えしたスマホゲームです。

明るい携帯画面をみている影響だけではなく、ゲームに夢中になり身体と脳は眠ることがそっちのけになっている状況にあるのです。

「寝つきが悪い」と思っている方は「寝る態勢」を自分で作り、熟睡感を感じることが大切です。

ストレスサインを感じたら?

自分ではストレスを抱えていないと思っても、友人から「なんか元気がないね」などと言われたら、他人にはそのように見えている自分に気づいてあげて下さい。

適度な休息

日本人は働きすぎ!と他国から印象付けられていますよね。毎日よく働き、勉強に励み、奉仕する。これは悪いイメージではありませんが、疲れやストレスを感じたら、自分なりに心地よい適度な休息を取りましょう。忙しい日に使った身体をリセットするためにも必要です。

好きなことをしてストレスを発散する

あ~、今日は休みだ!そうだ、友達と買い物して人気店の美味しい、フワフワのパンケーキでも食べて、夕食は・・・など、自分の時間を楽しく過ごすと昨日自分が抱えたストレスって何だったっけ?と思うかもしれませんね。

好きなことをするにも行動が伴います。休みだから家でゴロゴロではなく、積極的にお出かけしてみてはいかがですか。

心のSOSを見逃さないで!ストレスのサインについてのまとめ

ストレスサインは、ちょっとした経験でも起こりうるもので、昔の時代には見られなかった、現代特有のストレス症候群があります。例を挙げるとたくさんあります。

出社拒否症、帰宅拒否症、燃え尽き症候群、ゲーム依存症、コンピューター依存症などなどが挙げられます。

初めて聞いたものもあるでしょうが、いずれもストレスの原因を避けようとして起こるものです。

それらを改善し、ストレスのない自分を創りだす考え方や意識を変えることで、毎日が変化していくと思えば楽しいと思いませんか。

さてと、私もこれからお気に入りのパン屋さんで、焼き立てのメロンパンを買いに行きます。