小学生と言えども多くのトラブルを抱えています。最近では、いろいろな問題がニュースでも取り上げられています。

有名なものとして不登校という問題があります。不登校のお子さんをもつ保護者の方は、我が子が何を考えているかわからないと嘆く声も多く聞かれます。学校に行くことが当たり前の時代に、どうして学校に行かないのかと、イライラを募らせてしまうこともあるでしょう。

不登校についてはとても難しい問題ですが、それを理解しないことには子供寄り添うことができません。子供の心理や環境について理解を深めていきましょう。

不登校とは?

学校に行くことが当然と考える世の中ですが、そんな中、不登校という問題が大きくなってきています。不登校が急増している今、どうしてこのようなことになっているのでしょう。

学校に登校しない、したくてもできない状況

不登校だからといって、一概に学校が嫌いになったというわけではありません。登校したくてもできないという状況であることがほとんどです。

何らかの理由で心理的身体的に大きなストレスがかかり、学校に行く事でそのストレスを感じると体が判断してしまいます。そうなると、自分の意志と関係なく、学校に行けなくなってしまうのです。

例えば、学校に行く準備をしていると頭痛や腹痛に見舞われたり、下痢や嘔吐という症状を引き起こしたりしてしまいます。

不登校の種類

不登校の種類もいろいろあります。子供が置かれている環境や心理状態によって感じ方は様々ですし、それをストレスとしてとらえるのも大きな個人差があります。

無気力

何に対しても無気力になってしまいます。したいことと出来ることの差が大きく、そのギャップについていけないことも1つの原因です。これは、成長段階の1つなのですが、それを的確に理解できる子供はあまりいません。

それでも、気にも留めない子供とそれを思い悩み、自暴自棄になってしまう子供がいるのです。こんな状況が続き、子供の心に大きなストレスとしてのしかかってくると不登校になってしまい、何をしても自分はできないのだと無気力になってしまいます。

非行

親や世間への反抗心から不登校になるケースがあります。いわいる非行に走るという状況です。
何を言ってもきく耳をもたずに、引きこもるというよりは出歩くことが増えてくるでしょう。

いじめ

大人が関与できない子供同士の関わりが増えてくる年齢です。そんな時に起こってくるのが「いじめ」です。「子供からのいじめ」を想像することが多いかもしれませんが、「教師からのいじめも大いにある時代です。

こちらも深刻な問題で、根本的に問題を解決することは難しいことかもしれません。

小学生の不登校児は増加している

今、不登校の子供は増えてきています。それは、いじめが深刻化していることも大きな原因の1つです。昔に比べて、ネット環境が子供にもとても近い存在となりました。そんな中での、悪質ないじめが増えてきています。

また、周りの期待感も大きくなってきている時代です。幼いころから塾などに通わせて、期待感を子供におしつけている傾向があります。親や教師等まわりの大人の期待感に自分はついていく事が出来ない、と自暴自棄になる子供が多いのが現状です。

子供らしく自由にのびのびと育つことが難しい時代となってきているのです。

不登校になる主な理由

不登校の主な理由は年齢によって違ってきます。年齢ごとに理解すると、紐解くことができます。

低学年:不安、さびしい、生活環境の違いに順応できない

保育施設から小学校にという生活の変化がある時代です。大した変化はないように感じるかもしれませんが、保育施設と小学校では子供にとって大きく違っています。

保育施設も1つの社会ですが、人数はせいぜい30人程度です。小学校になると、クラスがいくつも増えて、同じ年の子供が100人近くになることもあります

遊ぶ事が仕事だった毎日が、勉強という大きなカテゴリーが増えて、結果も求められる状態になってきます。

また、保育施設と違い、放課後の友だちとの関わりもあります。そんな生活環境の違いに順応できないことが大きな原因です。

他にも、家庭と距離が出来てしまうことに不安や寂しさを感じてしまう子供も多くいます。成長や友だち関係の影響により、素直に甘えることが出来なくなってくると、そこに不安を感じてしまうのです。

中学年:勉強が苦手、友人関係、恥じらい

低学年に比べて、勉強が難しくなってきます。勉強でつまずくと、「学校で先生にあてられても答えられない、恥ずかしい」など、そこに不安を感じてしまい、自暴自棄になり不登校につながることが多いにあります。

友だち関係も複雑になってきます。一緒に遊ぶと楽しい、という単純な感情ではなく、お互いの好き嫌いや、友達同士の共有事など、いろいろな感情がその中に入ってきて一筋縄ではいかなくなってきます。

高学年:友人、異性、教師、親などの人間関係

人間関係が複雑になっているのが、高学年です。異性を意識しだしたり、先生や親などへの反抗心が芽生えてきたりすることで、自分の気持ちとは裏腹な行動をとってしまったりします。

不登校生の心理

不登校の原因を理解したうえで、子供に心理について読み取っていきましょう。

本当は学校へ行きたいと思っている子が多い

不登校になると、自分の意志に関係なく学校に行けなくなってしまいます。見た目では学校に行かないことが目立ってしまいますが、本心は少し違います。

学校を休む罪悪感

学校を休むことに罪悪感を感じていることが多いです。

また、不登校でいる自分に嫌悪感を抱いていることも多く、休めば休むほどに自分を攻めてしまいます。学校に行かなかった時間の勉強の遅れに対する不安も大きくなってしまいます。

周りの目

子供にとって、周りの目も大いに気になる問題です。不登校である自分をどんなふうに見ているのかなど、客観的に見た自分というのがとても気になります。

親の反応

先生、クラスメイトの反応はどうなのかと思う不登校の子供も多くいます。親の反応は大いに気になっています。

子供を取り巻いている環境を様々な方面からの対応が必要になりますので、解決するためには丁寧に子供と向き合ってあげることが必要になります。

不登校生のケア

不登校の子供にはどのようなケアをすべきなのでしょうか?

アドバイスではなく共感をする

不登校の子供を目の前にすると、アドバイスをしたくなります。

しかし、それは子供にとって大きなストレスでしかありません。心は大きく傷ついていますので、そんな子供の心に寄り添う言葉が必要です。まずは、アドバイスではなく共感することが大切です。
子供の不安や気持ちを認めることが先決なのです。

好意と肯定をしめす

共感することだけでは不十分です。心に寄り添うことが必要です。そのためには好意的に肯定することが大切です。

親子で良好な関係を築くこと

子供は不安や恐怖を感じた時に何らかのサインを出していきます。普段から多くの気持ちを会話で伝えあっている関係であれば、そんなささやかなサインが分かります。

でも、関係が一方的になってしまっていると、それに気が付きにくいことも多いのです。親は関係が出来ていると思っていても、そうでないことはしばしばです。

フリースクールの活用

不登校だからと言って、そのままでいいわけではありません。不安など色々な感情を外に出して集団生活に適合していくためにも、外の世界に出ていかなくてはいけません。

そんな時には、フリースクールを利用するといいでしょう。通っていた学校とは違いますので、環境を変えてみるのも1つの手です。

どうしたらいい?不登校になる小学生の心理についてのまとめ

不登校になってしまう小学生は年々増えてきています。それは子供を取り巻く、まわりの環境によるものかもしれません。

無気力や非行、いじめなどが原因で不登校になってしまう子供の心理を読み取ることが、一番の解決策でしょう。

気持ちに寄り添い、受け止めてあげることが先決です。そして、少しずつ社会に出ていける準備をしてあげましょう。不登校だからと動揺せずに、しっかりと構えて対応してあげましょう。