子供はすごいスピードで発達していきます。その発達はすさまじいものです。子供の発達を知っておくと、それに必要なサポートの方法もわかるようになります。

幼児の子供を持つお母さんや保育施設で働く方は是非、子供たちの発達段階について知っておいて欲しい情報です。

子供の著しい発達を、年齢ごとに理解してみましょう。

幼児の発達

赤ちゃんだった子供が、どんどん大きくなっていきます。見た目に、大きな成長を遂げる子供ですが、身体だけが大きくなっていくわけではありません。心身共に成長するのです。

その発達は著しいものの、個人差が激しいものでもあります。

Aちゃんはここまでできているけれど、B君はまだここまでしかできない。なんてこともよくある話です。

発達には個人差があるが、共通した段階がある

同じ学年でも、生まれた月によっても大きな違いがありますので、発達段階にそぐわないからといって、焦ることはありません。

発達段階は共通しています。飛ばして次にいく事はなく、みんな同じようにステップを踏んでいきます。

段階に応じた教育を心がける

発達段階を理解して、その段階にあった対応やサポートを心掛けてあげることが大切です。

幼児の発達段階

それでは、年齢別に発達段階を見てみましょう。

1歳

喃語から単語が出始めます。話せる言葉を伝えようと、必死で言葉を発する時期でもあります。自我が少しずつ芽生えていくことから、「イヤ」という言葉を使うようにもなります。

ハイハイから歩行することが出来るようになりますが、その歩行は不安定です。転倒も多くなるので、気を付けることが必要です。

音の出るおもちゃが楽しく、いろいろな物をたたき合わせて音を出して楽しみます。

1歳半

「まんま 食べる」などの2語文を話すようになり、気持ちを知っている言葉を並べて伝えようとするようになります。自分の欲求を伝えたい気持ちが一層高まっていきます。

食事ではスプーンを使って、食事が出来るようになります。手指が発達して、つまんだりめくったりすることが可能となり、それが出来る遊びを夢中で楽しむようになります。

自分でやりたいという気持ちも強くなってきます。

2歳

言葉数が急に増えて、気持ちを言葉で表現するようになります。会話を楽しむ遊びが出来る様にもなり、遊びの幅が広がっていきます。自我が発達して、何でもやりたいと思うようになり、逆に思い通りにならないとかんしゃくを起こしたり、反抗心が出てきます。

身体的には走る、飛ぶなどの動きが自由に出来るようになり、いろいろな身体的表現が出来ます。

3歳

挨拶ができ、いろいろなことに対して質問をするようになります。「なぜ?」「どうして?」と質問攻めをする時期です。友だちを誘って遊ぶ事が出来るようになる反面、トラブルも多くなります。

ごっこ遊びや遊びの内容も自分たちで発展させられるようになります。数・量・形・音・色などがあることを知り、興味がわくようになるのもこの頃です。

4歳

自分が経験したことを言葉で相手に伝えることが出来るようになり、扱える言葉が格段に増えます。

自分の身体をコントロールできるようになり、社会性が身につくようになります。異なる2種類以上の動きが出来るようになるのもこの時期です。

また、「アニミズム」の感覚が出てきます。人間以外にも心があるという思いで、動物に対しても愛おしいという感情を持てるようになります。

5歳

仲間と同じ目標に向かって活動するようになり、我慢することや決まりを守る事なども出来るようになります。仲間とのトラブルを大人に頼らずに解決できるようになってきます。

批判する力がつき、「ずるい」「おかしい」なんて言葉を駆使して、難しい感情を表現します。

幼児期にしてあげたいこと

様々な発達をとげる子供の成長過程を理解した上で、大人はどのような対応をすべきなのでしょう。

成長著しい時期に、その妨げとなり様なことはしたくありません。成長を促すことが出来るような、関わりをしてあげたいものです。

では、どんなことをすればいいのでしょう。

生活リズムを整える

まずは、生活リズムを整えることから始めましょう。睡眠時間の確保や食事等、成長に欠かすことのできない大切なことです。

成長ホルモンが分泌される10~2時の間の睡眠やバランスのよい栄養を摂取することは大人が管理してあげなければできないことです。管理してあげるかしないかで、成長の速度は変わってきます。健やかな成長を促してあげることも、周りの大人の仕事です。

大人の生活リズムになってしまっては、知らず知らずのうちに子供にストレスを与えてしまいます。
子供がいる家庭では、子供が中心の生活になるように大人が心掛けることがとても大切なのです。

ルールを身につけさせる

ルールを身に着けさせることも大切なことです。生活内でのルールとは基本的なことです。

ありがとう、ごめんなさい

まずは、お礼や謝罪の言葉です。何かをしてもらった時に「ありがとう」、いけないことをした時には「ごめんなさい」。この言葉をいえるのは人間関係を築いていく上で、必要不可欠です。素直にお礼や謝罪が出来ることは、しっかりと伝えてあげなければいけないことです。

挨拶

他に、挨拶も大切です。おはよう、こんにちは、こんばんは、おやすみ、いただいます、など日常には決まった挨拶があります。毎日の生活の中で、その言葉は欠かせません。

お礼や謝罪、挨拶は毎日のように耳にする言葉です。それを教えこむのではなく、周りの大人が的確に使っていると子供はそんな姿をみて、自然と覚えていきます。

子供に、ガミガミと教え込むのではなく自然と身につけさせることが一番いい方法です。

善悪の判断など

また、善悪の判断をつけさせることも大切な大人の役割です。いいことと悪いことが判断できるようになるには、日常の中でその時に適格に大人が善悪を判断してあげる必要があります。

そんな経験を踏まえて、子供は自分で判断が出来るようになります。

やる気を育てる

自分でしようというやる気を育てるには、関わりが必要です。関わりとして重要なことは「自分でできた!」と思わせることです。

仮に、大人が手助けをしたとしても、最後には子供だけにさせて自分で出来たと思えるようにしてあげましょう。「自分でできた」という気持ちが「次も頑張ろう」と思えるようになってきます。

次回への意欲を出させることで、いろいろなことにチャレンジするようになり、どんどん成長していきます。

自発性をのばす

子供がかわいいからと、大人が全てのことをしてしまったり、指示をし続けてしまうとだんだんと自分で考えることをしなくなります。自発的な行動も少なくなってしまいます。

逆に、自由に選ぶことができる環境の中で主体的に行動していれば、自発性を伸ばすことができます。自発性を促すことで、自分で考えて自分で動くことが出来るようになります。これは、成長する上でとても大切な要素です。

幼児の発達段階についてわかりやすく解説!のまとめ

幼児の発達段階は1年で大きく発展していきます。話せなかった子供が話せるようになり、動きが未発達だった子供が自由に身体を動かして身体表現が出来るようになります。

そんな発達を妨げてしまうもの、促すことができるのも周りの大人の関わりかた次第です。生活リズムを整えて、挨拶やお礼、謝罪等を伝えてあげることが大切です。

また、自発性を伸ばしてあげることも必要です。子供が成長する過程で自発性は大切なものです。日ごろの関わりで、子供の自発性を大切にしてあげてください。