ストレスは大人だけが感じるものと思っていませんか?大人が時にストレスを感じることで、成長することも心が折れて傷ついてしまうこともあります。

これは、子供でも例外ではないのです。子供がストレスをためるということはどういうことなのでしょうか?出来れば、子供にはそんなストレスを感じずにいてほしいものです。子供のストレスサインに気づき、的確に手を差し伸べてあげることが周りの大人の役去りということです。

どんなサインで、どんな対応が必要なのでしょう。ストレス発散、ストレス解消法と合わせてご紹介していきます。

子供のストレスとは?

子供のストレスの原因は、どんなことなのでしょう。

幼少期の子供もストレスを感じやすい

子供はストレスを感じやすいというのは、その子の性格にもよります。気遣いをし過ぎる子や頑張りすぎる子は、他の性格の子供よりもストレスを感じやすくなるようです。

自分の事を押さえて気遣いをしてしまったり、ストレスを吐き出せずにいる子はストレスをどんどん体にため込んでしまいます。

ストレスは心身の変化となってあらわれる

子供がストレスを感じると、心身の変化となって表れてきます。子供自身も気づかない間に、心身に変化が現れてしまうのです。

ストレスの原因

ストレスの原因はそれぞれですが、主に人間関係が原因です。

過度な期待や厳しいしつけなどにより、子供の心が締め付けられることがあります。そんな状態がずっと続くと、子供のストレスも相当なものになってきます。出来ない自分にもストレスを感じてしまいます。

幼稚園、保育園

幼稚園や保育園は家庭とは違う小さな社会です。そんな社会の中では、自分の意見が通らないこともしばしばです。子供ですから人間関係を円滑にする方法も難しく、少しずつストレスを感じてしまいます。

また、行事などの練習中など、子供が出来ないことに直面すると、そんな事にもストレスを感じてしまうことがあります。

幼児がみせるストレスサイン

幼児がストレスを感じると、子供自身も気づかない間に、ストレスを感じているというサインを出すようになります。

体のサイン

身体的なサインで代表的なものは次の3つです。

・腹痛
・かゆみ
・食欲不振

いつもと違う身体の変化は、一番発見しやすいサインです。食欲不振などは疲れや風邪の症状と考えてしまうこともあるでしょうが、それが続くとストレスを疑うべきです。

心のサイン

表情などもしっかりと観察する必要があります。いつもと違う部分を発見しましょう。

・笑わない
・泣きやすい
・ボーっとしている

無気力や無表情になったり、気持ちが不安定なため、少しの事で泣いてしまったりすることがあります。気持ちが安定すれば、気持ちの起伏が激しくなることもなくなるので、このような状態の場合は、心に何らかの思いがあるということを察するようにしましょう。

行動的なサイン

他にも行動に表れてくる様々なサインがあります。子供だからと見過ごさないようにしてあげたいものです。

・口数が少なくなる
・ひどく甘える
・反抗的
・暴力的
・おねしょ

どれも気持ちが不安定になってしまうことで現れるものです。無気力になることや泣いて不安定になることを安易に想像しますが、反抗的になったり暴力的になったりすることもあります。

また、おねしょなどが頻繁に見られる場合もあります。

子供のストレス解消法

大人はストレスを感じたら、何とかして解消しようとしますが、子供自身は自分の状況を理解できません。

ストレスを溜めたままにすると、いろいろなことに不具合がでてきますので、なんとかして解消する必要があります。子供のストレス解消を大人が手伝ってあげましょう。

好きなことをさせてあげる

大人は趣味を楽しむことで、ストレスを発散させたりします。

しかし、子供は自ら自分の趣味を楽しむことなんてあまりありませんよね。まずは子供の好きなことをとことんさせてあげるといいでしょう。好きなことをする時間は、子供にとって自分を解放してのびのびと過ごすことができる時間です。

没頭できるように環境を整えて、時間をしっかりと作ってあげましょう。

体を動かすことに集中させる

体を動かすこともストレスを発散させる行動の1つです。

屋外で遊ぶ

室内で遊ぶ事もいいことですが、時には広い場所で十分に身体を動かせるようにしてあげましょう。体を動かして、夢中で遊ぶ事は心身を解放させることに繋がります。最近では広い野原に安易にいく事は難しくなってきています。

休みの日に、充分に走り回ることの出来る環境で、のびのびと身体を動かしてあげてください。

親の対応方法

子供がストレスを溜め込む環境は一刻も早く打破したいものです。それができるのは周りの大人です。どんなことをすればいいのでしょう。

ストレスの原因を見つける

子供がストレスを感じた原因をまずは突き止める必要があります。ストレスは子供によって違います。

例えば、両親の夫婦喧嘩が多い、弟や妹への嫉妬などが挙げられます。

夫婦喧嘩が多い

よくあるストレスの原因は夫婦喧嘩をよく目にしているということです。子供には関係ないと思うかもしれませんが、良く聞いています。子供の前では喧嘩は控えましょう。

弟や妹への嫉妬

また、下の兄弟への嫉妬も原因の1つです。今まで独り占めできていた両親をとられてしまうという恐怖にさいなまれてしまうのです。下の兄弟が出来れば、どの子も感じることですが性格によっては、それが大きなストレスになる場合があります。

スキンシップを増やす

どんなことをしてもストレスを感じることは避けられません。

しかし、そのストレスを軽減させたり、すぐに発散させてあげることは周りの大人にもできることです。スキンシップを大切にすることは、子供の気持ちを安定させることに繋がります。つまり、ストレスに打ち勝つ心を育てることになるのです。心の安定がストレスに一番強い武器かもしれません。

会話を増やす

ストレスをためこむことを避けるために、言葉などで気持ちを引きだすことが大切です。家族での会話を増やすことで、気持ちを表現してくれるようになります。

ストレスを感じている時、直接的な言葉にしなくても日常からしっかりと会話をしていれば、その変化に気が付きやすく軽度なストレスの対応だけで済みます。

子供が今、どんな環境にあってどんなことに興味があるのかなどを理解しておくと、子供の小さなサインも手に取るようにわかるようになります。

無理に理由を聞きださないように注意

注意したいのは、ストレスを感じているかなど、無理に聞きだすことは避けてほしい事です。子供から言い出すのならいいのですが、それを無理やりに聞きだすとかえって心を閉ざしてしまいがちです。さりげなく、近況を聞いて推理するしかないのです。

適度なストレスは成長に必要なもの

ストレスはよくないものというイメージがあります。もちろん、ストレスで体調を崩したり自暴自棄になってしまうケースも少なくありませんから、いい物ではありません。

しかし、全てが悪いというわけでもないことを理解しておきましょう。適度なストレスは時に人を成長させます。出来なかったことに対してストレスを感じても、もう一度してみようという意欲につながることもあります。

全てのストレスを排除しようとするのではなく、適度なストレスを認めるようにしましょう。

覚えておきたい!子供のストレスサインと解消方法のまとめ

子供もストレスを感じ、いろいろな方法でサインを出してきます。そんなサインを大人はしっかりと受け止めて、解消することに力を注いてあげたいものです。

毎日の会話を大切にして、子供の変化に気づいてあげられれば大事に至らないで済みます。適度なストレスの中で成長を促しながら、子供のサインに向き合ってあげましょう。