赤ちゃんの行動に意味について考えたことはありますか?その時にしか見られない仕草が見られるこの時を愛おしいと感じる方も多いでしょう。

貴重な仕草の意味や発達が理解できると、その愛おしさはさらに倍増しますよ。

赤ちゃんの行動の意味についてまとめてみました。お子さんはどんな行動をとっていますか?

赤ちゃんの原始反射

まずは、赤ちゃんが生まれながら持ち合わせている動作について見ていきましょう。

乳幼児が見せる反応

原始反射は脳幹脊髄に反射中枢を持つ、胎児期から乳児期にかけて見られるものです。
生後すぐに見られて、大脳皮質が成長するにつれてだんだんと少なくなります。

生まれつき備わった原始反射は、自分の意志とは関係なく体を動かすものです。次第に自分の意志により動くことが出来るようになります。

赤ちゃんがおこなう動作のほとんどが原始反射

赤ちゃんの行動はかわいいものですが、そのほとんどが原始反射と呼ばれるものです。原始反射が産まれつき備わっている理由は2つあります。

生命維持

身体機能がまだまだ未熟な新生児は、ミルクの飲み方も知りません。
しかし、産まれたらすぐに、誰に教わらなくてもおっぱいを吸うようになります。これは原始反射によるものです。

ほかの反射も、赤ちゃんが周りの大人との関係をよくして、自分の事を第一に考えて行動することを促すという作用があります。周りの大人に関心をもってもらい、より安心かつ安全に過ごせる環境を確保する行動と言えるでしょう。

発達促進

原始反射を繰り返すことで、発達を促すことが出来ます。ミルクを吸うことを繰り返すうちに飲み方を学習し、自力で飲むことが出来るようになるのです。

原始反射の種類

赤ちゃんがしている原始行動は沢山の種類があります。いつ頃まであるのかなど、それぞれの反射をご紹介しましょう。

モロー反射

仰向けや腹這いの姿勢の状態で上半身を持ち上げている時に急に下げると、驚いて体を伸ばした後、何かに抱きつくように身体を曲げる行動をモロー反射と言います。

他に、大きな音を聞いた時、裸にされた時などにビックリしたように両手をあげる行動もこれにあたります。

体幹の反射で生後3か月頃までに消失します。

吸啜反射

口の中に乳首や指などがあると、規則的な感覚で吸おうとする反射のことです。生命の維持に必要な反射の1つです。

生後3ヶ月くらいまでには消失します。

探索反射

唇に何かが触れると、その方向に首を傾けたりして唇に触れたものを探そうとする反射です。
おっぱいを探す行動です。

生後3か月で消失します。

足踏み反射

抱っこしている時など足を地面につけるくらいで支えていると、足を交互に動かしながら歩くような行動をします。歩くための基礎的な反射です。自立歩行反射や起立反射などとも呼ばれています。この行動はお腹の中でも見られます。

生後5か月くらいまでには消失します。

捕捉反射

唇やその周辺に触れた物を加える行動です。探索反射によって探しあてたものを口にくわえるという行為は、母親の乳首を加えることに繋がります。

生後間もなくこの反射がみられ、生後5か月ころまでには消失します。

把握反射

手のひらや足の指の付け根を刺激すると指を曲げるという反射です。

生後3か月頃に消失します。

ギャラン反射

肩甲骨から腰骨付近の脊椎の片側をこすることで、こすった側のおしりが上がったり、擦った側へ脊椎が曲がる行動の事をさします。

お母さんのおなかの中で姿勢を変えたり、産道を通り抜けたりしやすくする役割も担っています。
その反面、生後の生活にはあまり役立たないとも言われています。

1ヶ月検診、3か月検診では検査項目にもなっているもので、これは6か月頃には消失してしまいます。

赤ちゃんの泣く意味

赤ちゃんは泣くことが仕事と言われるほど、泣くことが多いものです。言葉を発することが出来ない赤ちゃんは、泣くことでいろいろな気持ちを表現しています。赤ちゃんの泣く意味を理解できたら、すぐに対応できるのにと悩んだことはありませんか?

子どもが泣く意味を詳しく見ていきましょう。

赤ちゃんの泣く理由は欲求を伝えるため

赤ちゃんは泣くものです。泣いてばかりの赤ちゃんを目の当たりにすると、意味なく泣いているように感じてしまうかもしれませんが、そうではありません。泣くことにはちゃんと意味があるのです。

言葉で気持ちを伝えることが出来ないので、泣くという手段を使って周りに発信しているということです。そう考えると、その発信している気持ちを周りの大人は理解してあげる必要があります。

眠い

眠気を感じてすぐに眠れる時はいいのですが、そうでない時もあります。眠くても眠れない時、赤ちゃんは泣いてその意志を表現します。眠いのに眠れないからつらいという意志表示です。

不快

泣くことは不快を意味していることがほとんどです。赤ちゃんが感じる不快とは・・・

・オムツが汚れてる
・げっぷが出ない(苦しい)
・暑い・寒い

などです。

大人であれば簡単に解決できることでも、赤ちゃんでは難しい事だらけです。大人の手を借りなければ、その不快を快に変えることはできません。不快を感じている時には、泣いてその意志を発信するのです。

解決することができれば、あんなに泣いていた赤ちゃんが不思議なくらい悩んで機嫌よく過ごしたりします。

驚き(びっくり)

経験を積むにつれて、行動など次の流れを予測することが出来るようになりますが、赤ちゃんはまだそのような感覚がありません。ですから、少しの事で驚くことも多いです。驚いて笑顔になることもあるのですが、泣いてしまうこともあります。

あやそうと思い、突然物陰から飛び出すと、赤ちゃんは当然のように驚き泣いてしまうでしょう。

空腹

お腹が空いても自分で解決することも、「お腹がすいた」ということも言えない赤ちゃんです。

生命の維持のためにも何かを口にしなければいけませんから、赤ちゃんは泣いておなかがすいたことを知らせるのです。

不安

誰に抱っこされても泣かない時期を通り過ぎると、だんだんと知らない人に対して泣くことがあります。これは不安から涙が出るのです。泣いて知っている人をもとめ、不安を知らたり危険を知らせたりする行動です。

いつもそばにいる大人との環境が、安心して過ごすことの出来る場所です。赤ちゃんにとってそれ以外の環境は不安でしかありません。

そんな不安も経験を重ね成長するにつれてだんだんとなくなり、子どもの世界が広がっていくので、不安からむやみに泣くことも少なくなってきます。

新生活になり、新しい保育施設に行くと泣いてお母さんから離れないなんて姿は、これにあたります。

詳しく知っておきたい!赤ちゃんの行動の意味についてのまとめ

赤ちゃんの行動はいろいろな意味があります。新生児の頃、そのほとんどは原始反射です。母乳を吸うための吸啜反射や探索反射、体幹の反射であるモロー反射、手足の反射である足踏み反射等があります。

それらは生後3~6か月頃には消失してしまいます。この時だけしかない、貴重な行動を見逃すことなく楽しみたいものです。

また、赤ちゃんの泣くことの意味も沢山ありました。主に、不快を感じたら泣きます。お腹が空いたり眠かったり、オムツが濡れたりすると泣いて周りの大人に知らせます。

泣くことは周りに対するサインです。そのサインを読み取って、周りの大人が対応してあげなければなりませんね。