皆さんはカウンセリングと聞くと、自分の悩みをカウンセラーに相談し解決策を助言してもらうなどのイメージでお考えの方も多いと思います。

悩みの根底が自分だけではなく夫婦のなかで起きている問題だとしたら「喧嘩ばかりで話にならない」と諦めてそのままにしているなんてことはありませんか?

ここでは夫婦カウンセリングの効果についてお話していきます。

夫婦カウンセリングとは?

ちょっとしたことが原因で話もしなくなってしまった…。
距離を置くようになり余計に相手が何を考えているのかわからなくなってしまった…。

など、夫婦で話し合いをするきっかけも作れなくなってしまったという経験されたことはありませんか?

夫婦でうけるカウンセリング

夫婦との仲が悪くなり、自分なりに問題を解決しようとしても感情的になって話ができない。家の中に一緒にいることが苦痛で・・・という方も少なくありません。

以前のように仲の良い夫婦になりたいと考えているけれど、と悩んでいる夫婦に対し専門カウンセラーを交えて夫婦の抱えている問題を共に解決へと導くのが、夫婦カウンセリンです。

夫婦面の問題を解決する

夫婦間で起きたあらゆる問題が夫婦カウンセリングの対象となります。夫婦の何が、誰が、どういうことが問題なのか自分だけではなかなか判断できませんよね。

夫婦カウンセリングの役割は、お互いに冷静さを持って対話することができない夫婦に対して、お互いに言いたいことを言えるように促したり、またお互いの言い分にも耳を傾けることができるようにサポートすることです。

また、スムーズに話合いが進むように、夫婦間の気持ちをまとめ問題を解決へと導くことに努めます。

夫婦カウンセリングで得られる効果

夫婦カウンセリングでは、どのような効果を得ることができるのでしょうか。

きちんと話し合う機会を得られる

夫婦カウンセリングを受けることに抵抗がある方は多いでしょう。カウンセリングを受けることで夫婦間の問題なんて解決できるの?と気になる方も多いでしょう。

しかし、夫婦カウンセリングを受けることで、お互いが冷静に話し合うという時間を持つことができます。

お互いの本心を聴くことができる

専門カウンセラーが求めているのは、お互いの本心をしっかりと話してくれることです。本心を話すことは問題を解決する糸口となると考えています。

カウンセリングをうける時には、夫婦が問題を解決したいのか、この先どう対処すべきかお互いの本音を話すことが大切です。

結果(結論)を求めるのではなく、夫婦間の問題に対する価値観やそれぞれの思い込みや憶測、疑念を修正することで、個としての相手の味方、感情の捉え方を改めて考えてみるということになります。

仲裁が入ることで冷静な話し合いができる

ここでいう仲裁とは、家族や友人ではない専門家カウンセラーです。夫婦間の問題を専門的解釈で客観的視点に基づき話し合いをすることで、夫婦それぞれが今まで気づかなかった性格や心情など知ることができます。

カウンセラーが仲裁に入ることで冷静になることができ、問題を解決しようというお互いの心理的相乗効果も得ることができるようになります。

夫婦カウンセリングの行い方

では、実際にどう進められるのか、実際の夫婦カウンセリングの行い方を簡単に解説していきます。

2人で一緒に受けるのが基本

夫婦カウンセリングは夫婦が揃って受けることが効果的です。中には初めは1人でカウンセラーに話を聴いてもらい、ストレスを減らしたいという方もいると思いますが、話を聴いてもらうとスッキリしたという感情だけで夫婦間の問題解決にはなりません。

ですから、夫婦2人でカウンセリングを行うのが基本です。

カウンセリングシートに記入

夫婦間の抱えている問題や現在の夫婦生活、将来の希望など専門カウンセラーが用意したシートに記入して頂くものです。決まった形式ではないため自分の気持ちや行動、日々の夫婦間の会話など自由に書いていくシートです。

中には、専門カウンセラーが夫婦のそれぞれのペースに添いながら口頭で質問を行い、記入していくものもあります。

カウンセラーが問題点を分析

記入されたシートをもとに、夫婦間の問題が何かを分析していきます。夫婦カウンセラーの用意したシートにも多少違いはありますが、分析するポイントがあります。

・夫婦間の気持ちのどの部分に相違(思考の違い)があるのか?
・日々の夫婦でのコミュニケーションはどのくらいとれているか?
・夫婦間での決定事項はどちらが優位にあるか?
・この先将来二人の関係はどうなっていたらよいか?

など、感情が思考のズレがないかをシートで確認していきます。結果的に「夫婦・家族の幸せの着地点」をお互いが考えていけるようサポート、アドバイスしていくのです。

また、なかには

「自分を見直すシート」
「相手を見直すシート」

というものを題材として、長期に自分を見つめ、相手の気持ちや行動の変化を記入していくシートなどもあります。

「相手を見直すシート」では、

・相手の長所
・好きなこ、
・自分にやっていてくれたこと自分に今やってくれていること
・2人での思い出や困難を2人で乗り越えたこと 

など、を文字化することで感謝の気持ちやカタルシス効果(気持ちの浄化)をもたらすともいわれています。

夫婦の目標・解決策を定める

夫婦カウンセリングを行うことにより、達成する(できる)目標を明確にします。その目標を実現するために、夫婦間で日常的に出来ることは何かを検討してもらいます。

「おはよう」「おやすみなさい」の小さな言葉かけからでもいいのです。

小さなことから少しずつ始められるよう夫婦とカウンセラーで目標を共有していきます。

夫婦カウンセリングの相談・対象

夫婦間で生じたいろんな問題が夫婦カウンセリングの対象となります。

例えば、

「うまくコミュケーションが出来なくなった」
「些細なことでもめるようになった」
「価値観が違う」
「性格の不一致」

など、様々です。ここではいくつかの相談内容に沿ったものをご紹介していきます。

育児について

皆さんもよく、育児についてお互いの意見の違いを経験されたことも多いと思います。

「育児は母親が行うべき」

というような古い慣習がまだ残っているのも事実です。ある調査によると子育て中の夫婦において子供が0歳~2歳の間の離婚率が一番高いそうです。

育児に忙しく「話し合っている時間なんてない!」と思うかもしれませんが、その状態を放っておくと夫婦間の溝は深くなるばかりです。不満を抱えたままでは解決にはなりません。

「オムツ替え手伝ってもらえるかな?」
「お風呂はパパと一緒が好きだよね」
「今、ミルクあげてるから買い物頼んでいい?」

など、相手を褒める言動を意識して使うとお互いの意思疎通(コミュケーション)がとれ、「ママも育児大変なんだ」と思うようになるでしょう。

もし、育児について問題が生じたとして、どうしても解決策が導けないと判断した場合には、やはり夫婦カウンセラーに相談するのがよいといえますね。

浮気について

夫婦関係に大きく亀裂が入ってしまう原因の1つに、パートナーの浮気が挙げられます。このトラブルは感情が大きく影響するので、本当に辛いものです。

例えば、夫が浮気をしているといった場合、携帯電話にロックをかけていたり、仕事の付き合いなどの理由で夜中に帰る日々が続いたり・・・妻はいろんなことを想像して、不安から怒りの感情まで現れるようになります。

激しい感情をぶつけてしまうと、夫婦間をもとに戻すのに時間が余計にかかります。

浮気に関しては、浮気調査などして事実関係を計画にすることも時には必要になりますが、浮気問題から立ち直るには、やはり専門的な夫婦カウンセラーに話を聴いてもらうのが得策でしょう。

離婚について

離婚の原因はさまざまですが、「もう無理」と思ったら相談してみましょう。相手の考えを知ることも大事です。離婚の原因の1つに先ほどの浮気があります。

浮気はあくまでも浮気、これが「本気」になって相手が家庭を還り見なくなると、もうこれは弁護士や夫婦カウンセラーに相談すべきだと思います。

相手にもう一度やり直したい気持ちがあれば、夫婦間で十分な話し合いも必要になりますから、冷静的に判断できるようカウンセラーの介入をおすすめします。

カウンセリングをうける時の注意点

では、カウンセリングをうける時には、どんなことに注意すればよいのでしょう。

いくつか注意すべき点をお伝えします。

夫婦カウンセリングは占いとは別もの

あなたの携帯電話のメールに「来月のあなたの運勢、恋愛編」などと広告DMが送ってきたりしたことはありませんか?占いを信じる方は洗脳されてしまう傾向にあるので、占い師のアドバイスを受けて、それに準じた行動はとても危険です。

ちなみに、占い師は何の資格もありませんからスキルは自分基準です。その人の巧妙な言葉に安易に応じないように気をつけましょう。

相手の話をきちんと聞く

夫婦カウンセリングでは、お互いの意見を話すのですが、決して感情的にならないようにしましょう。相手が話をしている途中「私だって‥」と口を挟みそうですが、そこは冷静に相手の話をきちんと聞くことが重要です。

声のトーンが高くなったり口調が速くなったりすると、相手を責めたてているようにもなり、せっかくカウンセリングに来たのに何の解決手段も得られないままになってしまいます。自分は冷静に話を聴くという姿勢も大事ですね。

カウンセラーは中立の立場

夫婦カウンセラーは、前述したように夫婦間の問題に話に立ち会う中立な立場にあります。夫婦間の会話がたとえ途絶えたとしても、カウンセラーはうまく会話をリードしてくれます。

カウンセラーは立会人ですのでお互いを見て話を聴くリソース・スキルを身につけていますので安心して事実を伝えることが重要です。

客観的に事実を伝える

夫婦カウンセラーを受ける際には、自分を客観的にとらえて話すと落ち着いた気持ちで話ができるでしょう。曖昧な表現では事実は伝わりにくいので、何を話したいか事前にメモしておくのもいいでしょう。

知らなかった人必見!夫婦カウンセリングの効果についてのまとめ

夫婦カウンセリングは、夫婦関係を修復・改善することを目的としています。どうしたら問題を解決できるか現状を改善し、お互いが協力し合い、再び良い夫婦関係を作り直すことを前提に、話し合いを進めていく意識が必要です。

ちなみに、夫婦がぶつかるのは脳の違いが原因なの?とよく話題に上がることがあります。もちろん、脳自体のつくりは一緒ですが、男女の「脳の違い」とは、

男性脳はシングルタスク
女性の脳はマルチタスク

と言われています。うなづいた方も多いのではないでしょうか。

例えば、パパは休みの日は子供とじっくり遊ぶなど、1つのことに集中することを得意とします。女性は、いつも自分の五感でフルに活用して子供の状態を読み取り、判断し対応することが得意であるとされています。

得意分野の違いがあるということをお互いに理解し、まずはゆっくり夫婦2人の時間を作ってみることも、夫婦カウンセリングと合わせて有効になってくるといえますよ。