メンタル心理ミュージックアドバイザーという資格をご存知でしょうか。まだあまり広く知られてはいませんが、今後ますます活躍が期待される実用性のある資格のひとつとなっています。

また、音楽が好きな方、興味のある方など、どなたでも受験が可能です。

近年、音楽の効果についての研究結果で、人間の感情の安定に音楽が必要である事が証明されています。

今回はメンタル心理ミュージックアドバイザーの資格・仕事内容や受験資格について分かりやすくご説明します。

「メンタル心理ミュージックアドバイザー」とは

まず、メンタル心理ミュージックアドバイザーについて詳しく見ていきましょう。

人を癒す音楽の効果を理解したスペシャリスト

我々人間には喜怒哀楽があります。その時の感情や気持ちの状態に合わせ、適切な音楽を提供したり、相談者の悩みや不安を音楽の力によって改善を図るのがメンタル心理ミュージックアドバイザーの仕事内容になります。

働きながらでも資格取得に向けて動くことが可能です。

育児や介護の間に資格取得を目指す女性に大人気の資格となっています。

本資格はとても幅広い知識を必要とします。音楽に関連する知識はもちろん、医療や介護に関する正しい理解・相談者の立場に立って物事を考えることの出来る方が求められています。

特に、音楽療法に関する知識は専門分野として捉えて頂きたいです。

音楽療法とは

では、音楽療法とは一体何なのでしょうか。

音楽療法の概要

音楽療法とは、音楽の持つリラクゼーション効果を用いて心身機能の改善や疾病予防を目的に行う療法の事です。

第二次世界大戦後のアメリカで、戦時中に亡くなった方の遺族や関係者の方の傷ついた心を癒すために音楽を使用した事から広まったと言われています。

日本では知名度が低いですが、世界的にみると、音楽療法は、ひとつの医療・治療行為のひとつとして多くの病院関連施設で取り入れられています。

音楽療法の効果

音楽療法は、主にリラクゼーション効果、心身機能の維持・改善、疾病予防に対して効果を発揮します。

相談者の好きな音楽を聴いたり、カウンセリングの後、適切な音楽を聴く事で上記の効果を最大限に発揮する事が可能となります。

「メンタル心理ミュージックアドバイザー」に必要な勉強

メンタル心理ミュージックアドバイザーは、音楽の歴史や原理、効果など音楽に関係する全ての事柄に対する理解が必要となります。

音楽療法について(音楽の歴史、音楽療法の歴史など)

音楽の起源はどこでどのようにして成されたのか、古代西洋の音楽と現在の比較など幅広く問われます。世界各地の人々が、音楽に対してどのように感じているかなども理解しなくてはなりません。

音楽の力の原理(受動的方法と能動的方法など)

音楽療法における受動的方法とは、相談者が実際に音楽を聴くことです。 能動的方法とは、相談者が実際に音楽を奏でたり歌を歌ったりする事です。

また、何故音楽を聴くと良いのかなどは頻出の1つとなっています。音楽療法において、受動と能動は鍵となるワードのひとつですので、正確な知識を身に付けてください。

音楽の力と生活(サウンドスケープ、癒やしに適した音楽選び、カラオケの効果など)

音楽といっても、クラシックやピアノ演奏など声が関係しない物と、カラオケで歌ったり合唱など声を必要とする音楽があります。 それぞれの持つ効果や与える影響についても理解する必要があります。

その方の好きではないジャンルの音楽や、聴きたくない音楽を提供しても、心身の向上には繋がりませんので、メンタル心理ミュージックアドバイザーとして仕事をする上で正しく理解していなければなりません。

音楽の力の効果(生理的効果、心理的効果、社会的効果など)

相談者の状況を正しく判断し、適切な音楽を提供する為には、相談者の心情を理解する必要があります。

その為には、音楽の生理的効果、心理的効果、社会的効果など幅広い知識を求められます。

音楽の力の理論(アルファ波、モーツァルト音楽研究など)

人間の脳波についても問われます。アルファ波とは、リラックスや閉眠に働き、8~13Hzのことです。聴く音楽によって、脳波に影響があるこが分かっています。

どの音楽がどう影響を及ぼすかも理解を深める必要があります。

また、偉人の音楽家の理論や研究についても目を通しておくと良いです。専門的な難しい内容になりますので参考書が必要となります。

「メンタル心理ミュージックアドバイザー」の仕事内容、就職先

音楽療法の知識・スキルは、主に医療機関や福祉施設などで役に立ちます。

介護・リハビリ施設などで音楽療法を行う

現在時点で、取り入れている介護・リハビリ施設はまだまだ少ないですが、メンタル心理ミュージックアドバイザーを積極的に取り入れる動きもみられています。

介護・リハビリ施設では主にレクリエーションやマンツーマンで音楽療法を行います。

レクリエーションでは、専門の音楽療法士と共に楽曲の選択をしたりマンツーマンで適切な音楽を選んだりと幅広く対応していきます。

病院(心療内科や精神科など)でカウンセラーとして働く

病院では、主に精神面で不安を抱える方や、疾患や障がいにより心の安定を求めている方に対してカウンセリングを行い精神の安定を目的として音楽療法を取り入れます。

リハビリテーションの一部として取り入れられることもあり、病院によって異なりますが、一人の相談者に週に何回と定めている場所もあります。

相談者本人を取り巻く環境についてや、疾患に対する理解を深めておくと、より相談者の状況理解に繋がり、適切な音楽を提供する事ができます。

児童施設などで音楽を効果的に取り入れる

まだ幼い子どもや心身に障がいを抱えた子どもの中には、自身で言葉を発する事が出来ない子や意思疏通が難しい子がいます。

その際にも、年齢に合った音楽の提供や、リズミカルな代表曲を取り入れるなどして対応していきます。

メンタル心理ミュージックアドバイザー認定試験の概要

※主催の「日本メディカル心理セラピー協会」は「日本アロマメディカル心理セラピー協会」から改名しているので注意

主催団体

日本メディカル心理セラピー協会

受験資格

特記無し

受験料

10,000円(税込)

受験申請

インターネットからの申し込み

受験方法

在宅受験

合格基準

70%以上の得点率

メンタル心理ミュージックアドバイザーについてのまとめ

メンタル心理ミュージックアドバイザーはまだまだ知名度が低いですが、音楽の効果や理論をいかして、リハビリテーションや心身状態の安定を図ることは医学的な証明がされています。

病院や介護施設、児童施設は日常の生活に変化があまりみられず、その事により外部との交流が取れなくなってしまう場合があります。

メンタル心理ミュージックアドバイザーは、その人らしさを常に追求し、相手の立場にたって物事を考えられる方に向いています。

しかし、専門性が高いため、独学ではなかなか難しいと思います。合格率は70%程度ですが、しっかり勉強されている方が多いです。

効率よく勉強をするには通信講座がおすすめです。苦手分野をしっかり把握し押さえていくことが合格の秘訣です。

メンタル心理ミュージシャンアドバイザーの資格を取得することは、ご自身の心身状態の理解にも繋がる為、ストレス解消や健康維持にも役立ちます。

今後、需要が高まることが予想されますので、音楽療法に関心・興味のある方は是非、取得に向けて動いてみてはいかかでしょうか。