キッチン資格3選+収納2資格!快適空間を実現するためのスキルとは?

キッチン資格3選+収納2資格!快適空間を実現するためのスキルとは?

記事作成日:2023.06.05
キッチン資格3選+収納2資格!快適空間を実現するためのスキルとは?

キッチンに関する資格といえば、多くの方がキッチンの収納術や掃除術などを思い浮かべられるのではないでしょうか?

本記事でご紹介する3つの資格は、キッチンのデザインや快適な使い方を学べる資格です。
特にそのうち2資格は、心理学に基づいた新たなアプローチを試みています。

キッチンについて深く学びたい方や体系的に理解したい方には、これらの資格取得がおすすめです。
さらに、キッチンをはじめさまざまなスペースの収納に役立つ資格もご紹介しています。

ぜひ、資格取得をとおして身につけた知識を、快適なキッチン設計にお役立てください。

目次

【キッチン資格】特徴と取得するメリットについて

キッチン資格には、大きく分けて以下の2種類のタイプが存在します。

・キッチンづくりと心理学をかけあわせ、キッチンに関する悩みを解決に導くアドバイスができる資格
・使い勝手のよいキッチンに仕上げるためのデザインの提案ができる資格

本記事でご紹介するキッチン資格の中でも特におすすめなのは、快適に使えるキッチンづくりのために心理学を用いる新たなアプローチを試みた前者の資格です。

「キッチン×心理学」のおすすめ資格の概要と、取得することで得られるメリットについて解説します。

1-1「キッチン×心理学」の新しいアプローチ

キッチンスペースは、どこの家庭にも存在する空間です。

心理学をかけあわせたキッチン資格では、収納術や設計の知識だけでなく、キッチンのデザインを心理学の側面から考える力を問われます。
資格取得をとおして、キッチンの設計に関する基本知識や、建築の仕事で使える専門知識、そして心理学の知識を同時に習得することが可能です。

使う頻度の多い空間だからこそ、キッチンでの些細な不便さの積み重ねが、精神的負担につながる可能性もあります。

キッチン資格を取得することで、自宅のキッチンはもちろん、大勢で使用する職場の厨房などの設計を考える際にも、学んだ知識を存分に活かせるでしょう。

1-2キッチン資格を取得することで得られるメリット

キッチン資格を取得することで得られるメリットは、主に3つあります。

・快適なキッチンづくりができる
・キッチン・インテリア関連のさまざまな職に活かせる
・キッチン心理のプロとして講師活動ができる

具体的な活かし方も含め、詳しく解説します。

快適なキッチンづくりができる

毎日使う自宅のキッチンの使い勝手の悪さは、大きなストレスの要因となり得ます。
また、刃物や火などの危険なものを扱う場所でもあるため、動線がスムーズでないと怪我につながる恐れもあります。

資格取得をとおしてキッチンデザインと心理学の知識を身につけることで、理にかなった設計のキッチンづくりが実現するでしょう。

キッチン・インテリア関連のさまざまな職に活かせる

キッチン資格は、以下のようなキッチン・インテリア関連のさまざまな職に活かせます。

・建築業
・インテリアショップ
・リフォーム業者
・ハウスメーカー

要望に添った快適に使えるキッチンをつくるための具体的な提案ができれば、お客様からの信頼度も高まります。

また、心理学を取り入れたキッチン資格は、心理カウンセラーの仕事にも応用できます。
料理教室の先生であれば、習得した知識を活かして、より生徒様が楽しく学べる空間づくりができるでしょう。

キッチン心理のプロとして講師活動ができる

心理学をかけあわせたキッチン資格を取得することで、キッチン心理のプロとして講師活動を行うこともできます。
自宅やカルチャースクールなど、働く場所や時間の自由度が高いのも魅力です。

インテリア関連のセミナーなどで講師をされている方であれば、キッチン資格で学んだ知識を取り入れることで、よりセミナー内容を充実させられます。

キッチン心理カウンセラー(キッチン心理資格)はこちら

おすすめキッチン資格3選!各試験の詳細と資格取得者の声を一挙にご紹介

おすすめキッチン資格3選!各試験の詳細と資格取得者の声を一挙にご紹介

キッチンデザインや心理学について学べるおすすめの資格は、以下の3つです。

・キッチン心理カウンセラー
・キッチン心理士
・キッチンスペシャリスト

内容を比較し、自分が習得したい知識を着実に身につけられる資格を選びましょう。

2-1キッチン心理カウンセラー|日本メディカル心理セラピー協会(JAAMP)

キッチン心理カウンセラーは、心理学の基礎知識やさまざまなキッチンの施設に関する理解、心理面にあらわれた症状別の治療方法についての知識を習得し、カウンセラーとして活動するレベルに至ったものに与えられる資格です。

キッチンに立つ方が抱えるストレスや悩みについての心理を指す「キッチン心理」への深い理解が求められます。

資格取得後は、キッチンカウンセラーとしてキッチンに関するアドバイスを行ったり、講師として活動したりできます。

試験の詳細

キッチン心理カウンセラー認定試験の内容と基本情報は、以下のとおりです。

【認定試験の内容】
・カウンセラーとは
・症状の主なタイプ
・適度なストレス
・心身症・うつ病・自律神経失調症について
・ストレスを溜めやすい人の特徴
・キッチンレイアウトについて
・キッチンの種類・役割 など

認定試験の基本情報
受験資格 特になし
受験料 1万円(税込)
受験申請 インターネットからの申し込み
受験方法 在宅受験(設定された6日間の試験期間内に解答し、協会宛に解答用紙を送付)
合格基準 70%以上の評価

試験日程は偶数月20日〜25日の6日間です。

資格取得者の声

キッチン資格の取得をとおして、自身の精神面を落ち着かせるスキルが身につき、家族との接し方にも変化を実感されている方がいます。

“ちょうど子供の教育やしつけで悩んでいたため、料理やキッチンを通して心理面で落ち着く助けになるという、キッチン心理カウンセラーの知識は、とても面白かったです。心理学に触れるきっかけにもなり、子供との接し方を変えるきっかけになりました。”

また、習得した知識を実際にキッチンデザインの仕事に活かされている方もいらっしゃいます。

“心理という方向でのアプローチは正直考えていませんでした。この新しい発見を仕事に取り入れるため、自分で納得できるレベルになったという証が欲しくて挑戦してみました。見識が広がり、より機能的で使いやすいキッチンのデザインが生まれそうです。”

快適に使えるキッチン設計だけでなく、家庭内のコミュニケーションの円滑化や仕事のスキルアップなど、幅広く活用できる資格といえるでしょう。

2-2キッチン心理士|日本インストラクター技術協会(JIA)

キッチン心理士は、心理の面からの相談援助知識やキッチンに関わる倫理、心理的アドバイスに関して十分に理解したものに与えられる資格です。
心理アセスメント・チーム医療・地域精神などの知識の習得も求められます。

資格取得後は、キッチンと心理学のプロとして、自宅やカルチャースクールにて講師活動を行うことも可能です。

試験の詳細

キッチン心理士資格検定試験の内容と基本情報は、以下のとおりです。

【検定試験の内容】
・クライアントとのコミュニケーション
・症状の経過における治療方針
・キッチンレイアウトの歴史
・独立型キッチン・クローズドキッチン・1列型キッチン・2列型キッチン
・バリアフリー・ユニバーサルデザイン
・キッチンの性質 など

検定試験の基本情報
受験資格 特になし
受験料 1万円(税込)
受験申請 インターネットからの申し込み
受験方法 在宅受験(設定された6日間の試験期間内に解答し、協会宛に解答用紙を送付)
合格基準 70%以上の評価

試験日程はキッチン心理カウンセラー資格と同じく、偶数月20日〜25日の6日間です。

資格取得者の声

実際にキッチン心理士として講師活動をされている方からは、習得した知識を生徒様の心の改善に役立てられているという声が寄せられています。

“私たちキッチン心理アドバイザーは、生徒さんがキッチンに意識を向けることで心の改善を図れるよう導くことができます。特に仕事に追われている人などはキッチンがショールームのように綺麗です。これは心に余裕がないことの表れ。追い詰められた心を穏やかに導き、毎日を明るく過ごせるようお手伝いをしてあげます。”

自宅で応用するために取得したのをきっかけに、ご近所様へアドバイスを行うようになった方もいらっしゃいます。

“キッチンについて快適に暮らすための知識や技術を学ぶことができ、自宅で応用してましたが、近所の方にも適切なキッチンや暮らしについてアドバイスできるようになりました。”

自身にとって有益なだけでなく、相談に乗ったりアドバイスを行ったりすることで周りに貢献できるのも、キッチン心理士資格の魅力のひとつです。

2-3キッチンスペシャリスト|公益社団法人インテリア産業協会

キッチンスペシャリストは、快適で使いやすいキッチン空間(機能・設備など)を提案する力にフォーカスした資格です。
新築やリフォームなどを検討されているお客様のニーズを受けて、最適なキッチンデザインを提案し、建築や施工につなぐ仕事を担います。

キッチンスペシャリスト資格取得のための講座として、「公益社団法人インテリア産業協会」主催の通信講座が、「学校法人産業能率大学 総合研究所」により運営されています。

資格取得者は、キッチン関連の設備メーカー・設計事務所・建設会社・工務店・住宅設備会社など、幅広い業種で活躍中です。

試験の詳細

キッチンスペシャリスト資格試験の内容と基本情報は、以下のとおりです。

【資格試験の内容】 ※マーク式の学科試験と記述式の実技試験が行われる
・学科:1.住居と食生活に関すること/2.キッチン空間に関すること/3.キッチン機能に関すること/4.キッチン設計施工に関すること/5.キッチン販売に関すること
・実技:筆記(図面表現)によるキッチン空間の企画・提案に関すること

資格試験の基本情報
受験資格 特になし
受験料 学科・実技1万4,300円(税込)/学科・実技のいずれか1万1,000円(税込)
※過去3年以内に学科・実技のいずれかに合格している場合、その試験が免除される
受験申請 インターネット/郵送
受験方法 会場受験(北海道・岩手県・宮城県・群馬県・東京都・愛知県・石川県・大阪府・広島県・香川県・福岡県・沖縄県の全12地域)

最新の試験日程は、公式サイトにてご確認ください。

資格取得者の声

通信講座を利用して学習を進めることで、子育て中の方も無理なくキッチンスペシャリスト資格を取得されています。

“子育て中でなかなかまとまった時間がとれないのですが、無理のないスケジュールで、課題の量が適量だったのでやりやすいと思いました。(中略)
子育てが落ち着いたらキッチンやインテリア関係の仕事について働けるように、日々アンテナを広げていきたいです。”

キッチンの施工やインテリア関連の仕事に活かしやすい、実務性の高い資格といえるでしょう。

キッチン心理カウンセラー(キッチン心理資格)はこちら

キッチン周りの片づけが苦手な方へ|おすすめ収納資格2選

キッチン周りの片づけや収納が苦手な方には、以下の2資格もおすすめです。

・収納マイスター
・整理収納インストラクター

キッチンに特化した資格ではありませんが、収納術などの知識を習得できるため、キッチン環境を整えるのにも役立つでしょう。

キッチン資格とあわせて取得し、より快適に過ごせるキッチンづくりにお役立てください。

3-1収納マイスター|日本生活環境支援協会(JLESA)

収納マイスターは、基本的な収納法から、依頼者の要望に合った整理・収納方法を的確に提案できる能力を有するものに与えられる資格です。

「部屋が片づけられない」などの悩みを、整理方法や収納方法によって解決する”収納の達人”として、カルチャースクールなどで講師活動を行えます。

キッチン収納に関する知識も求められるため、キッチン資格と非常に相性のよい資格です。

【収納マイスター認定試験の内容】
・押入れの収納について
・クローゼット収納について
・キッチン収納ついて
・リビングルームの収納について
・収納家具について など

収納マイスター認定試験の基本情報
受験資格 特になし
受験料 1万円(税込)
受験申請 インターネットからの申し込み
受験方法 在宅受験(設定された6日間の試験期間内に解答し、協会宛に解答用紙を送付)
合格基準 70%以上の評価

試験日程は偶数月20日〜25日の6日間です。

3-2整理収納インストラクター|日本インストラクター技術協会(JIA)

整理収納インストラクターは、収納に関する知識を活用し、自身が望む理想的な空間をつくりあげられるものに与えられる資格です。
物を探し出す無駄な時間を収納の工夫で省いたり、インテリアとして見せる収納と隠す収納を使い分け、部屋にメリハリをつけたりするための知識やスキルが求められます。

これらの知識は、食器や調理器具であふれやすいキッチンの収納にも大いに活かせるでしょう。

【整理収納インストラクター資格検定試験の内容】
・隠す収納・見せる収納
・収納の種類(棚収納・引出し収納・つり下げ収納)
・メジャーの選び方・定規の選び方
・測り方(クローゼットの測り方・押入れの測り方)など

整理収納インストラクター資格検定試験の基本情報
受験資格 特になし
受験料 1万円(税込)
受験申請 インターネットからの申し込み
受験方法 在宅受験(設定された6日間の試験期間内に解答し、協会宛に解答用紙を送付)
合格基準 70%以上の評価

試験日程は収納マイスター資格と同じく、偶数月20日〜25日の6日間です。

キッチン心理カウンセラー(キッチン心理資格)はこちら

キッチン資格取得・スキル習得のおすすめ勉強法

キッチン資格取得・スキル習得のおすすめ勉強法

キッチン資格の取得・スキルの習得におすすめの勉強法として、3つの方法をご紹介します。

・書籍などで独学する
・インテリア・心理学について学べるスクールに通う
・通信講座を受講する

ご自分に合った勉強法を選択し、効率よく知識を身につけましょう。

4-1書籍などで独学する

キッチンデザインやインテリアや心理学関連の書籍は多数出版されているため、独学で手軽に勉強を始められます。

ただ、それぞれ独立した内容である場合が多く、キッチンと心理学を関連づけた書籍は少ないのが現状です。

また、膨大な情報量の中から資格取得に必要な内容を絞り込み、効率よく学習を進めるのは容易ではありません。
書籍での勉強は、キッチンデザインや心理学について学んだ経験のある方が、復習や再確認に活用するのがおすすめです。

4-2インテリア・心理学について学べるスクールに通う

インテリアや心理学について学べる専門学校などに通う方法も考えられます。
図面を引く実技指導を受けたり、講師に直接質問する機会も得られたりするため、疑問を残すことなく専門知識を身につけられるでしょう。

ただ、時間と場所に縛られることや、まとまった費用がかかることから、キッチンや心理学の勉強に一定の期間専念できる方に向いています。

4-3通信講座を受講する

自分のペースで資格取得を目指したい方には、通信講座の受講がおすすめです。

「SARAスクールジャパン」と「諒設計アーキテクトラーニング」の通信講座では、キッチン心理カウンセラー・キッチン心理士の人気2資格の学習を同時に進められます。
さらに、「SARAスクールジャパン キッチン心理プラチナコース」「諒設計アーキテクトラーニング キッチン心理カウンセラーW資格取得講座 スペシャル講座」を選択すれば、講座修了と課題提出のみで2資格を同時に取得できます。

キッチン資格試験初挑戦の方も、わかりやすいテキストで学習を進められる通信講座なら、安心して資格取得を目指せるでしょう。

まとめ

キッチン資格を取得することで、キッチンと心理学をかけあわせた快適な空間づくりを実現するための知識や、ニーズに合ったキッチンデザインを行うスキルが身につきます。

キッチン資格は、自宅のキッチン設計に役立てられるだけでなく、インテリアや建築関連のさまざまな仕事に活かすことが可能です。

習得した知識を活かして快適なキッチンづくりを行い、長時間過ごしたくなるような素敵な空間に仕上げましょう。

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