ルーンタロットとは?基本や読み取り方を伝授!自己理解と未来予測

ルーンタロットとは?基本や読み取り方を伝授!自己理解と未来予測

記事作成日:2025.06.11

ルーンタロットとは、自己探求や未来を占うのに役立つタロット占いの一つです。
北欧で古くから伝わる神秘的なルーン文字と、西洋占いの代表格であるタロットカードを組み合わせています。
ルーン文字とは、シンボリックで神聖な文字とされていて、自然や精神世界とのつながりを表現したものです。
また、タロットカードは、人生での幾通りか考えられる局面を象徴する絵柄で構成され、未来予測や自己理解に活用されるアイテムとして知られています。
双方ともに深い象徴性を持った占術なのです。
両者の特徴を最大限に生かし総合的に洞察が得られるようルーンタロットが誕生しました。
一般的なタロットカードとともに、次第に人気が高まってきています。
本記事は、ルーンタロットの基本の解説をしながら、読み取り方まで伝授する内容です。
ルーンタロットの占いをこれから始めたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

ルーンタロットとはなにか

ルーンタロットとは、ルーン文字とタロットカードを組み合わせている占い方法です。
ルーンとは、古代ゲルマン民族が使用していた文字で、象徴的な意味が込められています。一方のタロットカードは、22枚の大アルカナ・56枚の小アルカナで構成され、中世ヨーロッパから発祥して現在世界中でポピュラーな存在となりました。
この2つの要素を取り入れているのがルーンタロットです。
現在では、新解釈やデザインも増え始め多様化しています。
古代の智慧と現代の占術との融合による深い洞察が得られ、利用者へ新感覚の視点を与えているカード占いです。
では、さらに詳細を解説していきましょう。

1-1古代ゲルマン民族と中世ヨーロッパのアイデアの融合

ルーン文字は、紀元前1世紀〜8世紀頃のスカンジナビア半島を中心に流布した文字です。
直線的・幾何学的文様による構成で、石・木片・金属などの素材の表面に、ゲルマン民族が刻み込んで使用していたとされています。
単なる文字ではなく、神秘的・呪術的な象徴でもありました。
そのため、予言や呪文などにも使用されたようです。
また、タロットは中世ヨーロッパにて人気となったカードゲームで、次第に人生についてや深層心理を探る占いアイテムへと変化をしていきます。
ルーンタロットは、これらルーン文字とタロットカードを融合させて誕生しました。
2つのメリットが生かされ、より深い洞察が得られるとされています。

1-2ルーン文字とタロットカードのよさで深い洞察が可能

ルーンは文字として登場しましたが、やがて魔術や占いにも利用されるようになります。
個人の現状や未来について、あるいは自己理解を深めることに役立つでしょう。
通常は、ルーン文字が刻まれた石や木片から無作為に1つ引き出し、意味を解釈しながら、現状・課題・未来などを洞察するやり方です。
とても直観を重視した占いとして成立しています。
一方のタロットは、西洋で発展したカードゲームが次第に占いに活用されるようになりました。
構成は22枚の大アルカナ、56枚の小アルカナから成立し、同様に未来展望や自己探求のために使われます。
ルーン文字とタロットカードは、まったく独立した長い歴史を育みましたが、20世紀に入ってから融合をさせたものといわれています。
具体的に誰がなぜ融合させたのかは定かではありませんが、新しい占い方法として誕生しました。
ルーンタロットは、ルーンの文字や記号がタロットカードに描いてあり、ルーンの持つ直感的な力とタロットのシンボリズムの融合で、より深い洞察が得ることが可能です。
24種類のルーン文字からランダムに1枚を選び、次にタロットカードを引いて、ルーンの意味と組み合わせます。

ルーンタロットのおもな特徴

ルーンタロットは、タロットカードが育んだ伝統と北欧のルーン文字を融合させた占い方法です。
ルーン文字は古代ゲルマン人が日常的に使用した文字体系で、自然を対象にする神秘的な力が宿っているとされ、タロットとの組み合わせにより、より占いの精度が増すとされています。
では、さらに詳細を解説していきましょう。

2-1カード構成は25枚

ルーンタロットの特徴は、24種類のルーン文字と特別なカードとされる「ブランク」と呼ばれるものを合わせた計25枚のカード構成であることです。
ルーン文字自体が24文字から成り立っていることもありますが、ルーンタロットではブランク1枚を含むことになっています。
ルーンタロットは、ルーン文字に込められた創造・破壊・知恵・洞察・エネルギー・霊性などの固有の象徴的意味合いの、組み合わせで示唆されることを読み取るやり方です。
また、ブランクのカードは、未知の可能性や予想外の展開を表現しています。
このカードの出現は、通常の展開以上の驚くべき変化の兆しを暗示したものです。
占いの進行では、単にカードを引くのではなく、意味を丁寧に読み解いていきます。
古代の叡智と未知への期待をミックスした奥深い占い術です。

2-2ルーン文字が各カードの図柄となっている

ルーンタロットの各カードには、ルーン文字とその意味が描かれています。
神秘的な文字体系であるルーン文字こそが、ルーンタロットの根幹です。
単なる文字体系ではなく、各固有の象徴や意味合いを持っています。
具体的には「ダガズ」は創造と破壊、「アルクス」は知恵と洞察といったようにです。
占いをする際は、その意味と象徴性を読み取っていきます。
各ルーン文字が示す深い洞察力・生命力・変化の兆しなどを解釈しながら、相談者の内省に迫り、より深い意味を引き出していくのです。
また、ブランクカードには、新しい可能性や未知の要素が表現され、もしこれが出現したら、予想外の展開などを暗示します。
このように、ルーンタロットは奥深いものとなり、タロット同様に絵柄(文字)の基本的意味を理解する必要があるでしょう。

ルーンタロットをおこなうための基本的な準備

ルーンタロットをおこなうにあたって、いくつかの準備が必要です。
とても基本的な内容になっているので、初心者の人はぜひ覚えておいてください。
おもに以下のような基本事項を守りましょう。
● カードとともにクリスタルやお香などの準備する
● 瞑想などをして集中する
● 占う目的や質問を明確にする

3-1カードとともにクリスタルやお香などの準備する

ルーンタロットでは、事前の準備が重要な位置をしめします。
まずは、25枚のカードです。
カードの質・状態・デザインなども占いの結果に影響を与えるとされ、購入時には慎重に選ぶ必要があります。
また、クリスタルやルーンストーンなども使用することが多いのも特徴です。
事前に準備しておくことを推奨します。
お香や音楽なども、落ち着いた環境の雰囲気を醸し出すため、より集中力を高め、心を整える手助けとなるでしょう。
以上のような、カード・クリスタル・お香などの道具を用意した上で、集中した状態で占う姿勢が大切です。

3-2瞑想などをして集中する

ルーンタロットの占いをするには、瞑想をしたりリラックスした状態で集中力を高めることが重要です。
占いをする前の儀式的な意味合いもありますが、なによりも心を落ち着かせ、集中力を高めるためにおこないます。
瞑想は自身の内面に目を向けられ、呼吸を整えることで心身を緩め、より鋭敏な感覚へと研ぎ澄ませることができるからです。
瞑想によって冴えた状態で洞察力や第六感が働き、カード解釈に生かされていきます。
また、リラックス状態で臨むことも重要です。
ストレスや緊張感が高いと、カードの意味を正確に読み取れなくなるでしょう。
直感力を信頼するのが占いの正攻法なので、 リラックスした心の状態に持っていくことでカードの示唆する内容をより深く理解することができます。

3-3占う目的や質問を明確にする

ルーンタロットでは、占う目的や質問を明確にすることが重要です。
問題への意識や関心をしっかりと具現化する必要があります。
今の状況や悩みを深堀りし、第三者にわかりやすい明確な質問設定をするということです。
例えば、よく「今後どうなるのか」という漠然とした質問をする人が目立っています。
しかしそれでは、カードの意味を適切に解釈することが困難になるでしょう。
具体的な質問としては、「いつまでに、どのような状況から、どうありたいのか」を考えておきましょう。
たとえば、「仕事上の悩みがあって、現状はこうだから」「今の恋愛関係では今後どうなるのか」といった具体的な質問事項です。
占い師にとっても、占いに応じたカードの選択や解釈がしやすくなります。

ルーンタロットのおもな読み取り方

ルーンタロットは、伝統的なルーン文字とタロットカードの利点を組み合わせた占い方法です。
古代北欧から伝わるルーン文字が描かれ、それぞれに意味があります。
全25枚をタロットのように並べてリーディングをしていく方法です。
おもな読み取り方としては以下のような方法があります。

● 1枚引き
● 3枚引き
● 月別や状況別の引き方

4-11枚引き

ルーンタロットでの占いの基本は、1枚引きからです。
占いの基本となる重要な方法で、即座に問題に対する洞察を得られます。
常に状況を問わず簡単にできるので、初心者はまずこの占いに取り組むべきでしょう。
1枚のカードだけに状況や疑問を照らし合わせます。
占った時の自分の気持ちや問題意識とリンクさせつつ、より的確な洞察が得られるはずです。
具体的には、希望を意味する「太陽」のカードを引いた場合、現状は喜びに満ち溢れていることを示しているのかもしれません。
ただし、同じ太陽でも逆位置で引かれた場合は、希望が失われつつある暗示に変換されます。
このように、一般的なタロットカードの1枚引気と同じように、カードの正位置・逆位置によって、解釈を多角的視点から読み取ることになります。
初心者は繰り返し練習を重ね、カードの象徴性やリーディングスキルを磨いていってください。

4-23枚引き

3枚引きも、ルーンタロットの代表的な占い方の1つです。
カード3枚には、過去・現在・未来の時系列の意味が込められています。
問題の経緯・現状・これからの見通しを、総合的に判断することができる占い方です。
1枚目が過去、2枚目が現在、3枚目が未来を表します。
過去のカードからは、問題の源流や経緯が示され、現在のカードで、状況に至ったことを指し今の心境や行動を示し、未来のカードで今後の展開が洞察できるでしょう。
過去から始まり現在を経て、未来へと連なる物語を読み取る方法です。
各カードが有機的に関連し合うことを理解する必要があります。
3枚引きも、初心者がカードの意味を丁寧に解釈し全体を捉える訓練にもなるので、有意義な占い方法です。

4-3月別や状況別の引き方

ルーンタロットでは、状況に合わせいくつものリーディングが存在します。
中でも月別の占いは、その月の運勢や傾向を把握できる方法です。
方法もシンプルで、月の始まりに1枚引きをします。
毎月カードを引いた結果を見ながら、年間通じて心や状況の変化・課題を洞察できるのでおすすめです。
また、恋愛・仕事・健康など、特定の状況に焦点を絞っても占えます。
恋愛関係のことを知りたければ、相手のカードも加えて3枚引きでおこない、より具体的な洞察が得られる方法です。
さらには、カードの数を増やして占うこともできます。
過去・現在・未来・展望の4枚引きなどもあります。
このように、ルーンタロットでは、リーディング方法の応用が効くというメリットがあり、引き方を変えることができるのです。
そのためにも、初心者であればなおさら1枚引き・3枚引きの基本をしっかりとおこないマスターすることが重要となるでしょう。

ルーンタロットのおもな実践編

今後、ルーンタロットの活用に慣れてきたら、さらに角度を変えて占える方法にシフトしていくとよいでしょう。
例えば、以下のような3つのシチュエーションから、ルーンタロットで占うことができます。

● 自己理解を深めるルーンタロット
● 対人関係の悩みを解決するルーンタロット
● 進路や仕事のためのルーンタロット

5-1自己理解を深めるルーンタロット

ルーンタロットは将来を占うだけではなく、自己理解を深める手法としても活用できます。
自分自身の内面・性格・人生観へ焦点を当てていき、長所・短所や感情状態、人生の方向といった質問を立てて占うことが可能です。
実際におこなうと、性格を表すカード、心の内面を映し出すカード、人生の転機を示すカードなどが出現するでしょう。
これらのカードを丁寧に解釈しながら洞察を深めていきます。
具体的には、「力」のカードが出現したとして、それは、自分の内なる強さや決断力を認識できるカードです。
もし「塔」のカードが出れば、固定観念に縛られていることを示唆しています。
すべれ客観的視点から自分を見つめ直すことができます。
他にも、ルーンが導くヒントにより、人生の方向性を見出して課題に取り組むためのモチベーションを高めるのにも役立ちます。

5-2対人関係の悩みを解決するルーンタロット

もし現状で対人関係の悩みを抱えているようなら、ルーンタロットで洞察を深めることもできます。
対人関係に関する問題は一概に言い切れませんが、コミュニケーションが破綻し、確執が起こってストレスのたまる状況に変わりはありません。
ルーンタロットの占いで、相手の心情や自分の行動パターンを客観的に把握します。
中には、相手と自分との関係性を表すルーンもあるので、注意深く解釈していきましょう。
事例としては、「勇者」のカードが相手を表す場合、相手の強い主張や自信過剰さがイメージできます。
対して、自分を「商人」のカードが出現すれば、柔軟性の欠如や交渉力不足が原因だと示唆しているのです。
このように、客観的視点で関係性を見出し、問題点を洞察することになるでしょう。
ルーンタロットは、感情的になりがちな対人関係の問題を、冷静に分析する手助けをしてくれます。

5-3進路や仕事のためのルーンタロット

今後の進路や仕事における重要な選択でも、ルーンタロットは有効な手助けとなります。
自分らしいこれからの道筋を見出すことができます。
進路選択の問題では、とくに「自分に合った仕事」「どの進路を選択するべきか」などの疑問への回答を求めるのが普通です。
その際、ルーンのシンボルを読み取り、適性・強みや弱み・能力発揮の仕方などの手がかりが得られるでしょう。
また、仕事の選択の問題では、「今の仕事を続けるべきか」「転職はすべきか」といった具体的な課題についても手がかりを示してくれます。
仕事上の悩みや葛藤に注目しながら、最適な選択肢を見出せるでしょう。
進路や仕事の選択は人生に大きな影響を与えるので、慎重に取り図りたいものですが、ルーンタロットを活用することによって、少しでも自己理解や最適な選択肢を見出すアイデアとして参考にしてみてもよいでしょう。

ルーンタロットに役立つ民間資格

これから、ルーンタロットを始めてみたいと興味を示している人に向けて、取得すると役立つ民間資格を紹介します。

6-1ルーン文字リーダー®資格認定試験

ルーン文字リーダー®資格は、ルーンストーンによる占いに必要なルーンの知識や、占いの技術について証明する資格です。
ルーンによる占い方法や具体的な内容、リーディング方法はもちろんのこと、フェオ・ウル・ソーン・アンスール・ラド・ケン・ギューフ・ウィン・ハガル・ニイド・イス・ヤラ・ユル・ペオース・エオロー・シゲル・ティール・ベオーク・マン・ラーグ・イング・オセル・ダエグで構成される全25のルーン文字、ブランクルーンを加えた意味や占いでの読み取り方、位置関係、恋愛や仕事、将来などの粗チュエーションごとの解釈方法などが理解できます。
今後、ルーンタロットでの占いに活かせる知識と技能が得られるでしょう。

まとめ

ルーンタロットは、古代と中世のアイデアや神秘的なシンボルを生かしながら、人生の悩みや選択についての手がかりを模索してくれる占いです。
人が生きるうえでのあらゆる課題について建設的な解決策を見出せます。
一方、相手や周囲との関係性に限らず、自己理解を深めることにもなり、自分自身の内省を見つめ直すことも可能です。
人生の大きな転機に立った場合、ルーンタロットの暗示は不安を和らげ指針を与えてくれるでしょう。
ルーンのシンボルは、人間の内面に潜む姿や可能性を映し出し、それらを丁寧に読み取ることで状況を冷静に分析できます。
古代北欧に伝わる文字体系で、ゲルマン民族が編み出したルーン文字をベースにしながら、タロットカードの要素も取り入れた独特な占い術です。
未来への洞察を得ることを目的としたものなので、人生をより豊かに彩ってくれます。
ルーンタロットは、さまざまな内容や課題について、客観的に読み取ることが可能です。ルーン文字各位にはそれぞれに意味があるので、各ルーンをしっかり把握すれば、的確に状況を読み取って未来の展望を見極めることができるでしょう。
もし興味があれば、ぜひルーンタロットの奥深い世界に触れてみてください。

日本メディカル心理セラピー協会編集部
心理カウンセラーやカラーセラピーやカウンセリング、整体、リンパケアセラピスト、占い等多岐に渡る資格を認定する日本メディカル心理セラピー協会編集部が運営するコラムです。仕事やプライベートでも役立つ資格が取得できます。ライフスタイルに合わせて柔軟に学べる点が魅力です。
日本メディカル心理セラピー協会
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