
タロットカードは、今や世界的にも人気のカードです。
そのため、さまざまな種類や新商品も誕生しています。
その中から、自分が使いやすいタロットカードを選ぶことがポイントとなるでしょう。
他にも、オラクルカード、ルノルマンカードなど類似したカードがあります。
これからタロットカードを始めたいという人にとって、どのようなカード選びをすればいいのかが悩みどころです。
では、タロットカードを選ぶときにはどのような点に注意すればよいのでしょうか。
タロットカードを選ぶには、惹かれるようなデザインなどで選んでもよいのでしょうか。
そのような初心者にとって有りがちな、自分に最適なタロットデッキを選ぶ方法について解説していきます。
初心者がタロットデッキ選びを失敗しないように、具体的な注意点に触れていく内容です。
ぜひ参考にして、タロットの奥深い世界へ一歩踏み出してみましょう。
タロットカードの世界では、よく「タロットデッキ」という表現をします。
タロットデッキとは、タロットカードのセット一式のことを指す用語です。
占いを中心に自己探求のためのツールとして活用されますが、その種類は多岐にわたっています。
タロットデッキごとにテーマやアートワークなど、微妙に異なりながら個性を出しているのが特徴です。
使用するデッキの違いによって、感覚が変わってしまうことも結構あります。
そのため、タロットデッキの種類、代表的なものへの理解をしておく必要があるでしょう。
タロットデッキには、多くの種類があり、それぞれに歴史が横たわっています。
一般的に普及しているタロットデッキの種類としては、ライダー版(ウェイト版)タロット・マルセイユタロットや、最近人気のオラクルカードなどです。
まず、絵柄のセンスが各々個性的で、占いでのアプローチが異なるものもあります。
最も広く使われているタロットデッキは、ライダー版(ウェイト版)タロットです。
タロット初心者は、最初に買い揃えてほしいデッキとされています。
マルセイユタロットは、古典的デザインが特徴とされ、ある程度ライダー版に慣れてからでも遅くはありません。
また、オラクルカードは現代的なデッキとして登場しました。
タロットデッキでの代表格は、ライダー版が一般的で、次いでマルセイユ版、異質で最新のオラクルカードと思えばよいでしょう。
では、各タロットデッキの異なった歴史やアプローチ、魅力についてを詳しく解説します。
ライダー版(ウェイト版)タロットの特徴は、以下のとおりです。
● 20世紀初頭、アーサー・エドワード・ウェイトと画家パメラ・コールマン・スミスが製作
● シンプルなイラスト
● 初心者が直感的に理解しやすい
全78枚のカードは、それぞれ異なったシンボルが描かれ、精神的な洞察を与えることができます。
解釈が比較的分かりやすいので、占い初心者の登竜門的存在です。
取り扱いについての書籍やリソースが多く、最も普及しています。
一方、マルセイユ版についての特徴は以下のとおりです。
● 15世紀、フランスのマルセイユ地方で誕生
● デザインはシンプルでありつつ、抽象的で哲学的な解釈が必要
● 神秘学や錬金術の研究にも使用された
伝統的なスタイルながら自由度が高く、直感に基づいてカードを読み解きます。
熟練したタロットリーダーにとっては、より深い洞察を得られるので好まれるデッキです。
いわば、通が使いこなすタロットデッキといえるでしょう。
また、オラクルカードについての特徴は以下のとおりです。
● 伝統的な78枚の構成に縛られない自由な形式
● 異なるテーマやメッセージ性
● 特定の質問へ柔軟に対応が可能
オラクルカードは、日常的なガイダンスや反省ツールとして使用されます。
デッキごとにテーマが異なり、その時の気分や状況で活用できるものです。
イラスト構成が多様で、芸術的美しさにこだわったデザインが目立ちます。
直感的インスピレーションにより、内省への気づきを与えてくれるでしょう。
タロットカード占いでは、自分にしっくりきたカードを使って占いをしたいものです。
自分に合うタイプのタロットカードを探すことが重要となるでしょう。
自分にマッチするタロットカードで占うほうが、気分も違って扱いやすいはずです。
直感やインスピレーションが降りやすくなります。
では、どのような基準で自分らしいタロットデッキを選べばよいのでしょうか。
まずは、自分の直感に従ってタロットデッキを選んでみましょう。
第一印象で決めたイメージは、そのカードとの縁を感じさせるものです。
見えないつながりを引き寄せているかもしれません。
偶然であろうとも縁を重視して、信じてみることも必要です。
その時感じるインスピレーションとしては、
● 輝いている
● 自分が使用するイメージが浮かぶ
● 理由はないがこれだと思った
といった安易な程度で構いません。
それが意外と一生ものになる可能性も秘めているからです。
カードを選ぶ際、心の琴線に触れるかどうかは重要なバロメーターです。
そうすることで、その後も愛着を持って接することができます。
長く使い続けるには、好きという感情が最優先です。
シンプルに、自分好みなタイプの絵柄かどうかなどが選択のポイントになります。
タロットデッキは、使用目的に準じて選ぶことが大切です。
そのためにも、オーソドックスなカードを選ぶ必要があるでしょう。
鑑定目的の場合、古くから馴染みのカードのほうが信憑性が高いともいえます。
心理カウンセリングが目的の場合、穏やかなイメージのカードは、相手に威圧感を与えず使いやすいでしょう。
タロットカードには「死神」「悪魔」などのカードがありネガティブな印象です。
できるだけ、扱いやすいタッチのデッキのほうが受け入れられやすいかもしれません。
もし可能であれば、カードは1種類だけではなく複数のタイプを使い分けることを目標にしてみましょう。
愛着を持ったセットを使いこなすのもよいのですが、カードも使用頻度が多いと劣化します。
ずっと同じカードを使い続けるよりも、複数を交代に使ったほうが長持ちするからです。
また、違ったタイプのデッキを数種類揃えてみるのも楽しいかもしれません。
占う内容や状況で使い分けてもよいでしょう。
今では世界中に無数のタロットデッキが存在するといわれています。
その中でも代表的なものは、ライダー版・マルセイユ版となり、次いでオラクル、オスワルド・ワースなどの他の種類が顕著です。
ここでは、代表的なタロットデッキの種類と特徴 ・魅力について解説していきます。
ライダー・ウェイト・タロットの誕生は、20世紀初頭に英国のアーサー・エドワード・ウェイトという研究者と、イラストレーターのパメラ・コールマン・スミスによって共同制作されました。
このタロットデッキは、現在一般普及されて、最も愛好家人口が多いことが特徴といえるでしょう。
絵柄はシンプルで分かりやすく描かれ、大アルカナは、抽象的概念を具体的な形で表現し、小アルカナは、スートによってシンボルを変えています。
ライダー・ウェイト・タロットは、占いをメインに自己理解・イメージワークにも活用され、初心者でも入りやすい点が魅力です。
ビギナー向けでありつつも、経験豊富なベテランもそのまま愛用し続けるベストセラー的存在のカードでもあります。
タロット入門者ならば、ぜひこのデッキをスターターキットとして選ぶようにしましょう。
マルセイユタロットは、フランス南部マルセイユ地方から誕生したタロットデッキです。 15世紀頃に生まれたことから、最古のタロットデッキと考えられています。
絵柄がシンプルでシンボリックに描かれています。
ライダー版と同様に、大アルカナは抽象的内容をより具体的に表し、小アルカナはスートごとに数字とシンボルだけで配置されたものです。
とても素朴な表現をしています。
また、古典的な雰囲気を併せ持つのも魅力の1つです。
ただし、ライダー・ウェイト・タロットと比較する場合、解釈がやや難しく、タロットに慣れた人のほうが向いています。
経験を積んだ占い師にとっては、奥深い味があるため今でも利用者がいるデッキです。
一般的なタロットカードとは異質なデッキにはなりますが、オラクルカードも人気が高いセットです。
タロットカードの場合は、78枚の固定構造であるのに対して、オラクルカードはさまざまな枚数で構成され、統一された体系がない自由形式になっています。
タロットカードをより直観的に捉え、祈りや瞑想のさいに利用しやすいカードです。
日々の心の状態・気持ちに合わせて解釈ができます。
人生の指針・自然や・動物をモチーフにしている絵柄で、タロットカードのような占いに特化してはいませんが、自己理解や成長に役立つカードデッキです。
取り扱いもシンプルなので、初心者からベテランまで幅広い層に人気があります。
タロットデッキを選ぶ際、自分の直感に従い、デザイン・絵柄・テーマなどに着目するとよいでしょう。
その上で、デッキから放たれているエネルギーや雰囲気を感じ取り、自分に合うかどうかを確認して選ぶことです。
他にもいろいろな選び方の注意点があります。
タロットカードにとって、直感とインスピレーションは重要です。
普段の占いの際もそうですが、最初に選ぶ時も心に響くデッキを選ぶほうがよいでしょう。
手に取った時の感触や、インスピレーションなどを考慮するほうが、最終的にはよい巡り合わせであることが多いからです。
これは初心者に言えることですが、登竜門のタロットカードとしては、絵柄が分かりやすいウェイト版がおすすめです。
タロットデッキには伝統的なもの、象徴性が強いもの、アーティスティックなデザインなど、いくつも種類があるので、きっと迷うはずです。
その際の最初の指針として、あつきやすいウェイト版に限定し、そこから直感で選んだほうが納得できるからです。
カードデッキのサイズ感も意外と大事な選び方のポイントになります。
女性の場合、手の小さい人も多いと思われるので、なるべく小さめのデッキのほうが扱いやすいからです。
また、カードの素材や厚さも意識して、自分が手にとって馴染みやすそうなものを選ぶとよいでしょう。
タロットカードの選び方では、カードを読み取る際の意味が分かりやすいデッキがベターです。
まずは自分がビギナーであることを意識して、難しいものは避けたほうが無難です。
経験を積んだ上で、さらに複雑な象徴さを放つデッキに挑戦するという流れにしましょう。
タロットカードは、新品の製品を選ぶことが原則です。
中古品は、以前のオーナーの影響をいろいろな側面から受けているため、扱いにくいと感じてしまいます。
必ず新品のラインナップから選ぶようにしましょう。
購入したいタロットデッキには、日本語での解説書がついているのか、もしなくても書籍で解説書が販売されているかを確認しましょう。
海外製のカードデッキには、日本語解説書が付属していない、あるいは書籍化されていないものもあるので、購入前に確認しておくことです。
タロットカードの選び方では、占いの目的や質問内容にマッチして扱いやすいデッキを選ぶことです。
そのほうが、より適切なリーディングをすることができます。
人生の選択や深い内省的な回答を求めるには、わりと象徴性の高いカードデッキのほうが最適です。
意外と重要な選び方のコツは、タロットカードのシンボルや色彩・意味やメッセージが解釈しやすいものを選ぶということです。
複雑なものでは、扱いにくくてストレスになりかねません。
シンボルの意味をしっかり理解できることが、深いリーディングを可能にします。
タロットカードを選ぶ際の重要ポイントは、耐性の高いものを選ぶ点です。
シャッフルをしたり、カードを引いたりする機会が多くなるので、どうしてもカード単体は劣化していきます。
その点をあらかじめ踏まえ、丁寧な動作を心がけることは茂市ロンのこと、多少の耐久性も考えて選ぶようにしたいものです。
タロットカード以外のカードとしては、代表的なものがオラクルカードですが、他にも、ルノルマンカード・ルーンカードなど各種存在します。
それぞれのカードには、タロットカードとは異なった特徴があり、枚数・テーマ・解釈方法などが独特な手法になっています。
では、おもなタロットカード以外のものを解説していきましょう。
ルノルマンカードは、18世紀のフランスで活躍した占い師、マリー・アン・アデレード・ルノルマンの名前に由来しています。
彼女自身が制作したものではありませんが、その時の占いスタイルを反映してあります。
後にこの名称で呼ばれるようになりました。
タロットカードとは異なりシンプルで、具体的なシンボルは直感に働き、明確なメッセージを伝えてくれます。
36枚のカード構成で、さらに具体的な状況や出来事を読み解くことに適しています。
ルーンカードは、古代北欧の文字(ルーン文字)をモチーフにしたカードです。
基本は24枚のルーン文字による「フサルク」と呼ばれているもので形成されています。
古代ゲルマン民族のアルファベットとされ、各文字に異なる意味や象徴があり、自然やエネルギーのことを示唆しているものです。
タロットカードをさらに直感的、かつ原初的に解釈できるカードで、直感的エネルギーの動きやメッセージを読み解くことができるでしょう。
これからタロットカードを入手する場合、日々、占いを実践していくことになるでしょう。
その際に、どのくらい大切に扱って長持ちさせられるかが重要です。
タロットカード初心者に知ってもらいたい、カードの扱い方やメンテナンス方法など、実践上のコツについて解説していきます。
タロットカードで占う実際の現場では、テーブルの上にタロットクロスを敷いておこなうと、より雰囲気が出ます。
さらに具体的なメリットもあるようです。
● タロットカードへの汚れ、傷などのリスク回避
● 現実との結界の役割
テーブルに残った油分や、細かなゴミにカードが触れることもあり、やがて汚れ・傷となって劣化してしまいます。
タロットカードにも寿命があるので、なるべく長く保持するためにもクロスが必要です。
また、クロスを敷くことによって、気持ちの切り替えにもなり、鑑定の神秘性を高める演出にもなります。
クロスを選ぶ際には、まず素材を優先に選ぶことです。
カードの端が引っかかりシャッフルしにくいものや、ほつれがあるとよくはないでしょう。
手触り・質感・耐久性・滑りにくさが、選ぶ際のポイントです。
タロットカードの運搬用として、専用バッグやポーチも揃えておくことをおすすめします。
タロットに特化したバッグやポーチは、ネット販売や実店舗で販売されているので、カード購入といっしょに揃えてもよいでしょう。
お気に入りの柄や色、雰囲気、サイズがちょうどいいものが選ぶ際のポイントです。
もちろん、代用できる一般的なミニバッグやポーチなどでもよいでしょう。
運搬のための効率性や保護が最優先です。
タロットカードは、基本的にどこに保管しても問題ありません。
ただし、カードが紙製であることを考慮すれば、湿気の多い場所や火気がある場所は保管に向きません。
また、トイレ・キッチンは、負の気がある場所でもありよくないともされています。
専用の箱に収納しておくとベストです。
タロットカードにも意思があることを前提として、カードに備わっているエネルギーの低下を防ぐために、適度に浄化をする意識が大切です。
浄化の方法としては、以下のようなものがあります。
● クリスタルやパワーストーンを乗せて錠化する
● ハーブやお香の煙で浄化する
● 美しい音で浄化する
● 月の光で浄化する
クリスタルや石の波動は、カードを浄化するとされています。
石の種類としては、さざれ石・クラスターなどがよく使用されるようです。
また、ホワイトセージなどのハーブやお香の煙で浄化する方法もあります。
他にも、クリスタルチューナー・ヒーリングミュージックを聴かせる方法、月光浴による浄化方法も効果的です。
自分の好みのタロットデッキと出会うことは、深い対話と付き合いのはじまりのようなものです。
さまざまな種類があるタロットカードですが、手にとって長く使い始めれば愛着心も湧いてきます。
想像力と創造性を育むツールとして、より効果的に判定ができるようになるでしょう。
まずは、自分の感性に合ったカードのイラスト・色彩・テーマなど、心が惹かれるものがあるかを確認し、あとは実際に手に取れるようなら機会を設けて実店舗などで見てもよいのではないでしょうか。
また、カードの質感や扱いやすさなども大切な視点なので、気を配っておくことです。
ぜひ、自分好みの最適なタロットデッキを見つけて、タロットカードの奥深い世界観を楽しんでください。