タロットカード占いでは、今後数年先の未来展望や現状での悩み・課題を解決に導くアドバイスが得られます。
一般的には、専門的知識を得た占い師がおこなうものですが、タロットカードの扱いを理解していれば、自分自身の内面などを占うことができるのが特徴です。
必要に応じた場合、タロットカードが手元にあれば、すぐに占いができるでしょう。
その判定結果で冷静さを取り戻すことができます。
しかし、タロットカードで自分を占うとは、どういうことを意味するのでしょうか。
本記事では、自分をタロットカードで占う場合のメリットやデメリットを中心に解説します。
また、自分でタロットカード占いをする際の注意点なども紹介する特集です。
タロットカードに興味がある人は、ぜひ参考にしてみてください。
タロットカード占いで、自分自身を占うのはよくない・難しいという意見が散見できます。自分を占うことは、どこかで甘さがでてしまうので意味がないという人もいるようです。
しかし、率直な気持ちとして、自分を占えるようなレベルに到達したいと考えている人は、かなり増えているのではないでしょうか。
タロットカードで自分自身を占う際には、いくつかのポイントや気をつけるべきことに注意が必要です。
言い換えれば、ポイントをしっかり押さえ手順よくおこなえば、効果的に占うことができます。
占い師の中には、自分のことは占ってはいけないというポリシーの人もいますが、それは判断が鈍ることを心配している証拠です。
気をつけるべきことを理解しておけば、自分を占っても支障はありません。
タロット占いは、自己理解を深めて問題解決のアドバイスを導くことができます。
当然、占う対象者が自分であっても問題はありません。
しかし、タロットを含めたスピリチュアルな精神世界には、過度な依存や現実逃避をしやすいのが欠点であり危険性でもあります。
タロットカードで自分自身で占う場合、自己判断と客観性を失わないことです。
タロットカードで自分を占う方法では、まずはいくつか整理しておくべきことがあります。
ここでは、タロットカードでの自分を占う事前の準備について解説しましょう。
タロットは占術であり、いくつか種類があります。
また、その時の偶然が大きな意味を成す点が特徴的です。
タロットが得意なのは、今のエネルギーがどんな形で、これからどう動いていくかを示唆できることだとされています。
例えば、占星術は「命術」なので、誕生日などの決まった運命から推測します。
それは、持って生まれたエネルギーから判断することに等しいものです。
一方、タロット占いは、出現するカードの絵柄が占ったタイミングや状態・環境によりさまざまな変化していき一定ではありません。
タロット占いの結果を過信しすぎないように、あくまでも日々の指針として受け止めるべきでしょう。
タロット占いはスプレッドにより展開されていきます。
スプレッドとは、タロットカードでの占いでのカードの並べ方です。
スプレッドのパターンは無数に存在し、その中から代表的なものをチョイスして、自分でマスターしていくのが主流となるでしょう。
おもなスプレッドの特徴としては、大まかに以下のようになります。
● 近い未来を見るスプレッド・・・ケルト十字、ヘキサグラム、ソーマ法、馬蹄形
● 人生の流れを見るスプレッド・・・生命の樹
● 心理的アプローチが得意なスプレッド・・・ケルト十字、スリーレイ
● 思考、行動、過去世を見るスプレッド・・・スリーレイ、エクスカリバー
● 特定時期の運勢が見れるスプレッド・・・ホロスコープ
もちろん、多くのスプレッドを認識してマスターできることが目標になりますが、まずは、自分が得意なものを確立するように、日々鍛錬を積み重ねる姿勢が大切です。
最初の1つへ最大限の力を注いで、確実に自分のものにすることをおすすめします。
タロットリーディングのコツとして、重要なポイントです。
カードから感じるなにかを、素直に受け取るように慣れていきましょう。
人間の直感が本当に正しいかどうかは賛否別れますが、あくまでも自分のことが知りたいのであれば、理由はともかく自分の直感に委ねるのは正論でもあります。
なぜなら、包み隠さず素直な気持ちでタロットに接することになるからです。
自分が本当に見たいことはなにかをタロットカードに委ねてみることで、自分の内省を知ることにもつながります。
タロットカードで自分を占うメリットは、自己理解を深めて課題・内面の変化を可視化できることが大きいといえます。
直観的アドバイスによりつつも、客観的視点でも自分を見つめ直せることも特徴です。
ここでは、タロットカードで自分を占う時のメリットを解説していきます。
タロットカードで自分を占うメリットとして、自己理解ができる点が大きいでしょう。
自己理解すれば、自分の現状への新たな視点を見出し、問題・課題の解決策につながることがあります。
タロットカードが示す象徴やメッセージを読み取り、内省に問うことで隠れている感情や思考に気がついて目覚めることができるからです。
タロットカードで自分を占うことで、直感力が養えます。
タロットカードを最初に引く際は、直感を重要視するのがセオリーです。
これを繰り返すことで、徐々に直感力やインスピレーションを磨くことができます。
たおrっとカードで自分を占えば、問題や課題の解決策が得られます。
決断を下すのが難しい状況や窮地に立たされた時に、タロットカードで出現したメッセージを信じることで、新しいアプローチや解決策を見つけられることがあるのです。
カードが示すメッセージは単なる偶然かもしれませんが、しかしそれがかえって何かのヒントとなることもあります。
タロットカードのメリットは、内面的成長になることです。
タロットカードそのものが自己探求の道具として使われます。
カードのシンボルやメッセージから読み解いて、改善や成長に向けたアイデアとして気づくことができるでしょう。
タロットカードで自分を占うことで、自分の感情や思考を整理する手助けになります。
複雑な感情や混乱した状況に直面した場合に、タロットのリーディングを通じて、自分がどう感じて何を求めようとしているのかを明確にできるからです。
タロットカードで自分を占う時に生じやすいデメリットは、客観性が損なわれやすい点が顕著です。
占い結果を誤解し都合のよい解釈をしてしまう恐れもあります。
占い結果への過度な依存・期待によって、自分の判断力を鈍らせる危険性も考えられるでしょう。
ここでは、タロット占いを自分でおこなう際のデメリットを解説します。
タロットカードで自分を占うと、客観性を見失う恐れがあります。
つい感情に流されてしまい、カードの解釈が偏ってしまうことがあるでしょう。
思い込みが激しくて冷静な判断が難しいような性格の人は、自分で占うことと併行しながら
できるだけ、他者の占いでもアドバイスを受けるようにしましょう。
タロットカードで自分を占った時に犯しやすいデメリットは、過度な依存という状態も考えられるでしょう。
判断をカードに頼りすぎることがあるかもしれません。
すでの直感的な判断力を鈍らせています。
上述の過度の依存と関連性がありますが、占った結果を誤った解釈をする恐れもあります。
タロットカードの解釈には、経験や知識が必要です。
とくに初心者が自分で占うと、解釈を誤ってしまうことが目立ってきます。
その結果、誤ったアドバイスに則って行動しようとする危険性があるのです。
タロットカードの占いを自分でおこなうことで、導いた結果をずっと引き摺ってしまう恐れもあります。
結果に対して不安や期待があまりにも強すぎている場合、その後の自分の行動に影響を及ぼしてネガティブな方向に進んでしまうかもしれません。
タロット占いを自分でする際に注意すべき点は、極端な依存をしないことが重要です。
他にも、同じ質問だけを繰り返し何度も求めすぎるのもご法度とされています。
カードへの敬意を払いながら、自身の内面に耳を傾けるようにしましょう。
ここでは、さらにタロットで自分を占う際の注意点を解説していきます。
タロット占いを自分でする際には、ある程度自分の感情と向き合って整理しておきましょう。
これは、感情移入をしすぎないようにするためです。
内面が乱れたままの状態で占っても、カードのメッセージが曖昧になりやすくよい成果が得られません。
まずは心を落ち着け、冷静な状態で占いをするようにしましょう。
タロットカードで自分を占う時は、しっかりと内容の明確な質問をしていきましょう。
曖昧な質問では、カードの回答も具体性を失ってしまいます。
明確な質問をすることで、回答も具体性を帯びてくれます。
例えば、今後どうなるかと問うよりも、実際の問題に対しての行動の指針などを聞いてみることです。
直感を信じて占う
タロットカードによる自分の占いでは、直感が大切なキーとなるでしょう。
タロットはカードの場合、カード各位に描かれた絵やシンボルの直感的メッセージから読み取ります。
意味や解釈にこだわりすぎないように、ストレートにカードを引いた直感を大切にしましょう。
タロットカードで自分を占う際は、つい自分が望んだ結果に偏りがちです。
しかし、その思い込みは捨てて、引いたカードが伝えるメッセージを素直に受け入れてください。
妙に偏った考え方は、結局そこに依存しているに過ぎません。
それでは、全く占い自体が成立しないからです。
タロットカード占いにて注意すべき重要点は、一つの占いは1回で済ませることです。
つい都合のよい回答を得たいがために、同じ質問で何度も繰り返して聞いてしまう人がいます。
それでは、答えがブレまくってしまい次第に混沌としていくことでしょう。
占いのルールとして、1回占った結果に基づいて行動してみることが大切です。
タロットカードで自分自身で占う場合、他人の解釈を参考にしないことです。
あくまでもタロットの解釈には個人差があります。
まずは自分が自分を占っていることを忘れないでください。
タロットカードで自分を占う際のコツは、いろいろな側面から考えられるでしょう。
おもに以下のような内容があります。
● リラックスして落ち着いた状態で占う
● 目的を明確にする
● 状況に応じながら適切なスプレッドを選択する
● 質問の仕方を吟味する
● カウンセリング的要素も取り入れる
● 内面とのつながりを大切にする
● 自分の感情や状況を素直に受け入れる
● 練習を怠らず繰り返す
● リーディング後にメモを取る
では、こちらについて具体的に解説していきます。
タロットカードで自分を占う時には、まず深呼吸をして、心をリセットしましょう。
リラックスして落ち着いた状態になってから、カードからのメッセージを受け取るほうが、より信憑性も高まるからです。
タロットカード占いの基本として、明確な目標に向けて具体的な質問を心がけましょう。
つい、大げさでぼんやりした質問をしたくなりますが、タロットカード占いは、具体的な質問への回答に向いています。
例えば、今の仕事はうまくいくかではなく、今後3ヶ月間で仕事で変化があるのかといった形式に置き換えてみることです。
とくに3ヶ月・1ヶ月など、数値にこだわって近未来を解釈するほうがよいでしょう。
タロットカード占いには無数のスプレッドがあるので、必要に応じたスプレッドで占うことをおすすめします。
各カードには意味がありますが、そのカードへの直感を大切にしましょう。
またタロットは、いわばシステムになっているため、そのルールに準じて答えを導くことも忘れないようにしてください。
初心者は、ワンオラクル・ツーオラクルなどのシンプルなスプレッドを学びマスターする意味でも、数多くこなして経験を積むべきです。
やがて、得意なスプレッドを見出しバリエーションを増やしていくとよいでしょう。
タロット占いでは、質問のクオリティが問われます。
それは、タロットに質問をするときのコツでもあり大事なことです。
質問の主体が誰なのかを改めて理解して聞くということでもあります。
自分に関わる内容であれば、カード展開の主体は「自分」です。
逆に、占ってほしいリクエストに応じた場合、カード展開の主体は「相談者」ということになるでしょう。
言い換えれば、自分のことを占うのに、他人の顔色を気にしてはいけません。
タロット占いを自分でおこなうのであれば、それはなにかの暗示や導きであることは言うまでもありません。
しかし、そこに執着するのではなく、一つのアドバイスである点を忘れてはなりません。
たとえ結果が悪いものであっても、その回答は今後のための意見として捉えましょう。
見えないところから、自分をカウンセリングする存在という程度に留めておくことです。
そのアドバイスをまずは実践して反応を確かめるつもりで臨んでみてください。
自分を占うことになるので、もちろん対象は自分自身であり、内省であることを覚えておいてください。
そのため、カードの出現とその内容の読み取りでは、自分の内面でどのような変化や反応が示されるのかを観察することです。
あくまでも客観的に捉え、現状からどうよい方向へ促せるのかを、自分の心に尋ねていきましょう。
上述とも関係しますが、タロット占いを通じて、自分の感情・状況を素直に受け入れる姿勢が大切です。
タロットリーディングは、自己反省ツールでもあります。
カードが示した結果に対して、湧き上がった感情と直感がどんな反応なのかを、素直に受け入れていきましょう。
タロット占いの基本中の基本でもある、普段の練習としても自分を占っていきましょう。
リーディングスキルを上達させるためには、何度も占って経験値を高めることが大切です。
占える相手がいればいいのですが、名の知れたプロの占い師でもない限り、多くの機会があるわけではありません。
そこで、自分占いは習慣として、練習と見なしながら繰り返し占うことです。
質問も複数用意して、同じ内容での重複を避けながら練習していくことがポイントになるでしょう。
タロット占いで出た結果について、そのまま受け流すよりも、反省材料として取り入れていきましょう。
そのためにも、リーディングメモやノートを取る習慣が大切です。
その日のリーディングを終えたら、カードの意味や自分の感想をメモします。
しばらくは忘れていても構いませんが、後でたまに振り返っておくようにしましょう。
すると、より多くの気づきが得られます。
タロットカードの占いでは、一定のパターンとルールが存在します。
通常は、占い師と相談者が対面しておこなわれますが、自分のことを自分で占う方法も可能です。
その際も、必ず基本や注意点をしっかりマスターした上で、実践を繰り返すようにしましょう。
タロットで学べることは、カードの本質や活かし方、使い方のコツです。
その上で、実際にタロットが読めるようになるため、たくさんの事例を読んでいく方法が、結局上達の近道となるでしょう。
また、単一のスプレッドよりも複数のスプレッドを併行しながら、多様性に富んだ占いを繰り返すことで、より自分の内面への洞察力も高まります。
リーディングのための直感力を磨く意味でも、自分を占う回数が多くなるほど成果にでるものです。
まず、タロットカードの初心者は、いきなり他人を占うことに敷居の高さを感じるはずです。
タロット占いのテクニックや技術を自分のものにすることを目標にしながら、定期的に自分のことを占ってみてください。
焦ることなどありませんので、感性を研ぎ澄ますためのエクササイズとしてもおすすめします。
