カラーセラピーの色の意味

カラーセラピーの色の意味

「最近仕事で上手くいってないし、なんだかしんどいなぁ…」「今日学校で嫌な事があったから、すっきり水に流してリフレッシュしたい!」ストレス社会が問題となっている今の時代、職場の環境のせいで、心身ともに疲れ切ってしまう人がいるなど、つらい事なんてきれいさっぱり忘れて気分を一新したい、という悩みを抱える人は多いと思います。
そこで今回の記事では、「カラーセラピーとは何か」「どうやってやるのか」「カラーセラピーにおける色の意味合い」などについて、詳しく紹介していきます。


目次
カラーセラピー(カラーセラピスト資格)はこちら

カラーセラピーとは?

皆さんは「カラーセラピー」という言葉をご存知でしょうか?初耳だという方のために、まずはどんなものなのか解説します。

1-1カラーセラピーは心理療法

「カラーセラピー」とは「色の力を利用した心理療法」と言われていて、うつ病の治療にも使われている方法のひとつです。

1-2色彩の持つ心理的効果を利用して心身のバランスを整える目的

人間の脳は、色に触れると何らかの印象を受けるようにできています。例えば、赤に触れると感情が高まったり、興奮状態になったりしますし、青を見ると、心が落ち着いて冷静になれる効果があります。このように、色には触れた人間にある種のイメージを想起させる「色彩効果」というものが備わっているのです。
例えば、気分が落ち込んでいる時には、元気付け効果のある色を、興奮している感情を落ち着かせて冷静になりたい時には、リラックス効果のある色を使うことによって、「心身のバランスを整える」というのがカラーセラピーであるといえます。

カラーセラピー(カラーセラピスト資格)はこちら

カラーセラピーのやり方

カラーセラピーがどんなものなのかイメージを持っていただいたところで、次は具体的な方法について説明していきます。ポイントは、「色の取り入れ方」と「色が持つ意味合いを知ること」です。

2-1選ぶ色で現在の心理状態を理解→効果的な色を日常に取り入れる

まずは、今好きな色を直感で選ぶところからカラーセラピーは始まります。選んだ色によって、あなたがどんな精神状態にあるのかを判定するのです。そして、選んだ色がもつ色彩効果を調べると、あなたの心がどんなことを求めているのかがわかります。
例えば、幸福感やリラックスの印象を与える効果を持つ「ピンク」を直感的に選んだ場合、あなたは、どこか物足りないと思っているか、何かに疲れていて癒しを求めているのでしょう。このように、カラーセラピーでは、あなたが心理的に欲しているイメージを満たしてくれる効果を持つ色を日常的に取り入れるという方法を使っていきます。

2-2色の抽象的・文化的意味合いを使用

●色からの連想・思想
先ほど、人間は「色」を見ると何らかの印象を受け、精神状態に影響を受けることを説明しました。さらに、色が持つ意味合いは、「抽象的」なものと「文化的」なものに分けられるのです。「抽象的」な意味とは、その色に触れた時に感じる印象や想像する物のことをいいます。例えば、赤い色を見ると血圧や脈拍が上がって興奮状態になることや、「赤いものと言えば?」と問われた時に「りんご」や「信号機」などを想像することですね。

一方、「文化的」な意味とは、国民性や宗教などによって、特定の色が何らかの意味を持っている場合のことをいいます。例えば、同じ「赤」でも、中国では「幸運」をイメージする色なのに対し、インドでは「清潔」を想起する色とも言われます。このように、カラーセラピーには、色が持つ2つの意味合いにより連想される印象を使うという特徴があります。

カラーセラピー(カラーセラピスト資格)はこちら

カラーセラピーの色の意味

最後に、カラーセラピーにおいて色がどんな意味を持つのかを、代表的な色をいくつか取り上げて説明したいと思います。

3-1白 リセット・白紙に戻す

白には、気持ちを「リセット」して「白紙に戻す」という意味があります。読んで字のごとく、真っ白な紙のように何もない状態に立ち返るイメージです。例えば、会社でプレゼンをすることになったのに、なかなか良いアイデアが浮かばない時や、嫌なことがあった時に、きれいさっぱり水に流して一から出直したい時に効果的な色です。
また、白には「清潔感」や「爽快感」を与える色彩効果もあるため、清々しい気持ちになりたい時にも活用できますが、白が多すぎると「虚しさ」や「孤独感」にも繋がってしまいますのでご注意ください。

3-2赤 パワフル・危険・怒り

赤には「興奮作用」や「積極的」になれる効果がありますが、行き過ぎると「攻撃的」になってしまうこともあるので注意が必要です。また、赤には血がたぎるようなイメージもあるので、「怒り」に結びつく印象も与えます。さらに、信号機のランプにも使用されているように、「危険性」を知らせるための色としての印象が強いです。
このように赤は、疲れた時にテンションを上げて心身を奮い立たせたり、身体が冷えた時に温もりも出すための色として使うのなら良いですが、気をつけるべき色でもあります。

3-3ピンク 幸福感・リラックス

ピンクには、「幸福感」や「安心感」など、人間を「リラックス」させてくれる効果が備わっています。ピンクと聞いて想像しやすいのは、おそらくハートマークではないでしょうか?ピンク色をしたハートマークは「愛情」の証であり、そこからは「幸福感」という印象も受けますよね。ピンクカラーの柔らかいブランケットで、疲れた身体を優しく包み込めば、ゆったりとリラックスして心身ともに癒せるのではないでしょうか。

3-4黄色 甘え・愛されたい・期待感

子供のような無邪気さがにじみ出るのが、黄色の特徴です。そこから転じて、「甘え」や「愛されたい」という印象を与えるのが黄色の色彩効果です。黄色を選んだあなたは、「ひとり寂しい、誰かに甘えたいと思っている」そんな時は黄色のクッションを抱きしめるなどすると効果的です。
一方、黄色には「期待感」を想起させる効果もあります。子供っぽい印象を与えると同時に、将来に無限の可能性を秘めた子供の未来に「期待」させるイメージですね。

3-5青 平静・開放的・悲しみ

気分が落ち着き「冷静」になれて、心に「開放感」や「爽快感」を与えてくれるのが青の持つ色彩効果です。また、青による冷静さは赤による興奮作用よりも長時間持続する傾向にあることから、短時間青に触れただけでリラックス効果が長続きすることが期待できます。ただし、過度の青は気分を落ち着かせるレベルを通り越して「沈ませ」たり「悲しみ」にまで達してしまうことがあるので注意が必要です。

3-6緑 バランスがいい・穏やか・生命力

緑は地味でも派手でもない中性的な色で、とてもバランスが取れて「穏やか」な気持ちにさせてくれる色彩効果を備えています。また、毎年5月頃のきれいな新緑を目にすると、寒い冬を越し、これから梅雨の時期にかけてぐんぐんと成長していく「生命力」のイメージを受け取ることでしょう。このように周囲に打ち解けて調和の取れた緑色に囲まれることにより、落ち着いた気分になれると同時に、次に繋がる成長性までも感じられるのです。

カラーセラピー(カラーセラピスト資格)はこちら

カラーセラピーの色の意味まとめ

今回の記事では、カラーセラピーとは色彩効果を利用した心理状態のケアであることを説明した上で、直感的に選んだ色を生活の中に取り入れるという具体的な方法を紹介しました。代表的な色が持つ色彩効果を参考に、ぜひあなたも色の力を借りたい時にはカラーセラピーを試してみてください。

癒やしの資格

  • 鉱石セラピスト

    鉱石セラピストとして、宝石に関する基本的な知識を有していることを認定されます。宝石の基礎知識、宝石の歴史、宝石の種類、宝石の色、宝石のカットの方法、宝石の加工・処理の方法、例えばブリリアンカットやステップカット、アンカットダイヤモンド、含侵処理、着色処理など、宝石に関する幅広い知識を有していることが証明されます。

    鉱石セラピスト資格を見る
  • ストレスカウンセラー

    ストレスカウンセラーとは、感情と上手く付き合う方法や、アンガーマネジメントなどの心理トレーニングを活用したストレス対処法、現代社会におけるストレスやその原因に対処できるストレスマネジメント能力などの知識を十分に理解された方へ認定されます。対人関係やコミュニケーションの取り方、ストレスとの付き合い方に悩む方など幅広い層に人気のある資格です。

    ストレスカウンセラー資格を見る
  • メディカルハーブカウンセラー

    メディカルハーブカウンセラーとは、ハーブによるリラックス効果・リフレッシュ効果・デトックス効果など、ハーブの効能に対しての知識を持ち合わせ、ハーブを用いたカウンセリングを行う技術を持ち合わせた人へ認定されます。資格取得後は、各種サロンにて活躍出来るのは勿論、自宅やカルチャースクールなどで講師活動ができます。

    メディカルハーブカウンセラー資格を見る
  • カラーセラピー

    カラーセラピーとは別名、色彩療法といい、色の生理的効果や心理的効果を使い心身のバランスを取る事を目的にした療法です。試験では色の効果、原理、色の活用方法が問われます。資格取得後は、カラーセラピストとして活躍する事が出来ます。

    カラーセラピー資格を見る
  • アロマセラピスト

    アロマセラピストとは、アロマオイルの種類、アロマトリートメントなど、アロマに関する一定以上の知識を持ち合わせた人へ与える資格です。一般的なアロマについての知識や、その種類・効果、芳香剤、アロマバスなどについての応用方法。アロマを用いたスキンケア、香水づくり、アロマトリートメントやアロママッサージ、アロマオイルのブレンド方法やハーブとの組み合わせなど。

    アロマセラピスト資格を見る