タイ古式マッサージのマッサージ師になりたい、またはお店を開きたい。そう思う方も数多くいることと思います。そんな時に気になるのが資格です。タイ古式マッサージにはいくつか資格があります。しかし、少し調べてみてもどんな違いがあるのか分かりにくいのが事実です。ここでは資格ごとに、どういう団体が認定する、どういう内容の資格なのか、について中心にまとめました。スクール選びの参考にもなりますよ!

タイ古式マッサージ師になるには資格が必要?

国家資格はなく民間の資格のみ

タイ古式マッサージには、いくつかの団体が認定する資格が何種類かあります。しかし日本の国家資格はありません。つまり、それらの資格はすべて民間のものになります。従って、タイ古式マッサージ師になったりサロンを開業したりするために、国家資格や免許を取る必要はありません。しかし、後ほど触れますが、場合により日本の国家資格を取得する必要が出てくるケースがあります。さらに、民間の資格であっても取得してマッサージ師になる方が、信頼度や安心度が高くなるのは言うまでもありません。

資格・学歴は問われない

資格を取る際には、年齢などの受験資格や学歴は問われません。あくまで大切なのは試験を受ける時点での技術や知識なのです。ただし多くの資格では講座の受講が必要だったり、何らかの形でタイ古式マッサージを学んだ経験が必要だったりします。

マッサージを行う場合

職業としてタイ古式マッサージを施術する場合、注意すべきことがあります。「マッサージを行う」ことを表示するとか「マッサージ師」を名乗る場合などは、日本の国家資格「あん摩マッサージ指圧師免許」や「はり師免許」「きゅう師免許」が必要となります。そのため、日本のタイ古式マッサージのサロンは、「マッサージ」ではなく「リラクゼーション」「トリートメント」を行っている、という建前のところが多くあります。

タイ古式マッサージ師の資格の種類

では、主なタイ古式マッサージに関する資格について、具体的に見ていきましょう。ここでは4つの資格をご紹介します。

JTTMA認定 プロフェッショナルセラピスト資格

JTTMA(日本タイ古式マッサージ協会)が認定する資格です。タイ政府認可のタイ本国にある「タイマッサージ伝統医療協会」の基準をクリアしたことを証明するもので、タイに留学しなくてもタイ政府公認の資格が取得できます。

認定講座を受講し、認定試験で合格すると取得できます。無料体験説明会も実施されています。段階に応じて「ベーシックコース」「アドバンスコース」「ティーチャーコース」の3つが用意されています。さらに取得後も、様々なセミナーを開催しており、スキルアップをすることができます。

IBMA認定 タイ古式マッサージセラピスト

IBMA(国際ボディメンテナンス協会)が認定する資格です。IBMAは美容や健康などのボディメンテナンスに特化した団体で、本資格のほかにもヨガやピラティスのインストラクターの認定資格もあります。

講座を受講し単位を取得、その上で認定試験があります。1級 Masterと2級 Bassicの2つのコースがあります。

タイ文部省認定 CLSマッサージスクール

タイのチェンマイにある全寮制のスクールで、タイ文部省認定となっています。主に留学生を対象としており、世界中からマッサージを学びたい人々が集まります。レッスンには日本語の通訳がつき、日本語のテキストも用意されています。日本人も安心して受講することができるようになっています。

レッスンには多彩なメニューが用意されています。チェンマイで盛んなストレッチ中心のアドバンススタイルを学ぶ「アドバンスタイ古式マッサージ」、バンコク式を学ぶ「タイ古式マッサージ」などがあります。コース受講後、テストに合格すると公式認定資格が発行されます。

TTMA公認 プロタイマッサージセラピスト資格

TTMA(特定非営利活動法人日本トラディショナルタイマッサージ協会)が認定する資格です。本部併設のスクールの卒業生は、プロとして活動している割合が非常に高いです。多岐に渡る同団体の活動の中には、「タイ古式マッサージを国家資格にしよう!」運動があります。

プロフェッショナル向けとしては最もポピュラーな資格と言えるでしょう。C級・B級・A級があります。基本のC級を取得すると、TTMAグループのサロンで就業できるようになります。取得のために施術の実技試験と筆記試験があります。上位の級は難易度も高いです。

資格の取得方法

資格をどのように取得するかを考えるに当たっては、資格を取得することで自分はどうなりたいのか、をまず自分の中でも明確にする必要があります。それによって取得する資格も変わってきますし、当然取得する方法も変わってくるからです。

知人にマッサージしてあげたいのなら、エッセンスが身に付く資格を選べばいいでしょう。サロンでプロとして施術をしたいのなら、就業に有利だったりケアしてくれたりする認定団体の資格を取得するべきです。さらにサロンを経営したいというのなら、サロン経営のビジネス的な面も学べる団体の資格を選んだほうがいいでしょう。ここからは、資格取得後のイメージ別に、3つの方法をご紹介します。

日本のスクールに通学する

日本国内でプロとして施術していきたいのであれば、日本のスクールに通学して取得するのが自然です。級やコースなど段階にもよりますが、日本の資格はサロンでプロとして施術するためのものが多いからです。その中でも内容や費用、日数が自分に合うものを選びましょう。

取得したい資格が決まったら、その認定団体による資格を取得できるスクールを探しましょう。現在は、各認定団体が認定するスクールが日本全国に広がっています。通学することも考えてスクールを決めましょう。自分が取りたい資格を取得できるスクールが、きっと近くにあるでしょう。

タイに留学する

日本人が留学しやすいタイのスクールは、内容がとっつきやすい場合が多いようです。また、留学中もスクールによる楽しいイベントが用意されているケースもあります。楽しく資格を取得したいなら、異国のタイで取得するのもいい方法と言えるでしょう。

あるいはすでにタイ古式マッサージのサロンで働いていたとしても、新たにタイの資格を取得すれば一目置かれることでしょう。留学して、日本の資格にプラスしてタイの資格を取得するのも一つの方法です。

入社してから会社で受講して取得する

サロンを経営している会社の中には、未経験でもセラピストとして勤務することができる会社もあります。未経験でも就業できるサロンの多くは、入社後の研修制度が充実しています。研修によって施術のレベルを一定以上に保つためです。

また、社内スクールがあってそこで技術を学ぶことができるサロンもあります。そこでタイ厚生省認定の資格を取得できる場合もあります。このように、セラピストとして経験を積みながら、会社の研修を通じて資格を取得する方法もあります。

タイ古式マッサージの資格とはまとめ

タイ古式マッサージの資格は民間資格しかありません。よってタイ古式マッサージ師になりたい場合も、必ずしも取得する必要はありません。いくつかの資格があり、それぞれ認定団体や内容が異なります。そのため、資格が決まれば取得方法は自ずと決まるので、認定団体や内容が自分の将来像に合った資格を自由に選びましょう。