初心者から占い師になるには?占術の種類や求められるスキルも解説

初心者から占い師になるには?占術の種類や求められるスキルも解説

記事作成日:2024.08.30
初心者から占い師になるには?占術の種類や求められるスキルも解説

「占い師って初心者でも目指せるの?」「占い師の仕事をやってみたい!」と考えたことはありますか?未来を予測して悩みを抱える人々の心の支えになれる占い師は、多くの人にとって魅力的な職業です。

しかし、どのようにして占い師になるのか、どのようなスキルが必要なのか、収入はどのくらいなのか、といった疑問を抱く方も多いでしょう。

そこでこの記事では、占い師の働き方や収入などの基本的な情報から、占い師として働く魅力、占い師に求められるスキルまで詳しく解説します。

これから占い師を目指す方に向けておすすめの勉強方法もご紹介するため、ぜひ最後までご覧ください。

目次

占い師ってどんな仕事?まずは基本を押さえよう

1-1占術について

ひとことで占い師と言っても、占い師が扱う占術にはさまざまな方法があります。占術を大きく分けると、「命術(めいじゅつ)」「卜術(ぼくじゅつ)」「相術(そうじゅつ)」の3つに分類されます。

命術は、生年月日や生まれた時間をもとに個人の性格や運命を占う方法で、西洋占星術や四柱推命が代表的な例です。
西洋占星術では出生時の星の位置から性格や運勢を読み解き、四柱推命では生年月日を元にした命式を用いて運命を占います。
命術は、その人の生まれ持った性格や長期的な運命を読むのに役立ちます。

卜術は、偶然の結果をもとに未来を占う方法で、タロットカードや易占(イーチン)が代表的な例です。
タロットカードではカードの絵柄や位置、向きによって現在の状況や未来を読み解き、易占ではコインや竹の棒を使って出た卦(け)を解釈します。
卜術は、具体的な質問や短期的な運勢を知りたいときに適しています。

相術は、見た目や外見から運命や性格を占う方法で、手相や人相が代表的な例です。
手相占いでは手のひらの線や形から性格や運命を読み取り、人相占いでは顔の形や特徴からその人の運勢を解釈します。
相術は、その人の現在の状況や未来の可能性を直感的に理解するのに役立ちます。

これらの占術はそれぞれに特徴があり、目的や状況に応じて使い分けるのがおすすめです。
例えば、人生の傾向や大きな流れを知りたいなら命術、今置かれている現状について具体的な質問をするなら卜術、自分の外見から運勢を見たいなら相術が適しているでしょう。

特定の占術のみを専門としている占い師もいますが、命術・卜術・相術からひとつずつ占術を身につけておくと、相談者の質問内容に応じて使い分けることができ、幅広い悩みに対応できます。

1-2占い師の働き方

占い師の働き方には、占いの館など企業に所属したりフリーランスとして活動したりと、さまざまな形があります。

例えば占いの館に所属する場合、安定した収入や集客のサポートが得られ、初心者でも安心して始められるのが魅力です。先輩占い師から学べる環境も整っており、スキルを磨くのにも適しているでしょう。
一方、フリーランスとして活動する場合は自分で働く場所や時間を自由に決められるため、ライフスタイルに合わせた柔軟な働き方が可能です。
ただし、インターネットやSNSを活用して自分で集客やマネジメントをする必要があります。

1-3占いのスタイル

占い師と聞くと、相談者と1対1で向き合っているイメージのある方も多いかもしれませんが、占いには対面占い、電話占い、メール占い、チャット占いなどさまざまなスタイルがあります。

対面占いは、直接会って相談を受ける方法です。相談者の表情や反応を見ながら話ができるため、相手の微細な感情の変化を感じ取りながらより深いコミュニケーションが可能です。
対面での占いは対話が自然に進むため、相談者がリラックスして話しやすいというメリットがあります。

電話占いは、遠くにいる相談者や深夜に悩みを吐き出したい相談者とも気軽に話せる方法です。
場所にとらわれず全国どこにいても相談ができるため、時間や距離の制約がありません。顔が見えない分、声の力で信頼関係を築かなければならない難しさがありますが、声の温かさや安心感を伝えることで相談者に安心感を与えられます。

メール占いは、相談者が好きな時間に質問を送ることができる方法です。忙しい人や対面・電話が苦手な人にとって便利でしょう。
メール占いでは時間をかけて考えながら返信できるため、慎重にアドバイスを提供することができます。
相談内容が記録として残るため、相談者が後から見返せるのもメリットです。

チャット占いは、リアルタイムでのやり取りが可能な方法です。すぐに相談したいことがある場合や、対話のテンポを大切にしたい場合に適しています。
スマートフォンやパソコンを使って気軽に利用でき、テキストメッセージのやり取りでスピーディーに対応できます。
チャット占いでは短文でのやり取りが多いため、簡潔かつ的確なアドバイスを短時間で提供することが求められます。

1-4占い師の収入

占い師の収入には、大きな幅があります。
副業として活動している人も含めると、一般的な年収はおよそ200万円~300万円前後だと言われていますが、転職サイトIndeedによると、2024年7月時点での平均年収は700万円弱となっています。

経営者などの高収入のクライアントを相手にしている占い師や、メディア出演・書籍出版などで活躍している知名度の高い占い師の中には年収1,000万円を超える占い師も存在るため、一部の占い師の年収が平均に大きく影響していると考えられるでしょう。

趣味や副業として占いを行う場合は収入が比較的低くなる傾向がありますが、稼働時間を長くしたりリピーターを獲得したりと、工夫次第で高収入を得ることも可能です。

占い師としての収入は、どのような形で活動するか・どのような層をターゲットにするかによって大きく変わるため、自分のライフスタイルや目標に合わせて適切な働き方を見つけることが大切です。

占い師として働く3つの魅力

2-1未経験でも始められる

占い師の仕事は、未経験からでも始めることができる点が大きな魅力です。
特別な資格や経験が必要なく、基本的な占いの技術や知識を学べば誰でもすぐに活動を始められます。

例えばタロットカードや西洋占星術、手相などは入門書やオンライン講座を利用することで、短期間で基本を習得できるでしょう。
さらに、実際に占いを行なってスキルが磨きながら経験を積むことも可能です。

また、始めるにあたっての初期投資も少なく済むため、気軽にスタートできるのも魅力のひとつです。

2-2年齢や学歴が必要ない

占い師として働くにあたって、年齢や学歴は必要ありません。
占い師の仕事では、年齢や学歴よりも人生経験や知識、人間性が重要視されます。そのため、若い方から年配の方まで、誰でも自分のペースで始められるのが魅力です。

年齢を重ねることで得られる人生経験や洞察力は、占い師としての深みを増す要素となるでしょう。また、学歴がないからといって不利になることもなく、自分の努力次第で大きな成功を掴むことも可能です。

他の仕事や家庭との両立も可能なため、年齢や学歴を気にせずフリーランスとして自由な働き方を選ぶことができるのも大きなメリットです。
自分のライフスタイルに合わせて柔軟に働ける点も、占い師としての人気を高めている理由だと言えるでしょう。

2-3悩みを抱える人の役に立てる

占い師は、西洋占星術やタロットカード、手相、四柱推命など占いを通して、悩みを抱える人々の助けになることができます。

例えば、恋愛や仕事、人間関係などさまざまな悩みを持つ相談者に対して占いの結果をもとに適切なアドバイスをすることで、前向きな気持ちや新たな一歩を踏み出す勇気を与えられるでしょう。
相談者と悩みを共有して一緒に解決策を見つける過程は、占い師にとってやりがいを感じる瞬間でもあります。

相談者の笑顔や感謝の言葉は、占い師としての仕事の大きなモチベーションとなり、自身の成長にもつながるでしょう。

占い師に求められる5つのスキル

3-1傾聴力

占い師にとって、傾聴力は欠かせません。相談者の話をじっくりと聞くことで、その人が抱えている悩みや不安、心の奥にある希望を深く理解できます。

占いに入る前に、まずは相手の言葉に耳を傾け、共感し、安心感を与えることを意識しましょう。
相談者が話しやすい雰囲気を作るためには、適度な相槌や表情の変化も大切です。

相手の話を遮らずに最後まで聞く姿勢を持つことで信頼関係が築かれ、占いの結果を伝える際にも安心して耳を傾けてくれるでしょう。

傾聴力は占い師としての基礎であり、相談者との信頼関係を築くための大切なスキルだと言えます。

3-2カウンセリングスキル

カウンセリングスキルも、占い師にとって大切です。
占いの結果をただ伝えるだけでなく、相談者の心に寄り添いながら、問題解決への道筋を一緒に探ることが求められます。

適切な質問を投げかけたり、相談者の気持ちを整理する手助けをすることで、相談者の本音を引き出したり、相談者に新たな視点に気づくきっかけを与えたりもできるでしょう。
また、相談者が自身の問題に対して前向きに取り組むための励ましやサポートも重要です。

カウンセリングの技術を磨くことで占い師としての信頼性が高まり、多くの人に頼りにされる存在となるでしょう。

3-3コミュニケーション能力

占い師として成功するためには、コミュニケーション能力も必要です。
相談者はさまざまな背景や性格を持っており、一人ひとり異なる悩みを抱えています。占いに求めるものも「背中を押してほしい」「話を聞いてほしい」「この先どうなるか教えてほしい」など、人それぞれ異なるでしょう。

そこで、占い師は相手の立場や感情を理解し、適切な言葉で伝えることが求められます。
そのためにも、まずは相談者がリラックスできるような雰囲気が大切。適度なアイコンタクトや優しい口調を意識して、相談者が安心して話せる空気を作りましょう。

また、相談者の反応や表情から言葉には表れない本音を読み取り、その場に応じた適切な対応をすることも求められます。
誤解を招かないように注意深く言葉を選び、相手が納得しやすい形で占いの結果を伝えることで、信頼関係を築くことができるでしょう。

3-4表現力

占い師にとっては、表現力も重要なスキルです。
占いの結果やアドバイスを相談者に分かりやすく伝えるためには、豊かな表現力が求められます。

比喩や例え話を使って複雑な概念を分かりやすく説明できれば、相談者の理解を深められるでしょう。
また、時にはイラストやカードの写真など視覚的なツールやイメージを活用して、占いの内容をより具体的に伝えることも効果的です。

豊かな表現力を持つことで占い師としての魅力が増し、相談者にとってより有益なアドバイスを提供できるようになるでしょう。

3-5マネジメントスキル

占い師としての成功には、マネジメントスキルも欠かせません。
特に、どこにも所属せずに個人事業主として活動する場合、自身のスケジュール管理や顧客対応、マーケティングなどさまざまな業務を効率的に行う必要があります。

時間管理や優先順位の設定ができることはもちろん、顧客満足度を高めるための対応力も重要です。
また、占い師として長く活躍し続けるためには、プロになってからも継続的に学び続ける姿勢や、自分自身を成長させるための計画を立てることも大切です。
マネジメントスキルを身につけることで占い師としての活動を安定させ、長期的な成功を目指すことができるでしょう。

独学で占い師になるための勉強方法

4-1書籍を購入する

占い師になるための第一歩として、まずは学びたい占術の書籍を購入してみましょう。
書籍は、基礎知識から実践的な技術まで幅広く学ぶことができる優れた教材です。

タロットカードや西洋占星術、手相占いなど、まずは興味のある分野の入門書から始めるのがおすすめです。
書籍を使えば自分のペースで学習を進めることができ、理解が深まるまで繰り返し読むこともできます。

また、著名な占い師や専門家が書いた本を読み、彼らの経験や知識を直接吸収することもできるでしょう。
図書館を活用すればお金をかけずに知識を得ることも可能なため、これから占い師を目指す方はぜひ取り入れたい勉強方法です。

4-2YouTubeを活用する

YouTubeも、占いの勉強において活用したい便利なツールです。
多くの占い師がYouTubeで解説動画を公開しており、誰でも無料で視聴することができます。

動画を通じてタロットカードのリーディング方法や占星術の基礎、手相の見方など、実際の手法を視覚的に学ぶことができます。

YouTubeではコメント欄を通じて質問や意見を交換することも可能なため、他の学習者と情報を共有しながら学びを深めることもできるでしょう。
さらに、YouTubeチャンネルによっては占い師として活動するためのノウハウについても発信しているため、占い師になった後にも役立ちます。

4-3講座やスクールに通う

講座やスクールに通うのもおすすめです。専門の講師から直接指導を受けることで、より深い知識や実践的な技術を習得できるでしょう。

占いの講座やスクールはオンラインでも多く開講されており、忙しい方でも自宅にいながら受講することが可能です。
個人レッスンは周りの目を気にせずに質問できたり、しっかり納得してから次に進んだりと自分のペースで学べるのがメリットです。
グループレッスンは、他の受講者と意見交換や実技練習を行うことで、自分のスキルを客観的に評価し、改善点を見つけることができる魅力があります。

講座やスクールに通うことで、独学では得られない実践的な知識や技術を効率的に身に付けられ、短期間で占い師としてのデビューを目指せるでしょう。

独学で占い師を目指すなら資格取得がおすすめ

これから独学で占い師を目指すなら、資格取得を目指すのもひとつの手です。
資格を取ることで体系的な知識と技術を習得した証となり、信頼性が向上します。また、資格を活かして占いの館やオンラインサービスでの活動がしやすくなり、キャリアの幅もグンと広がるでしょう。

占いに関する資格試験にチャレンジしたい方には、日本占い師協会日本メディカル心理セラピー協会が認定している資格がおすすめです。

日本占い師協会では西洋占星術士資格やタロットカード士®資格、手相鑑定士、四柱推命占術士®資格など、初心者からも人気の高い資格試験を多数扱っています。

また、日本メディカル心理セラピー協会でも、ホロスコープ鑑定士やスピリチュアルタロット士®資格、姓名鑑定士資格、人相アドバイザー資格などさまざまな資格を扱っているため、自分にぴったりの資格が見つかるでしょう。

受験資格はなく、誰でも気軽に受けられるのも魅力です。
いずれも在宅で試験を受けられるため、気になる資格があったら占い師としてデビューする目安としてぜひチャレンジしてみてくださいね。

まとめ

今回は、占い師の働き方や収入、占い師として働く魅力、占い師に求められるスキルなど幅広く解説しました。

占い師の働き方は、対面占いや電話占い、メール占い、チャット占いなど多様です。占いの館に所属して安定した収入を得る道もあれば、フリーランスで自由に働く道もあります。
資格を取得すれば、占い師だけでなくカルチャースクールの講師などさらに仕事の幅を広げることもできます。

占い師はさまざまな悩みを抱える多くの人々の支えとなり、人生をより良い方向に導くアドバイスができる仕事です。
占い師の仕事に興味を持った方は、ぜひ今回の記事を参考に一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

日本メディカル心理セラピー協会編集部
心理カウンセラーやカラーセラピーやカウンセリング、整体、リンパケアセラピスト、占い等多岐に渡る資格を認定する日本メディカル心理セラピー協会編集部が運営するコラムです。仕事やプライベートでも役立つ資格が取得できます。ライフスタイルに合わせて柔軟に学べる点が魅力です。
日本メディカル心理セラピー協会

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