カバラ数秘術の過去数とは?計算方法や数字の意味を詳しく解説

カバラ数秘術の過去数とは?計算方法や数字の意味を詳しく解説

記事作成日:2025.06.02

カバラ数秘術は、古代ユダヤの神秘思想をもとにした占術のひとつで、生年月日や名前から導き出される数字を使って、その人の性格や運命、人生のテーマを読み解いていきます。

数ある数字の中でも、とりわけ注目したいのが「過去数」と呼ばれる数字です。
これは、前世やこれまでの人生経験によって培われたパターンや思考傾向、魂が抱えている課題や学びのテーマを映し出してくれます。

そこで今回は、そんなカバラ数秘術の基本や過去数の意味をわかりやすく紹介します。
数字が示すメッセージを知ることで、自分でも気づいていなかった内面の傾向や、人生の選択に影響を与えている無意識のパターンが見えてくるかもしれません。

自分自身を深く理解するためのひとつの手がかりとして、ぜひ過去数を活用してみてくださいね。

目次

カバラ数秘術の過去数とは?

カバラ数秘術の「過去数」は、私たちが今世に持ってきた「過去からのテーマ」を表す数字です。
カバラ数秘術では、生年月日や名前などをもとにいくつかの数字を導き出しますが、その中でも過去数は「前世から引き継いだ才能や課題」「慣れ親しんだ性質」などを読み解く手がかりになります。

例えば、何か新しいことを始めるとき、つい同じパターンにハマってしまったり、自然と得意なことに惹かれてしまうなら、それは過去数が影響している可能性があるのかもしれません。

「過去」と聞くと少し重たく感じるかもしれませんが、過去数はネガティブなものではありません。
むしろ、すでに慣れていて無意識に使える力や、繰り返しやすい行動パターンを教えてくれる、ヒントのようなものです。
今の自分がなぜこうなのか、なぜこの道を選びやすいのかを考えるとき、過去数を知るとで深く納得できることもあるでしょう。

新しい可能性を広げるためにも、まずは自分の「過去数」がどんな性質を持っているのかを知ってみると、今後の選択にも役立つかもしれませんね。

カバラ数秘術の過去数の計算方法

カバラ数秘術では、いくつかの重要な数字を使ってその人の性質や運命の流れを読み解いていきます。
その中でも特によく使われるのが、ライフパス数、運命数、魂の数、人格数、そして過去数の5つです。

それぞれが違った角度から「その人らしさ」を映し出してくれますが、今回のテーマである過去数は、生年月日の「日」の部分から導き出されます。

例えば誕生日が12日なら、1+2=3で「3」が過去数になります。ただし、11や22といった数字は「マスターナンバー」と呼ばれ、特別な意味を持つためそのまま使います。

なお、誕生日は最大でも31日までしか存在しないため、過去数として「33」は出てきません。
この点は少しややこしいですが、覚えておくと混乱しにくいポイントです。

【ナンバー別】カバラ数秘術の過去数の意味

3-1過去数1

過去数1を持つ人は、過去の人生で「自分の力で物事を切り開く」ことを学んできたとされます。

誰かに頼るより、自ら行動して決断することに慣れており、「人に従うより、自分で決めたい」という感覚を無意識に持っている人も多いかもしれません。
前世ではリーダーや先駆者、開拓者として活躍した可能性もあり、自立心や意志の強さはすでに十分に身につけてきたテーマだと言えるでしょう。

今世では、「自分でやる」という姿勢が良い意味で頼もしさとして現れる一方で、「誰かに任せるのが苦手」「弱みを見せられない」といった形で表に出ることもあります。
また、人に何かを委ねることに不安を感じたり、自分のやり方に強くこだわってしまうことも。

過去に学んだリーダー的な在り方を手放す必要はありませんが、そこに柔軟性や人とのつながりを加えることで、さらに大きな信頼を得られるようになりますよ。
過去に築いてきた強さをどう活かすかが、今世でのテーマとなるでしょう。

3-2過去数2

過去数2を持つ人は、かつて「誰かのそばで支える役割」を大切にしてきた経験を持っています。
前に出るよりも、人を見守り、調整し、調和を生み出すことに価値を感じていた可能性が高いでしょう。

前世では、サポート役や仲介者として人間関係の橋渡しをしていたかもしれません。
そうした経験から人の感情や空気の変化にとても敏感で、無意識のうちに周囲に合わせる癖を持っている人も多いのではないでしょうか。

そのため、今世では「私はどうしたいのか?」「本当はどんな気持ちなのか?」という問いが大切になってきます。
誰かに合わせすぎてしまうのは過去の経験の延長でもあるからこそ、自分軸を持つことが新しいチャレンジとなるのです。

また、過去に他人を優先することで関係を円滑にしていた分、今世では「対等な関係性」や「自分も大切にされること」への学びが含まれているとも言えます。
共感力という素晴らしい資質を持ちながら、自分の声にも耳を澄ませていくことが、心のバランスを育む鍵になるでしょう。

3-3過去数3

過去数3の人は、かつて表現や創造を通じて人とつながってきた経験があります。

前世では芸術や言葉、人間関係の中で自分の感性を自由に発揮し、人々を楽しませることに喜びを感じていたかもしれません。
その影響で、今世でも明るさや発想力、遊び心が自然と備わっている人が多く、アイデアを形にすることや、人前で何かを伝えることに慣れている傾向があります。

一方で、過去に「楽しさ」や「軽やかさ」に重きを置いていたぶん、責任を負うことや深く掘り下げることに対して無意識の抵抗を感じることもあります。
少しでも退屈に感じそうなことから距離をとってしまうのは、前世の感覚が残っているからかもしれません。

しかし、今世では表現を継続する力や内面の深さを育むことも求められているようです。
過去に培った軽やかさは、今世の人生に彩りを与えてくれる貴重な財産。少しずつ深みを加えていくことで、あなた自身の創造性がさらに開いていくでしょう。

3-4過去数4

過去数4を持つ人は、安定や基盤を築くことに関わってきた経験が多いタイプです。
前世では職人や管理者、家庭を支える存在など、地に足のついた生活を送り、堅実に物事を積み上げる姿勢を大切にしてきた可能性があります。

そのため、今世でもルールを守ることや継続すること、責任を果たすことに安心感を覚える人が多く、「ちゃんとしなければ」という思いが自然に根付いている場合もあります。
しかし、その裏側には「失敗してはいけない」「変化は危険」というな思い込みが残っていることもあり、慎重になりすぎる場面もあるかもしれません。

過去に築いた土台がしっかりしているからこそ、今世では「信頼できる基盤があるから、変化しても大丈夫」と感じられるようになることが大きなテーマです。
努力や誠実さという素晴らしい資質を活かしながら、少しずつ自分の殻を破っていくことで、より自由で広がりのある人生が開けてるでしょう。

3-5過去数5

過去数5を持つ人は、過去の人生で自由や変化を通じて多くを学んできたタイプです。
前世では旅人や冒険家、あるいは枠にとらわれずに新しい世界に飛び込んでいくような生き方をしていた可能性があります。

環境や人間関係が変わりやすい状況に身を置いていたこともあり、柔軟さや適応力をすでに備えている人が多いのが特徴です。
その影響で、今世でも「変化すること」に対して比較的抵抗がなく、刺激や新鮮さを求める傾向があります。

ただし、「自由こそ正義」という価値観が染みついているために、束縛を強く嫌ったり、何かに深く関わることを無意識に避けてしまうこともあるかもしれません。
少し飽きっぽくなったり物事を点から点へと移り変わってしまうのは、過去のパターンが影響している可能性があります。

よって、今世では「自由」と「継続」のバランスをとることが大きなテーマになるでしょう。
選択の自由は大切にしながらも、自分にとって本当に大切なことに腰を据えて向き合うことで、過去の経験をより深い学びへと進化させることができますよ。

3-6過去数6

過去数6を持つ人は、人を大切にすることや愛と責任のバランスを過去から引き継いでいます。
前世では家族や仲間を支える役割を担っていた可能性が高く、人を思いやる心や調和を重んじる気質が自然と身についているでしょう。

その分、今世では「人のために頑張りすぎる」「自分を後回しにしてしまう」といったパターンが出やすい傾向もあります。
過去に「自分が支えなければならない」という責任感を強く背負っていた経験が、今も無意識のうちに影響していることがあるのです。

今世では、「人を愛すること」と「自分の心を守ること」の両立がテーマです。
誰かを思いやる力はあなたの魅力であり強みですが、それは同時に“自分を大切にすること”があってこそ本物になります。

過去の優しさを土台にしながら、もっと軽やかで心地よい愛の形を築いていくことが、次のステップにつながるでしょう。

3-7過去数7

過去数7を持つ人は、内面の探求や真実を求める姿勢が過去からのテーマです。

前世では一人の時間を大切にし、精神性や知識の探究に力を注いでいた可能性が高く、哲学や宗教、研究といった分野に関わっていた人もいるかもしれません。
その影響で、今世でもどこか一歩引いた視点を持ち、表面的なことよりも「本質とは何か?」を見抜こうとする知的好奇心が根付いています。

ただし、過去に自分だけの世界で多くを考え抜いてきた分、人との距離感がつかみにくかったり、理解されないことへの孤独を感じやすい傾向も。
自分のペースを乱されることに敏感だったり、周囲との調和よりも自分の内側を優先してしまうことがあるのも、前世での探究型の生き方が影響しているからかもしれません。

今世では、ひとりで深める力を活かしながらも、それを誰かと分かち合い、現実世界とつなげていくことが大切な課題です。
ひとり静かに育んできた知恵や感性を外に発信することで、新しい対話や出会いが生まれるでしょう。

3-8過去数8

過去数8を持つ人は、前世で既に「力を持つこと」「現実世界で成果を出すこと」に関する経験を積んでいます。

前世では経済的な成功者やリーダー、影響力を持つ立場にあった人も多く、物事を現実的に動かす力や、結果を出すためのマインドが自然と備わっていることが多いです。
数字の世界に強かったり、お金や仕事に対する意識が高いのも、そうした背景があるからかもしれません。

ただし、過去に「力を持つことで守れたもの」や逆に「力に縛られた経験」もあるため、今世ではそのバランスをどうとるかが課題になることも。
責任を抱え込みやすかったり、「勝たなければ価値がない」と感じてしまう傾向があるとすれば、それは過去の記憶がまだ強く影響しているサインかもしれません。

そこで、今世では成果を出すこと自体が目的ではなく、「どんな価値を生み出すか」「誰と喜びを分かち合うか」という視点がとても大切になります。
現実的な力を活かしながらも、そこに温かさや信頼を加えることで、より成熟した形で影響力を発揮できるでしょう。

3-9過去数9

過去数9を持つ人は、「奉仕」「完了」「手放し」が過去からのテーマです。
前世では人のために尽くしたり、集団や社会の中で愛や慈悲の心をもって関わってきた経験を多く持っているとされます。
そうした過去があるため、今世でも自然と人の気持ちに寄り添い、困っている人を放っておけないような優しい人が多いはずです。

ただ、その優しさの裏には「自分より人を優先するのが当たり前」「期待に応えなければならない」といった思い込みが染みついていることもあり、無意識に自分を犠牲にしがちな傾向も見られます。
また、過去に多くのものを抱えてきた分、卒業すべき関係を手放すのが苦手な一面もあるかもしれません。

今世では、「与えること」と「自分を癒すこと」のバランスをとることが大切なテーマになります。
思いやりはあなたの大きな力ですが、すべてを背負わなくてもよいのだと気づくこともまた、大切なプロセスです。

過去の優しさを土台にしながら、今世では「しなやかに手放し、新しい自分を選ぶ」ことが大きな学びになるでしょう。

3-10過去数11

過去数11を持つ人は、スピリチュアルな感受性やインスピレーション、内なる声に敏感な魂を持っています。

前世では精神的な使命を持って生きていた可能性があり、宗教や思想、癒しの分野で人々に気づきを与えるような役割を果たしていたかもしれません。
その影響で、今世でも言葉にならない感覚や見えないものに対して、自然と意識が向く人が多いのが特徴です。

ただし、過去に高い理想や使命感を背負いすぎていた場合、今世では「人と違う感覚」に戸惑ったり、「自分だけが浮いている」と感じる場面もあるかもしれません。
感受性が強いために、人の感情や場の空気を一度に受け取りすぎて疲れてしまうことも。
また、理想と現実のギャップに苦しむことも、過去数11を持つ人ならではのテーマです。

今世では、「感覚を信じる力」と「地に足のついた行動」をつなげることを意識してみてください。
あなたにしかないひらめきや直感を自分や人のためにどう活かすかが、今世での課題となるでしょう。

3-11過去数22

過去数22を持つ人は、過去から理想を現実にする力を受け継いでいます。
前世では大きなビジョンを持ち、それを実際の形にするために多くの人や資源を動かすような役割を果たしていたかもしれません。
建築家や組織の創設者、社会を変える働きをしていた魂とも言われ、今世でもそのスケールの大きさを内に秘めている人が多いです。

その一方で、前世で責任や使命を背負っていた影響から、今世では無意識に自分を縛ってしまったり、「自分の力では足りないのでは」と不安を抱えることもあります。
器用さや実行力があるがゆえに、周囲から期待されやすく、「完璧でいなければ」とプレッシャーを感じてしまう人も少なくありません。

今世でのテーマは、「大きな理想」と「自分らしい歩み方」をつなぐこと。
何かを築きあげるためには、自分自身の心やペースも大切にすることが欠かせません。

22という数字は、壮大なビジョンと現実的な行動力を兼ね備えた“マスタービルダー”の資質。その力を自分や周囲の人のために活かしていくことが、あなたの魂をさらに成熟させてくれるでしょう。

数秘術をもっと深く学ぶなら資格取得がおすすめ

数秘術をもっと深く学びたいと感じている方にとって、資格取得は大きな一歩になります。

独学での学びも楽しいですが、体系的な知識を身につけたり、自信を持って人にアドバイスできるようになるには、専門的な資格の取得がおすすめです。
特に「数秘術を仕事に活かしたい」「誰かの相談にのれる力をつけたい」と考えている方にとっては、資格は大きな支えになるでしょう。

例えば、日本占い師協会の「数秘術鑑定士®資格」では、カバラ数秘術やピタゴラス数秘術といった代表的な占術に加え、生命の樹など幅広い知識が学べます。
数の象徴や計算方法を深く理解し、性格や運命、相性まで読み解く力が求められる資格です。

資格取得後は、数秘術鑑定士として自宅やコミュニティで個人セッションを行ったり、セミナー・ワークショップを開いて活動することも可能です。
「数字を通して人の背中を押したい」という思いをしっかり形にできる、実践的な資格だと言えるでしょう。

また、日本メディカル心理セラピー協会の「ヌメロロジスト資格」も、実践的な数秘術を身につけたい方におすすめです。
こちらは、生年月日や姓名から導き出された数字を使って、性格傾向や相性、適職、人生のバイオリズムなどを深く読み解く力を養います。

未来数や過去数、奇数と偶数、さらには感情型・思考型といった分類まで網羅されており、ただ数字の意味を知るだけにとどまらず、「どう伝えるか」「どう使うか」に重点が置かれているのが魅力です。
資格取得後は、数秘術アドバイザーとして、実際に誰かの人生に寄り添いながら活動する道も開けるでしょう。

まとめ

今回は、カバラ数秘術における「過去数」について詳しく解説しました。

過去数は、今の自分がなぜそのような性格や行動パターンを持っているのか、そのルーツを探るヒントを与えてくれる数字です。
前世や過去の経験から引き継いだテーマを知ることで、無意識のうちに繰り返していた思考や選択に気づき、より自分らしく生きるための手がかりを得られるかもしれません。

数秘術はただの占いにとどまらず、内面を深く見つめ直すためのツールとしても役立ちます。
今回の記事を参考に、自分を理解し成長するための道しるべとして数秘術を活かしてみてくださいね。

日本メディカル心理セラピー協会編集部
心理カウンセラーやカラーセラピーやカウンセリング、整体、リンパケアセラピスト、占い等多岐に渡る資格を認定する日本メディカル心理セラピー協会編集部が運営するコラムです。仕事やプライベートでも役立つ資格が取得できます。ライフスタイルに合わせて柔軟に学べる点が魅力です。
日本メディカル心理セラピー協会
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