ファスティング中の飲み物は?見えるところに貼って自分を励まそう!

ファスティング中の飲み物は?見えるところに貼って自分を励まそう!

記事作成日:2023.06.05
ファスティング中の飲み物は?見えるところに貼って自分を励まそう!

ファスティングと呼ばれる、プチ断食をする時でも絶対に必要になるのが水分です。私たち人間は、身体の6割が水分でできていますので、それが不足してしまうと脱水状態になり、大変危険です。
水分は、必要な栄養素を運ぶ役割をします。さらに、不要になったものを排泄する働きもあります。そのため、水分は必要です。必要な水分を摂取しないと、胃腸の働きも悪くなります。
腸の中に不要なものが溜まってしまいますので、せっかくファスティングをしても、逆効果になってしまいます。そこで、ファスティング中には水分が必要になります。
ところで、ファスティング中に摂ると効果的な飲み物には、どんなものがあるのでしょうか。

目次

ファスティングにおすすめの飲み物

ファスティング中に適した飲み物にはどんなものがあるのでしょうか。ご紹介しましょう。

1-1ファスティング中は水分のみを口にする

ファスティング中に、脂質や糖質が多い食べ物を避けるのは当然ですが、市販のヨーグルトドリンクやジュースなど糖質の多い飲み物も、余分な糖質を摂りすぎてしまうため適していません。
ファスティング中には水分のみを口にする、となっていますが、ただの水では物足りなくなってしまうこともありますね。そんな時は水の代わりに飲んでも良い飲み物で代用するようにしましょう。

1-2食事の置き換えに最適なのみもの

食事の置き換えにこういった飲み物なら、ファスティング中に飲んでも良い、といったものがあります。
しかし、プチ断食の時は、水、またはお茶だけと書いてある本などもあります。食事を全くしないのは、ストレスをためてしまい、逆にファスティングは無理と思ってしまう原因になります。そんな時に、食事の置き換えとして、水分と一緒に摂ることができる飲み物があります。
こちらでは、食事の置き換えとして摂れる飲み物を、ご紹介しましょう。

・酵素
酵素ダイエット、という言葉もあるくらい酵素はファスティング中に飲むことができる飲料の1つです。酵素には色々なものがあります。タブレットやカプセルというサプリメントタイプと、水や牛乳に溶かして飲む粉末タイプです。
サプリメントを飲むだけの酵素は、色々な人が体験をして効果が高いとされています。
しかし、サプリメントを飲むだけでは、食事の置き換えには物足りないと感じてしまうこともあります。
そこで、粉末タイプの酵素で、水や豆乳に溶かして美味しく飲めるものもあります。ブルーベリーや抹茶といった味のものもあり、美味しく飲むことができます。
粉末の酵素はしっかりと水や豆乳に溶かして飲むと、適度に満足感を与えてくれるので、食事の置き換えとして良いという人もいます。
液体タイプの酵素水は炭酸水と割って飲むと、お腹も膨れますので、ファスティング期に最適です。
酵素ダイエットは、どうしてもそれだけでは物足りない、ということを良く聞きます。1日の全部を酵素ダイエットにしてしまうと、逆にストレスになってしまうかもしれません。ずっと続けるには、酵素だけでは、不足してしまう栄養素もたくさんあります。
他のものとバランスを考えて上手に利用しましょう。

・野菜ジュース・スムージー
ファスティングをする時、水分だけを摂っているとトイレは近くなるのに、お通じがなくなってしまうこともあります。どうしても、食べないために腸内が「かさまし」にならず、中に溜まったものが出てこない、というのはファスティングでは、逆効果ですね。
野菜ジュース・スムージーは、野菜の食物繊維と水分を合わせて摂ることができます。食物繊維には「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」があります。
不溶性食物繊維は、それだけでは腸内のおそうじができないことがあります。水分と一緒に摂ることが必要です。そんな時、野菜ジュース・スムージーなら、食物繊維と水分を一緒に摂ることができます。
中でも葉野菜は、低糖質食物にもなります。葉野菜をいっぱい入れた、野菜ジュース・スムージーを飲んで食事の置き換えにしましょう。この時、苦いからと砂糖やはちみつを入れすぎると、逆に糖質の摂りすぎになります。できる限り、野菜の自然の甘味を生かす工夫をしてみましょう。
また、同じような理由で甘味があるにんじんは、糖質を多く含みます。にんじんだけのジュースは、口当たりは良いですが、糖質の摂りすぎになることもあります。
また、根菜類は不溶性食物繊維を多く含みますので、摂りすぎると便秘になることもあります。ジュースにする野菜の種類やバランスにも注意してください。

・青汁
青汁、と言うと昔ながらの「マズイ」というイメージを持っている人もいますが、最近の青汁は、抹茶風味のものや野菜ジュースのようなものが増えています。
味はもちろんですが、青汁によく利用されているケールは、ビタミン類を豊富に含んでいます。ファスティングしたことで、肌が荒れてしまった、体調不良になってしまった、では本末転倒です。 青汁は、ただ、ファスティングするだけでなく、大切な栄養素を摂ることができます。
しかし、それだけでは不足してしまう栄養素もあります。
また、青汁だけを飲み続けると、単調になってしまい長続きしません。短期なら良いですが、長期の水と青汁だけのファスティングは、あまりおすすめできません。必ず、他のものと併用するようにしてみましょう。

・お味噌汁
以前は、味噌汁は塩分の摂りすぎになるため、飲みすぎは良くないといわれていました。
しかし、最近は、高血圧の人でも、1日に2杯までの味噌汁は飲んでよい、と言われています。
私たちは、汗や尿を排泄する時に、塩分を一緒に排泄してしまいます。ファスティング中でも、適度な塩分を摂ることは大切です。適度な塩分を摂らないと、身体の中の㏗バランスが崩れて、体調を崩す原因になってしまいます。
味噌汁に入っている塩分は、澄まし汁やスープよりも少ないため、摂りすぎることはありません。
さらに、野菜の具に入っているカリウムが、味噌汁の塩分(ナトリウム)とバランスを摂り、血圧を上げる原因になることが少ないと考えられています。
もちろん、豚汁や油揚げなど、脂質が入る味噌汁はファスティング中には、向きませんが、豆腐や野菜、海藻の味噌汁なら食物繊維を摂ることもできます。味噌そのものが発酵食品のため、腸内環境を整える力があるため、ファスティング中の水分補給に最適です。

・豆乳
ファスティング中でも、適度なたんぱく質を摂ることを心がけたいですね。ファスティングによって水分だけを摂取するようになり、筋肉の量が減ってしまうと、基礎代謝量が落ちてしまいます。基礎代謝量が落ちてしまうと、摂ったカロリーをエネルギーに変える力が弱くなります。
そのため、たんぱく質不足にならないように気を付けることが大切です。
豆乳は、大豆たんぱく質を豊富に含むだけでなく、女性ホルモンに必要なイソフラボンなども含まれます。また、適度な脂質も含みますので、骨密度の低下を予防する効果もあります。
ファスティング中の食事の置き換えに、単品で色々と飲むのも良いですが、豆乳なら野菜スムージーや酵素、青汁と割って飲むこともできます。
豆乳は、大豆アレルギーの人は利用できません。アレルギー体質の人は、低脂肪牛乳などを利用してみましょう。

・ハーブティー
ファスティング中は、食べたいのに我慢するため、ストレスが溜まりイライラする人も出てきます。そんな時に、ハーブティーはいかがでしょうか。ハーブティーにはストレスを解消したり、身体を温める効果のあるものがたくさんあります。
カモミールやマリーゴールド、サフラワーなどホルモンバランスを整えたり、身体を温めて基礎代謝量を上げるものもあります。
しかし、ハーブティーの中には、カフェインが入っているものもあります。
また、ハーブティーの種類の中には、持病を持つ人には飲んでは危険なものや、アレルギーの原因になるものもあります。

ただ、本やサイトで良いと書いてあった、と言うだけで安易に利用せず、はじめは専門店などで購入してみましょう。
こんなにも、飲んで良いものがあるのですね。少し、ほっとした人もいるのではないでしょうか。
食事の置き換えとして水分を摂る時は、水では不足する栄養素を摂るのも目的です。自分に合った栄養素を考えながら、選んでいくと良いですね。

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ファスティング中の水分補給

長期ではなく、短期で行うファスティング中は、水だけで行うこともあります。水と麦茶などカフェインの入っていないお茶だけで過ごします。

2-1水分補給は水でおこなうこと

半日から3日間で行うファスティングに、水だけを摂る、といったファスティングがあります。ファスティングをすることで、胃腸を休めて身体を中からリセットすることができます。
しかし、長期に渡って行うと、逆に胃腸の働きが弱くなることもあるため、医師や管理栄養士等しっかりとした指導の人がいない場合は必ず3日以内にしましょう。
水分が不足しないように、水だけはしっかりと摂るようにします。

2-2白湯や常温水でこまめに補給する

水といっても、冷水ではなく白湯、または常温水にします。冷水は身体を冷やしてしまうため、体温を下げてしまいます。体温が下がると、血流が悪くなり基礎代謝量が下がります。基礎代謝量が下がると、身体の中にある余分な脂肪をエネルギーに変える働きが低下してしまいます。
そのため、冷水ではなく必ず白湯、または常温水を飲むようにします。

2-3がぶ飲みせず、少しずつ飲むのがポイント

水はがぶ飲みをしてしまうと、一度にお腹は膨れますが、すぐにトイレに行きたくなり排泄してしまいます。身体を冷やしてしまうこともあります。
少しずつ飲むことで、お腹に適度な満腹感を与えて置きます。
身体を急激に冷やさないことも大切になりますので、水は少しずつ飲むのが大切なポイントです。

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ファスティングにむいていない飲み物

ファスティングによって、余分な糖質を摂ってしまったり、身体の中から必要以上の水分を排泄するものは避けましょう。また、食欲を促進するものも避けたほうが良いですね。

3-1コーヒー、紅茶、緑茶

コーヒーや紅茶、緑茶にはカフェインが含まれます。他にも、ココアや烏龍茶にもカフェインは含まれます。カフェインはファスティング中は、絶対に避けたい飲み物です。

・カフェインが多い
カフェインが多い飲み物は、胃腸を刺激します。ファスティング中は、胃腸を空っぽにしてリセットするのが目的です。胃腸を刺激してしまうカフェインは、胃の粘膜にダメージを与えてしまうだけでなく、身体を冷やすこともあります。
カフェインの多い、コーヒーや紅茶、緑茶をはじめとする飲み物は、避けるようにしましょう。

・利尿作用があり水分補給に向かない
カフェインが多い飲み物は利尿作用があり、水分補給には向きません。ファスティング中に水分をたくさん摂るのは、本来食べ物から摂ることができる分の水分を摂るのが目的です。
利尿作用によって、水分を排泄しすぎてしまうカフェインは、脱水を起こしてしまいますので、ファスティング中に体調を崩してしまうかもしれません。

3-2ゼロカロリーコーラなど

最近、砂糖を使わない、無糖の飲料が増えています。ノンカロリー、コレステロール0の飲み物のほとんどは人工甘味料を使っています。

・人工甘味料
人工甘味料のほとんどは安全性が保証されたものですが、人工甘味料でも甘味料です。カロリーがゼロというわけではありません。
また、甘味というものは、舌の甘味受容体に結合することで感じますので、人工甘味料でも、膵臓の細胞を刺激することがあるため、インスリンを分泌する可能性があるといわれています。
そのため、人工甘味料でも血糖値は上がります。血糖値が上がると、確かに満腹中枢は刺激されますが、ゼロカロリーだから大丈夫と飲みすぎれば、高血糖や糖尿などの心配につながります。

・糖質が多い
人工甘味料でも、糖質が0というわけではありません。砂糖以外の甘さを感じる「代用砂糖」総じて人工甘味料と呼びます。人工甘味料でよく使われている「ラクトース」は、糖質です。
甘味が弱いため、入れすぎると逆に糖質をたくさん摂ることにつながってしまいます。ゼロカロリーとうたっていても、実際には「砂糖」が使われていないだけで、糖質は入っているものもあります。
また、糖質がないと思って飲みすぎることで、甘味に対して鈍くなることもありますので、ゼロカロリーの過信は危険です。
他にも、絶対に摂ってはいけない飲み物が、アルコールを含む飲み物です。アルコールを含むものは必ずといっていいほど、糖質を含みます。適度なアルコールは、食欲も促進しますので、ファスティング中はもちろん、準備段階でも摂らないようにしましょう。

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ファスティング中の飲み物は?見えるところに貼って自分を励まそう!のまとめ

ファスティングをする前に、何が良くて何が悪いのかをしっかりと把握し、目に入る場所に書いておくと良いかもしれません。
続けて3日間というファスティングもありますが、週に1日、という方法もあります。すぐに目に入るところに書いてあると、ファスティング中だけでなくても注意することができるかもしれません。
書いたものを貼って、ファスティング中にこんなにも飲んでもいいんだ、と自分を励ましてください。

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