防虫効果のあるハーブ

防虫効果のあるハーブ

記事作成日:2024.06.11
防虫効果のあるハーブ

ハーブには虫除け効果に優れているものがあるのはご存知でしたか?ハーブは、健康や美容に良いというイメージが強いと思いますが、家に置いておくことで虫をよせつけない効果も期待できるんです。そこで今回は、そんな虫除け効果のあるハーブについて詳しくご紹介していきます。

目次

ハーブの忌避効果

ナチュラルな香りで虫よけができたならうれしいですよね。ハーブの虫よけ効果についてご紹介します。

1-1身を守るためハーブには虫や害虫の忌避効果がある

ハーブには、身を守るために虫や害虫を寄せ付けない効果があります。虫や害虫が嫌いとしている匂いがあり、代表的な香りとしてシトラールやカンファーという成分があるのです。シトラールはハッカのようなニオイ、カンファーは市販で売られている防虫剤などにもつかわれている匂いです。
どちらも虫が嫌いな臭い成分なので、虫除け効果が期待できるのです。ハーブは海外から入ってきたという印象が強いとは思いますが、カンファーは日本でも昔から使われているものなので、現在でも使われています。

1-2ベランダや玄関、部屋におくことで虫をよせつけない

ハーブは、玄関やベランダ、またお部屋に置いておくことで虫をよせつけなくなります。ハーブには虫除けの効果があるので、ハーブを庭に植えたりすることで虫をよせつけない環境をつくることができるんですね。

メディカルハーブカウンセラー®(ハーブ資格)はこちら

防虫効果のあるハーブ

では、防虫効果のあるハーブについてそれぞれ詳しく解説していきます。

2-1ペパーミント

ペパーミントには、メンソールが含まれているので、虫除け効果が期待できます。ミントの中でも特にメンソールが含まれている量が多く、ペパーミント以外にもアップルミントにもメンソールが含まれています。
ペパーミントは繁殖力がとても強いので自宅でも育てやすくプランターでの栽培も可能です。放置しているだけでどんどん増えていくので、家庭のお庭でも気軽に栽培することができますよ。ゴキブリに限らずほとんどの虫はアロマの臭いを苦手としているのでペパーミントはかなり効果的です。

2-2ラベンダー

ラベンダーは、寒さに強く高温多湿に対しては弱いハーブで、色鮮やかな紫色と癒される香りが特徴です。ラベンダーにはリナロールと酢酸リナリルという成分が含まれており、これらの成分が虫除け効果があります。
また、抗菌や殺菌作用もあるので昔からリネンの防虫としても使われてきたハーブです。

2-3レモングラス

レモングラスは、人にとってはレモンのように爽やかでいい香りですがゴキブリにとっては嫌いな臭いのようです。ゴキブリが家の中に入ってきそうなベランダや玄関などにレモンを散布したり、レモングラスをベランダや窓際に置いておくのもかなり有効といえます。
また、排水溝からゴキブリが入ってくる場合もあるので、洗剤を柑橘系の臭いのものに変えておくのも良いでしょう。

2-4ゼラニウム

ゼラニウムは園芸店で販売されているものの中には良い香りがするものと、なんともいえない臭いがするものがあります。このゼラニウムは、置いておくことで蚊をよせつけない効果が期待できるのです。
ゼラニウムには、シトロネラールという成分が含まれており、これは二酸化炭素を察知する能力を低下させる効果があるといわれています。そのためゼラニウムに近づくと蚊は炭酸ガスを察知する力が鈍ってしまい人に刺しにくくなるのです。
こういったことからも、ゼラニウムはバーベキューやキャンプなどで虫除けとして使われていることも多いです。

2-5タンジ―

タンジーは、殺菌や防虫効果が優れており、独特な香りには虫除け効果があります。昔はタンジーを体内寄生虫の駆除剤として使われていたこともあったようです。タンジーは、明るい鮮やかな花が特徴で、繊細な雰囲気から観賞用のハーブとしてもよく植えられています。

2-6ローズマリー

ローズマリーは、香りがとても強く、精油にして虫除けや防腐剤として使われています。ローズマリーは、低い位置でまとまってよく成長するため、花壇の縁取りのときなどにも広く植えられているのが特徴です。
また、歩道の花壇にもよく植えられているので目にしたことある方も多いのではないでしょうか。日差しにとても強くローズマリー自体にもあまり虫がつかないため、公共の場にもよく植えられているハーブなのです。

2-7ペニーロイヤルミント

ペニーロイヤルミントは、アリやノミ、カメムシなどの防虫効果があります。乾燥させればペットのノミ避けとして昔から使われているハーブでもありますが、毒性があることからハーブティーのように食用としては使えないハーブです。
また、他のミント系のハーブとは違って、地を這うように成長するので庭のグラウンドカバーとしてよく使われているハーブでもあります。

メディカルハーブカウンセラー®(ハーブ資格)はこちら

防虫ハーブの活用方法

防虫ハーブを上手に使う活用法をご紹介します。

3-1防虫ハーブの寄せ植え

防虫ハーブの活用方法として、寄せ植えという方法があります。お庭な、大きく成長するハーブでも問題ないのですが、鉢植えに寄せ植えするのなら大きくなりにくくかわいいハーブがおすすめです。
鉢植えに寄せ植えすることで可愛らしい装飾としても楽しめるので、可愛らしいハーブを選んでみてくださいね。お庭に寄せ植えするときは、植物の成長した大きさを想像しながら組み合わせると、長く楽しめますよ。
ハーブというのはほとんどのものが地中海沿岸に育ったものばかりなので、水捌けがよくてなおかつ水もちが良いハーブ用の土を使うことで、土をブレンドする必要もないのでおすすめです。
鉢の底には穴が開いているので、底から土がでないようにココヤシファイバーを穴に被せます。もちろん鉢底ネットでも問題ありません。底に水がたまってしまうと根腐れの原因となってしまうので、水捌けをよくするために鉢底が隠れるくらいまで土をいれましょう。
この時のポイントとしては土と根の間に隙間を作らないためにも、しっかりと土が根に触れるようにします。そして、根が深いものから順番に土を足していきながら植えていきましょう。
植え寄せしたあとは、たっぷりと水をあげたら完成です。鉢植えに寄せ植えするときは、ラベンダー、ローズマリー、センテッドゼラニウムなどがおすすめですよ。

3-2オーガニックの虫除けスプレー

まずは、蓋つきの容器にミントの葉と茎をいれます。そして、容器いっぱいになるまでアルコールをいれ、定期的に振りながら冷暗所で1から3週間ほど置いておきます。
スプレー容器にいれて直接スプレーしてもよいですが、もしアルコールが強いと感じたときは水で薄めてスプレーしましょう。アルコールを肌につけるのが心配な人はパッチテストを行っておくと安全です。

3-3キッチンハーブで虫よけ

キッチンハーブで虫除けすることもできます。風の通しの良いキッチン周りにハーブを育てましょう。キッチンハーブは料理にも使えるうえに虫よけにもなるので、かなり重宝してくれますよ。
キッチンハーブで虫除けする場合は、ローズマリーやペパーミントなどを使って作りましょう。ローズマリーは、お肉の臭みとりに使えますし、ペパーミントは風味つけにぴったりです。 

メディカルハーブカウンセラー®(ハーブ資格)はこちら

ぜひ知ってほしい!防虫効果のあるハーブのまとめ

今回は、防虫効果のあるハーブについてご紹介しました。ハーブの種類によっては、虫除け効果に優れているものもあるので美容や健康だけでなく、日頃から玄関やベランダに置いておくのもかなりおすすめです。
今回ご紹介した方法で、虫除けスプレーを作ってみたり、またベランダや玄関に置いて防虫剤の代わりとして使ってみてくださいね。

上へ戻る

在宅受験で資格が取れる!
メディカルハーブカウンセラー®資格を詳しくみる