リフレクソロジーjp®資格認定試験

リフレクソロジーは、反射という意味の「リフレックス（reflex）」と学問という意味の「ロジー（logy）」を合わせた言葉で反射学という意味から、反射療法とも呼ばれています。もともとはアメリカで生まれた民間療法でしたが、今は世界中で行われています。足裏には反射区という体の各器官に対応する部位がありますが、その反射区を刺激することで、血流やリンパの流れが改善され各器官が活性化するため、バランスの取れた状態になり、自然治癒力が高まることが期待できます。 本来、リフレクソロジーは手術中の患者さんの緩和ケアとして行われていたものであるため、その精神を受け継いでおり、リラックス効果や回復効果を目的としています。国によって多少特徴が異なって発展してきたため、リフレクソロジーを行うセラピストはその国ごとの違いを習得しており、それらを取り入れながら施術を行う知識を身に付けています。例えば、最も主流の英国式のリフレクソロジーの最大の目的はリラクゼーションです。そのため、英国式は撫でるようなトリートメントが特徴であり、施術による痛みを感じることはありません。一方、台湾式や中国式リフレクソロジーの場合は痛みを伴いますが、痛みは体調不良を表すという考えに基づいているため、痛みを感じる施術を行います。

リフレクソロジーは、反射療法の一つとして、東洋医学や鍼灸治療と並び、治療効果のある施術として世界的に認知されています。リフレクソロジーの効果は、新陳代謝、老廃物の排出、体の冷えや浮腫み、筋肉のコリなどの解消に期待が出来ます。しかし、リフレクソロジーの最も効果が期待できるのは、体内の臓器改善と言えます。血行が良くなれば、酸素を多く含んだ新鮮な血液が体内や各器官に送られるようになり、内蔵が持つ本来の機能を取り戻すことへと繋がります。そして、体内機能が向上することで、疲労回復、免疫力の向上、新陳代謝が活発化、老廃物の排出循環の向上などが促進され、血液中の老廃物やコレステロールなどの余分な成分が減少し、心筋梗塞、脳卒中などのリスクの低減に繋がります。また、健康的で病気にならない身体作りが可能となる上、同時に美容効果やダイエット効果にも期待が持てます。 リフレクソロジーの施術方法は、ツボ押しのように強い刺激を与えるのではなく、足裏を入念にマッサージすることで、心と体のリラクゼーションを目的としていることから、痛みを伴うことはなく、心身共にリフレッシュすることができます。足裏から全身へと繋がる健康連鎖を目的としたリフレクソロジーは、今後も需要が高まる治療法として期待されています。