ピラティスで開業する時に必要なこと

ピラティスで開業する時に必要なこと

記事作成日:2023.06.05
ピラティスで開業する時に必要なこと

ピラティスで開業するには手続きや資格がたくさん必要なのでしょうか?どのような道具や器具を準備する必要があり、集客はどうやって行うのでしょうか?
今回は、ピラティスで開業する上で必要なことをまとめました。

目次

ピラティスで開業するには?

ピラティスで開業したい場合、どのような資格が必要なのでしょうか?

1-1ピラティスに特別な資格は必要ない

ピラティスで開業するにあたって、必要な資格はありません。誰でも開こうと思った瞬間に開けるものなのです。
ただし、専門的な知識や技術が必要になること、ヨガと同様、解剖学や体の作りを勉強しておくとが大切になります。
もし、どこか体に痛みがある方や負傷している方がレッスンに来た時に、間違えて痛みを増長し、治るところが治らずに悪化してしまったというような場合には、信用を落としてしまうことがあるかもしれません。
また、日本語が話せるけれど、日本語を人に教えることは難しいように、自分でピラティスのエクササイズができることと、誰かに上手に教えることとでは、少し内容が違ってきます。このためにも、資格は取っておいた方が良いといえます。

・お客様の信頼や安心感をえるため取っておきたい
ピラティスを特に知らない人、または初めて体験する人にとって、先生の資格があるというのはとても心強く、安心感があるものです。資格があるインストラクターとないインストラクターであれば、やはり資格がある方を選ぶ方が多いでしょう。
また、資格があることでレッスン代金についても、資格がない人に比べて少し高く設定することもできるというメリットもあります。

資格には、
・BASIピラティス
・マットピラティストレーナー資格
・JAPICA指導者資格
・マシーンピラティストレーナー資格

等、があります。
また、海外でスクールに通う場合は、また違った種類のインストラクター資格があることでしょう。

1-2開業届が必須

もし、どのような形でもピラティスで開業する場合は、個人事業の開業届を出す必要性があります。
これは、事業を始めてから1ヶ月以内に税務署に提出しなければならないものです。開業届を提出することで、確定申告もしなければなりません。

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ピラティスをするために必要なもの

ピラティスレッスンを開始するまでに、必要なものをご紹介します。基本的にこれだけ揃えれば開業に向けて歩き出すことができるでしょう。

2-1レッスン場の確保

何よりも一番大切なのはレッスンをする場所を確保することです。市の公民館や区民館などを週1回というペースで借りることもできますし、または自宅に十分なスペースがあれば、自宅でグループレッスンやプライベートレッスンをすることも可能です。
夏などの場合ですと、マットピラティスは、外のビーチや公園で行っている方もよくいらっしゃいますね。
マシーンピラティスを行いたい場合は、大型の器具もあるので自宅ではなかなか難しい場合もあります。自宅とは別に、自分のスタジオも持つ必要がでてくる可能性も高いといえます。

2-2大きな鏡(壁一面)

部屋の1つの壁一面を鏡にすることも大事です。鏡を置くことによって、自分がしているポーズが合っているか、生徒自身で確認することもできるので、とても便利なツールです。

2-3ヨガマット

ヨガマットは、レッスンを受ける生徒が自分のマットを持ってくる場合もありますが、体験教室用や飛び込みの参加者用に、スタジオにいくつか常備しておく必要があります。
ヨガスタジオでも大体20マットほど用意しているところが多いようです。自分用のヨガマットを持っている生徒さんには、スタジオにマットを置いておける場所を作るサービスをしているスタジオもあります。

2-4レッスン内容に合わせた器具類

スタジオ、また自宅でレッスンを行う場合、どのようなレッスンをするかによって必要な器具が変わってきます。
マットピラティスを専門で行う場合は、ヨガマットがとりあえずあれば開業できます。あとはバランスボールやフレックスバンドなどの予備があっても良いでしょう。マットピラティスは ヨガのように起業投資へのハードルがとても低いと言えます。
また、マシーンピラティスも行う場合には、キャディラックやリフォーマー、ワンダーチェアー、スパインコレクターなどのピラティス専用器具を購入し、スタジオに設置する必要性が出てきます。
特に、個人レッスンをする場合は1つ器具があればいいのですが、収入をあげるためにグループレッスンを行う場合は、器具もその人数に合わせて購入する必要性があります。マシーンピラティスはやり方によって、起業投資がマットピラティスより高くなります。

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自宅開業のメリット

一番手軽ですぐに始めることができるのが自宅での開業です。どのようなメリットがあるのでしょうか。

3-1家賃や交通費がかからない

自宅をレッスンスタジオにすることで、スタジオのレンタル代やスタジオまでの交通費もかかりません。
もし、レッスンに1人だけ来たとしても、10人来たとしても、レンタル代がないので、収入がマイナスになることはありません。

3-2時間に融通がきく

自宅でのレッスンの1番のメリットは時間に融通がきくところです。スタジオをレンタルするとなると、やはりその場所が空いている時だけを早めに予約しなければいけないですし、閉館時間に合わせてレッスンを行う必要性があります。
自宅であれば、自分の空いている日、時間を選んでレッスンを行えますし、それに当てはまらない方には個人レッスンを行うことも可能ですね。
仮にもし、そのレッスン時に生徒が集まらなかったときは、自宅であればキャンセル料などが発生せずに、キャンセルすることができます。

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成功させるための事前準備

ピラティスインストラクターとして成功するにはどんなことに気をつけたら良いでしょうか?

4-1ターゲット層や内装の設定

どのような企業でも同じですが、まずはマーケティングを行いましょう。

・ターゲット層を決める
どのような方を対象に、どの年齢層、女性男性、または専門知識があればマタニティピラティスを専門にするなど、ターゲットを考えます。
こんな人に来てもらいたい、という軽い考えではなく、そのターゲットの顔や行動をイメージできるぐらい明確にターゲットを決めます。
例えば、私のレッスンに来てくれる方は、年齢が30才前半の会社員で、9時から18時までパソコンの前で働き、肩こりで悩んでいる。
このように設定すると、どのようなサービスを提供して、どのような集客をすればいいかアイディアも湧きやすいでしょう。SNSを使って集客することも大事です。

・内装の設定
内装については、まずは光が入ってくる環境がおすすめです。フィットネスジムなどは窓がないところも多いですが、太陽光が入ってくるととても新鮮な空気を感じることができます。初めての方でも入りやすい雰囲気や、例えばタバコのような匂いがしない空間を作ることもとても大切です。

4-2リピーターをえるための工夫

リピーター、ファンを増やす方法はたくさんあります。まず誰でもできそうなことは、生徒について知るということです。生徒に興味を持つと、インストラクターと生徒との距離も縮まり、それが口コミに繋がったりします。
ピラティスは体に良いということを体験で来ていただいた方に押し付けるのではなく、相手の話、悩みをきくことによって、信頼関係も生まれますね。

4-3問い合わせ先やHP

集客の1つとして、HPやブログなどを作ることも1つの手段になります。特に、口コミなどで誰かに紹介したいときなどは、インスタグラムなどもとても便利なツールです。そこにHPをリンクしておくと、お問い合わせ、体験教室への申し込みにも繋がっていきますよ。

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ピラティスで開業する時に必要なことのまとめ

ピラティスで開業するには、まずはどのピラティスを行うかによって変わってきます。マシーンピラティスなのか、マットピラティスを行いたいのか。まずはこれを決めましょう。
その後、そのピラティスに合ったレッスン場所を確保し、開業届を出します。
自宅で開業する時のメリットは、時間の制限がなく、またスタジオのレンタル代もかからない点にあります。スタジオを借りるリスクを背負いたくない方は、まずは自宅で少人数から始めてみることをおすすめします。
起業するにあたって、集客はとても大切な要素です。レッスンに来る生徒さんがいてこその開業ですので、ここには時間も資金も投資する必要があります。今日のレッスンも満席だ、となるぐらいの生徒が集まるようになると良いですね。

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