
これからピラティスを始めようという場合、まずは服装選びに迷うのではないでしょうか。
最初はよくわからないという理由で、ジャージやヨガウェアといった伸縮性のある服装でも構わないでしょう。
伸縮性があって体にフィットした服装であれば、体を動かすエクササイズの多いピラティスにマッチできます。
自分のフォームが正しいかを確認しやすい利点があるからです。
しかし、徐々にピラティスの手法に慣れてきたら、やはり気分的にも本格的なピラティス用のウェアが欲しくなってくるでしょう。
汗をかいても快適で通気性のよい素材によるピラティス用ウェアを揃えたいものです。
そこで本記事では、今後も快適にピラティスを続けていけるための、おしゃれなウェアを選ぶポイントや、失敗しない選び方の方法を解説していきます。
ピラティスを続ける楽しみの一つとして検討してみましょう。
ピラティスに適した服装としては、動きやすいものであればどのような服装でも可能です。
しかし、ピラティスやヨガのエクササイズに専用として作られた、ファッション性の高いもの、機能的なウェアが続々と登場しています。
まずは、以下の内容を踏まえて、自分らしい服装を考えていきましょう。
まずは素材にこだわりを持ってみましょう。
ウェアの素材としては、コットン、ポリエステル、ナイロンなどが代表的ですが、どれにも特徴がありメリット・デメリットがあります。
ピラティスに適したウェアとしては、伸縮性に優れて体の動きを妨げないものがベストです。
ポリエステルやナイロンは速乾性に優れていて、汗をかいても乾きやすく快適さを感じるでしょう。
どれが良いか悪いかには個人差があるので、目的や好みで選ぶことが大切です。
ピラティス用のウェアは、身体に馴染むフィット感のあるものがよいでしょう。
正しい身体の使い方や姿勢を重視するためです。
あまり余裕がある服だとかえって動きを妨げ、インストラクターからの指示を受ける場合にも、身体のラインが確認しづらい現象を起こしてしまうでしょう。
タイトすぎても動きにくさがあります。
程よく適度なフィット感のあるウェアを選ぶことがベストです。
ピラティス用ウェアを選ぶときには、耐久性のあるものをチョイスしましょう。
ピラティスのエクササイズの最中には、動きのある体勢を取ることが多く、ウェアが透けてしまうほど薄いものでは気になって集中できません。
生地に厚みがあって耐久性の高いものを重視して選ぶようにしましょう。
ピラティスを長く快適に続けるためには、吸水性や通気性に優れたものを選ぶようにしましょう。
エクササイズによって汗をかいても速乾性があり、肌ストレスを感じさせないものがベストです。
集中してエクササイズに専念できることがポイントです。
ポリエステルやメッシュ素材などが代表的で、汗をかいても快適さを保ってくれます。
ピラティスをおこなうと体温調整が重要になってきます。
体温が上がりすぎては集中力がなくなり、低すぎると体が硬直してしまうでしょう。
そのため、適切なウェアを着て体温調節できれば、快適にピラティスに取り組むことができます。
薄手のジャケットなども必要に応じながら選べば温度管理が簡単です。
個人の好みにもよりますが、自分なりにおしゃれやファッションにこだわって選ぶと楽しいでしょう。
ピラティス用のウェアは、日常的でカジュアルでも活用できる汎用性のあるものも登場してきました。
トレーニング後でも、そのまま過ごせる洗練されたデザインのものなどがおすすめです。
アスレジャー(アスレチックとレジャーの融合)ファッションと呼ばれるジャンルとして人気があります。
ピラティスのためのウェア選びは、さまざまな側面から考えることができますが、全くの初心者はどのような観点から選ぶほうが良いのでしょうか。
ここでは、さらに初心者向けに限定して、最低限のピラティスのウェア選びについて解説していきましょう。
ピラティスウェア選びでは、おしゃれで個性的なデザインなどを重視してみましょう。
ただし初心者の最初の一枚としては、シンプルなデザインがおすすめです。
これから始めるピラティスでの動きやすさや機能性のことを考えれば、複雑なものよりもシンプルで着やすいウェアからスタートすべきだからです。
慣れてきたら、徐々に個性的なデザインにもチャレンジしても遅くはありません。
ピラティスウェアの一般的イメージとしてはタンクトップ、ブラトップなど露出度が高いイメージがあります。
しかし初心者は露出が控えめになっている長袖タイプのウェアがおすすめです。
ピラティスの場合、室内でのエクササイズのため冷暖房による影響を受けやすくなります。
あまり露出が多いと影響を受けすぎてしまうからです。
気温・室温に合わせながら半袖と長袖を使い分ける工夫が大切です。
初心者のウェア選びでは、スタートした時期の季節に合わせたものを選び、改めて別なシーズン用のウェアも揃えるようにしていくとよいでしょう。
夏のピラティスでは必ず汗をかくので、通気性や吸汗速乾機能のあるウェアがおすすめです。
また、冬場では長袖のウェア、レッグウォーマーに加えて、ファスナーがじゃまにならないアウターも着用しましょう。
ピラティスでは、筋肉の動きを意識したポーズをテンポよく展開します。
そのため、動きを制御する服装をしないように心がけることが大切です。
ピラティス用のウェアでは、エクササイズを効率的にサポートする特徴が施されています。
特徴を理解することによりピラティスに最適なウェア選びができるといってよいでしょう。
快適性および機能性を両立させたウェアを選びたいものです。
ここでは、ピラティスウェアを選ぶ際の5つの重要なポイントについて解説していきます。
以下の5つの内容です。
● 適度にフィットしたもの
● 伸縮性のあるもの
● 吸汗速乾性が高いもの
● 締めつけ感がないもの
● リラックスできるもの
ピラティスのエクササイズでは、身体に馴染むフィットしたウェアがおすすめです。
身体のラインがインストラクターに見えるため、的確なアドバイスを受けることができます。
まずは、適度にフィットできるピラティスウェアを選んで、エクササイズ時での姿勢や動きを確認できるものにしましょう。
ピラティスのウェアは動きに合わせて設計され、不快感や集中力が散漫することを最小限に抑えます。
適度にフィットすることで自己修正もしやすくなり、効果を最大限に引き出すのに役立つでしょう。
ピラティスのウェアは伸縮性に高さで選ぶことです。
インナーマッスルを鍛え関節の可動域を広げるなど、特殊な動きも目立つため生地に伸縮性がないとウェアが動きを邪魔してしまいます。
中でも肩まわりと股関節に伸縮性を帯びた素材のものを選びましょう。
体をねじり、ストレッチをすることも多いのがピラティスです。
伸縮性のある生地なら、体の動きに合わせて自然に伸び縮みして、動作の制限を受けることがありません。
スパンデックスやポリウレタンなどの素材は優れた伸縮性を保ちます。
そのため、ピラティスの服装として最適です。
窮屈さを感じさせず着脱の際の便利さもあるでしょう。
さらには、肌触りのよい素材かどうかも考慮することが大切です。
ピラティスでは吸汗速乾性に優れたウェアが欠かせません。
身体の内側から徐々に温めるエクササイズなので、じわじわと後から汗をかいていくことでしょう。
最初は気にならないかもしれませんが、次第に汗による蒸れや乾いた後の冷えなどが考えられます。
吸汗速乾性の高いピラティスウェアなら。素早く汗を吸い上げ生地を乾かし、体温調節をサポートできるでしょう。
ピラティスで使用するウェアの場合、ポリエステルやナイロンを中心とした合成繊維ですが、特殊加工によって吸汗速乾性を高める工夫がされています。
快適な着心地を保てるピラティスウェアなら集中力を保ち、効果的なエクササイズを実現させてくれるでしょう。
ピラティスのウェアは柔らかいフィット感がありつつもサイズに気をつけましょう。
エクササイズ時での動きを妨げない締めつけが少ないウェアを選ぶことが重要です。
腹部・胸部・股関節周りなどを自由に動かせるウェア選びがポイントです。
注意点は、ゆったりしすぎるのではなく適度にフィットするウェアかどうかにかかってきます。
エクササイズ時の呼吸や筋肉の動きを妨げず、伸縮性に優れたウェアを選びましょう。
ピラティスのウェアは、リラックス感があるものを選びたいものです。
エクササイズでは、胸式呼吸を基本におこないます。
横隔膜や背骨を自由に動かせるような服装を選ぶことが大切です。
着心地のよい質感のもので、ピラティスの動きに合わせた服装であることが重要となるでしょう。
体の動きを妨げない自然な呼吸を促せるのがピラティスウェアの特徴です。
色やデザインも自分好みのものを選べば、より精神的にもリラックスできるでしょう。
ピラティスの効果を最大限に引き出すためにも、リラックス感を大切に選ぶことです。
ピラティス用のウェアを選ぶだけでも、さまざまな側面から考えることができます。
素材や機能面、見た目などもそうですが、各パーツやカテゴリー別にセレクトしていくことも可能です。
ここでは、カテゴリー別でのピラティスウェアの選び方を解説していきます。
ピラティスウェアのトップスでは、Tシャツ、キャミソール、タンクトップ、半袖・長袖などの側面からチョイスすることが考えられるでしょう。
もちろん最初は、既存のTシャツやタンクトップでも構いません。
程よくフィットし着慣れたもののほうが動きを制限しないでしょう。
もし新調するのであれば、胸元とお腹周りが適度にフィットしたもののほうが、めくれが気にならずポーズに集中できます。
なるべくタイトな方向で、締めつけすぎず適度なフィット感のあるトップスがおすすめです。
ピラティスで使用するボトムスは、動きを妨げないレギンスやフィットネスパンツが最適とされています。
エクササイズ時での全身のラインを確認しやすく、姿勢をチェックできるためにややタイトなものです。
長さとしてはフルレングスの7分丈くらいがちょうどよいでしょう。
ショートパンツの場合、動きにくくなり肌がマットに直接触れて摩擦が生じやすいので、レギンスの上にショートパンツを合わせて履くほうがが快適です。
ヨガ用のフルレングスパンツも活用できますが、着用する場合は裾が絞ってあるものにしましょう。
ピラティスで意外と気になるのがアンダーウェアです。
ピラティスのエクササイズでは、仰向けやうつ伏せなどさまざまな動作が強いられます。
女性の場合、アンダーウェアのワイヤーやホックが身体にあたって痛いことがあるでしょう。
できればスポーツブラ、カップ付きウェアを選んだほうがストレスなくエクササイズができます。
ピラティスの場合、あまり靴下への気配りはありません。
理由は、ピラティスのエクササイズは裸足ですることが多いからです。
それでも最近では、滑り止めが付いたピラティス用靴下も登場しています。
滑らず安定しながら冬のピラティスでの防寒対策にもなるでしょう。
真冬でのピラティスエクササイズでは、室内でも寒さを感じることがあるでしょう。
体温を保つために脱ぎやすいアウター、長袖の重ね着をすることも考えられます。
他にも、レッグウォーマー・アームウォーマーといったパーツごとのアイテムも用意しておくとよいでしょう。
ピラティスと類似して比較されやすいのがヨガです。
どちらも心身の健康を目指したエクササイズとして浸透してきました。
目的や動きなどに特徴や違いがあり、それに適した服装で臨む必要があるでしょう。
ここでは、ヨガとピラティスのウェアの違いについて解説していきます。
ヨガは、アーサナと呼ばれるポーズと呼吸法を通じながら、心と体のバランスを整えるエクササイズです。
ポーズは動きもゆっくりで静止した状態が基本となります。
そのため、ヨガに最適なウェアは、深呼吸やアーサナの動きを妨げないものに注目した選び方になるでしょう。
ゆったりと余裕のある服装やストレッチ性のある素材の服装が適しています。
ピラティスは、インナーマッスルを鍛えながらボディラインや姿勢を整えるエクササイズです。
動きのあるポーズが連動していくので、関節の屈伸運動や体をひねる動作が多くなります。
身体に馴染んでフィットする伸縮性に優れたウェアが最適になるでしょう。
多くの専用ウェアは、薄くて柔らかい伸びのある生地で作られています。
また、身体のラインがはっきりと分かるフィット感があるほうが、インストラクターにとっても生徒の体の動きを正確に確認しやすく、的確なアドバイスができるためです。
吸汗速乾性があり、汗を素早く吸収し発散する素材のほうが、快適なエクササイズをサポートできるでしょう。
ピラティスのウェア選びでは、気ままに自由なものを着ても構いませんが、できれば以下の内容に注意を促しておくほうが、より効果を実感できるでしょう。
ここでは、ピラティスウェア選びでの注意点をおさらいします。
ピラティスのウェアは、なるべくフィット感がある身体が見やすいタイプにしましょう。
ボディラインを隠せるゆったりしたウェアを選びたい人もいることでしょう。しかし、そのようなウェアはピラティスに適してはいません。
なによりもインストラクターから習っている人は、フォームなどの確認がしにくくなるためです。
狙った効果を得るためには正しいフォームを身につける必要があり、そのためにも体にフィットするものをできるだけ選びましょう。
ピラティスで着用する服装は、リボンやファスナーなどの装飾がついていないものが理想です。
エクササイズにて動きが多く、これらが邪魔になることがあるからです。
例えば、仰向けになった状態では、ファスナーの金具が背骨にあたって痛みを生じてしまうことが考えられます。
装飾の一部分がマシンに挟まってしまうかもしれません。
エクササイズに集中できなくなる恐れがあるからです。
シンプルで余計なものが付属していないウェアを使うものと覚えておいてください。
ピラティスには、ある程度フィット感があるウェアが適切とされていますが、あまりタイトすぎるウェアでは不向きです。
動きや呼吸を制限する恐れがあるでしょう。
適度なフィット感があってサイズが小さすぎないものと考えておくことです。
ピラティス専用ウェアならば、あらゆる体型に適して程よくフィットする設計になっています。
実際のフィット感は、製品と体型の関係性にも関わってきますが、基本的には普段のサイズ感で選べるものばかりです。
ピラティスには、美容を意識したスタイリッシュなイメージもあるので、ウェアもおしゃれにこだわりたいという人も多いはずです。
そこでここでは、ピラティスのウェアを着こなす上でのコツを紹介します。
ウェアに統一感があるとおしゃれな印象になるでしょう。
インナー・トップス・パンツは関連した同じブランドで揃え、セットアップのウェアを着用することでわかりやすくまとまります。
ウェアの統一感のメリットは、始めたばかりの初心者でも、それなりに着こなしが上手にできることです。
もしウェア選びに悩む場合は、全体を同じブランドのセットとして揃えてみましょう。
コーディネートとして、アクセントを取り入れると印象的な雰囲気になるでしょう。
一般的な着こなしと差別化できるのが理由です。
小物や差し色の活用として、ヘアバンドをカラフルにしてみたり、トップスはシンプルにしながら、パンツは柄のあるものにするといった工夫をしてみるとよいでしょう。
ただし、あくまでアクセント程度にとどめることです。
アクセントのほうが目立ちすぎてしまうと、かえって派手な印象になってしまいます。
ピラティスのウェアは、ストレスを感じにくいものを選ぶことです。
トレンドや機能性にばかりこだわると、かえってエクササイズで快適さを感じないこともあります。
例えば、トップスは基本的にノースリーブが主流ですが、寒さを感じやすいタイプの人には適していません。
ピラティスウェアには正解がありません。
伸縮性・通気性などポイントはいくつもありますが、最終的には自分がストレスを感じないままエクササイズできる素材やタイプを選ぶことが第一です。
ピラティス用のウェアは、現在さまざまなアレンジによる商品が登場しています。
おしゃれなどの感覚は好みや個人差もあるので、必ずこれという正解はありません。
とくに初心者は、ピラティスのエクササイズに効果的なウェア選びのほうが正しいかもしれません。
なによりも、自分の都合に見合った服装を選ぶことが重要です。
快適で効果的なピラティスのエクササイズにするために、ぜひウェア選びを楽しんでみてください。